国際教育論1 オリエンテーション
成績評価とテキスト 人間科学大事典に執筆(5項目)or レポート 平常点(授業参加) テキストは、http://www.asahi-net.or.jp/~fl5k-oot にある。PDFはパソコンで家で、epubはスマホで授業で参照
授業の構成 先進国の教育の特質を考察する アメリカ(自由主義)・北欧(平等主義)・オランダ(自由と平等の調和) アメリカ(自由主義)・北欧(平等主義)・オランダ(自由と平等の調和) 社会主義と民族主義の教育(余裕があれば) 社会主義教育の理論・イスラムとユダヤ 授業の達成目標 教育を多面的に見る 外国を見る魅力と困難
国際社会の教育を概観する PISA騒動 インターネット利用 外国の大学教育を受講 人工知能 日本 ゆとり教育の放棄→学習量増大 日本 ゆとり教育の放棄→学習量増大 ドイツ 伝統的三分岐制度の再検討 デンマーク 試験の導入(最終学年以前は試験のない教育だった) インターネット利用 外国の大学教育を受講 人工知能 各国でロボットによる授業の模索 日本 プログラミング教育の導入
教育の国際的影響(1) 古代帝国への留学 共通言語による統一的高等教育 中国へ 遣隋使・遣唐使 中国へ 遣隋使・遣唐使 ギリシャ・ローマへ アカデメイア(アリストテレス) 共通言語による統一的高等教育 中世ヨーロッパのラテン語 中国文化圏の漢字 イスラム文化圏のアラビア語
教育の国際的影響(2) 世界帝国の成立による教育システムの輸出 近代社会成立によるシステムの移植 スペイン イエズス会 スペイン イエズス会 イギリス イギリス式学校の現地設立と、植民地エリートをイギリス本国へ留学 日本 植民地の教育を本国式に転換 近代社会成立によるシステムの移植 義務教育 三分岐制度・コモンスクールムーブメント 知能テストの活用(身分から知能へ)
教育の国際的影響(3) 20世紀後半の共通の動向 新自由主義と言われる政策 学校選択 バウチャー制度 教育内容の標準化(ナショナル・カリキュラム) 視察制度 試験の活用
教育の国際的影響(4) 国際組織 国際条約 ユネスコ 生涯教育・生涯学習 OECD PISA MOOC 大学教育(国際的開放) ユネスコ 生涯教育・生涯学習 OECD PISA MOOC 大学教育(国際的開放) 国際条約 教育における差別待遇の防止に関する条約 国際人権規約 子どもの権利条約 障害者権利条約
国際教育論の困難さと必要性 教育は基本的に「国民」対象 cf 愛国心教育 教育関連の文献も国民対象 外国の教育を研究する難しさ 教育に限らず、外国を研究することは難しい。個々の現象を理解できても、構造のなかで理解することは、広範囲な知識が必要 それぞれの言語の習得が必要