ビジネスマナー05 ビジネス文書 の書き方
≪ビジネス文書の書き方と留意点≫ ☆ビジネス文書の目的 仕事に必要な情報を伝える 関係者同士で理解する 文書にして記録に残す どうすればわかりやすい 文書になるんだろう?
☆ビジネス文書を書く手順 ポイント ①「目的と主題」を考える ②情報・材料を集める ③全体の構成を考える ④下書きをし、見直す ※信頼できる情報か確認しましょう。 ③全体の構成を考える ※結論・重要事項・依頼内容は一番はじめに! ④下書きをし、見直す ※文字の間違いはもちろん、表現や話の通りも確認しましょう。 ⑤最終チェック・上司などの確認
☆ビジネス文書の書き方 ポイント ①文書の型(フォーマット)を活用する ②1つの文書には1つの用件だけにする ③文章はなるべく簡潔にする ※箇条書きなどを使いましょう ④結論から先に書く ⑤必要な内容を5W1Hにもとづいてまとめる Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(なぜ) How(どのように)
☆正確に書くためのポイント 実践 ①文章のよじれ・ねじれ 例)なお、出欠のご連絡は、佐藤までご連絡いただきます よう、お願いいたします。 例)なお、出欠のご連絡は、佐藤までご連絡いただきます よう、お願いいたします。 ⇒ なお、出欠は、佐藤までご連絡いただきますよう、 お願いいたします。 例)このページの課題は、ボタンの配置をわかりやすく します。 ⇒ このページの課題は、ボタンの配置をわかりやすく することだ。
実践 ②文の形式 例)値段設定に納得いただけておらず、この商品の利用者 は、おそらく少数である。 例)値段設定に納得いただけておらず、この商品の利用者 は、おそらく少数である。 ⇒ 値段設定に納得いただけておらず、この商品の利用者 は、おそらく少数だろう。 例)消費税率の引き上げに応じて、値札の貼り替えは なるべく早く対応する。 ⇒ 消費税率の引き上げに応じて、値札の貼り替えは なるべく早く対応するべきだ。(する必要がある)
実践 ③同音異義語 例)シコウ錯誤してより良くする … ( ) 試行 突然のことでシコウ停止に陥った… ( ) 例)シコウ錯誤してより良くする … ( ) 突然のことでシコウ停止に陥った… ( ) 先輩は熱心で上昇シコウが高い … ( ) 試行 思考 志向 例)成果をオサめる … ( ) 学問をオサめる … ( ) 税金をオサめる … ( ) 収 修 納
実践 ④数値に関わることば 例)参加料は五千円以下である。 …五千円を(含む/含まない)、それより下の金額 例)結果は7月1日以降に出る。 例)参加料は五千円以下である。 …五千円を(含む/含まない)、それより下の金額 例)結果は7月1日以降に出る。 …7月1日を(含む/含まない)、それより後の日程 例)このアトラクションは5歳未満は利用できない …5歳を(含む/含まない)、それより下の年齢
≪社内文書の種類と形式≫ ☆社内文書の目的 社員への連絡、仕事の報告や連絡 ■よく使う社内文書 文書名 目的 報告書 社員への連絡、仕事の報告や連絡 ■よく使う社内文書 文書名 目的 報告書 調査や仕事の経過・成果を報告 稟議(りんぎ)書 案件を回して承認や決済を求める 連絡文書 告知・連絡・依頼・案内等 議事録 会議の全容や結論・経過をまとめる
≪社内文書の形式と作成のポイント≫ ☆社内文書作成のポイント ポイント ①型(フォーマット)を使う ②原則横書きで書く ※数字や外国語を違和感なく使用できる ③文体は「です」「ます」調にする ④箇条書きでまとめるとよい ⑤敬語は最小限にする
実践 報告書を作る ■前付け 作成日時 :報告書を作った日 宛先 :先生宛 所属と氏名 :所属学科、氏名 ■本文 ※テンプレートを使用する場合はWordファイルを参照 報告書を作る ■前付け 作成日時 :報告書を作った日 宛先 :先生宛 所属と氏名 :所属学科、氏名 ■本文 件名 :「授業名」受講報告書 日時 :授業を受けた日付 場所 :学校・教室番号 講義名と講師:授業名・先生のお名前 授業の内容 :授業内容をまとめて書く 所感 :授業の感想 ■後付け 添付資料 :配布された資料(あれば)
チャレンジ 連絡文書を作る ■前付け 作成日時 :文書を作った日 宛先 :受講者各位 発信者 :先生の役職 ■本文 ※テンプレートを使用する場合はWordファイルを参照 連絡文書を作る ■前付け 作成日時 :文書を作った日 宛先 :受講者各位 発信者 :先生の役職 ■本文 件名 :「講義名」試験実施について(通知) 概要 :試験があることを記載 日時 :試験が行われる(仮の)日時 場所 : (仮の)教室番号 ■後付け 追記 :遅刻入室を原則認めないことを書く 担当者 :自分の学科と氏名
仕事に関する告知や、請求書などの帳票のため ≪社外文書の種類と形式≫ ☆社外文書の目的 仕事に関する告知や、請求書などの帳票のため ■よく使う社外文書 文書名 目的 見積書 商品(作業)の値段、納期、支払方法等を提案 発注書 商品や作業を注文(依頼) 納品書 納品した商品(品名・品番・数量等)の確認 請求書 販売(作業)した会社が、発注元に代金を請求 送付状 送付する文書や品物の内容を書いたもの
≪社外文書の形式と作成のポイント≫ ☆社外文書作成のポイント ポイント ①型(フォーマット)を使う ②ビジネス慣用表現を使う ※慣用表現はテキスト等を参照 ③見直して、間違いがないか確認する ※特に金額や数値の不具合に注意 ④敬称・敬語を正しく使用する
☆慣用表現を使った本文の作成と構成 拝啓、謹啓などを使用 季節のあいさつ・日頃の感謝が一般的 頭語 ポイント 季節のあいさつ・日頃の感謝が一般的 ポイント 頭語 拝啓、時下の候、平素は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。 さて、早速ながら下記の書類を同封させていただきました。 ご査収の上、ご配慮賜りますよう、お願い申し上げます。 今後とも変わらぬご愛顧とご支援のほどお願い申し上げます。 敬具 記 ①商品A 納品書 (1部) ②商品A 御請求書 (1部) 以上 前文 「正確に」 「簡潔に」 「丁寧に」 ポイント 主文 本文をまとめ、文章を締めるあいさつ ポイント 末文 結語 頭語とセットで使用する ポイント
実践 送付状を作る ■前付け 宛先 :先生宛(学校名・役職も書く) 作成日時 :文書を作った日 所属と氏名 :所属学科、氏名 ■本文 ※テンプレートを使用する場合はWordファイルを参照 送付状を作る ■前付け 宛先 :先生宛(学校名・役職も書く) 作成日時 :文書を作った日 所属と氏名 :所属学科、氏名 ■本文 件名 :書類送付のご案内 頭語~結語 :書類を同封していることを書く 同封物 :「講義名」レポート (部数) ■後付け 追記 :不備があった場合の対応を書く
良い関係を続けられるよう、儀礼的なものが多い。 ≪社交文書の種類と形式≫ ☆社交文書の目的 良い関係を続けられるよう、儀礼的なものが多い。 ■よく使う社外文書 文書名 目的 見舞状 病気や事故の安否や、 季節の安否(暑中見舞等)をたずねる 案内状・招待状 式典や催しに招待する 挨拶状 開業や移転、異動等を知らせ、これからも 良い関係を続けるようにお願いする
≪社交文書の形式と作成のポイント≫ ☆社交文書作成のポイント ポイント ①基本的に縦書き ②正しい敬語、敬称、慣用表現 ※慣用表現はテキスト等を参照 ③慶事・弔事などは句読点に注意 ※歴史的な理由や、幸せが切れないようになどの理由 ④基本的に件名(標題)は書かない ⑤時期や出す日(吉日)を選ぶ
≪ビジネスメールの特徴≫ ☆ビジネスメールの特徴 遠くてもすぐに届けられる 相手の都合に合わせなくて良い 同時に複数の相手に送信できる 文書、写真、画像なども送信できる 相手の文章を引用できる 記録として残すことができる ただ、相手がすぐに 見るとは限らない!
≪ビジネスメールの書き方≫ ☆ビジネスメールのポイント ポイント ①メールアドレスは正確に ②件名は内容がわかるものに ※「ご連絡」など要件がわからないものはNG! ③見やすいレイアウトに整える ※段落後に1行空行を入れると見やすい ④改行は逆効果の場合がある ※メーラーや画面サイズ、機器によって自動改行される位置が違う!
☆メールを書く前に ※インストールが必要ないメーラー ②自分のメールアドレスを確認 例:〇〇〇 @ XXXX.ac.jp ログインすればどこから でもチェック可能 例:Windows標準メール、Thunderbird、 Outlook、Becky! など ※インストールが必要ないメーラー Gmail、Yahoo!メール など ②自分のメールアドレスを確認 例:〇〇〇 @ XXXX.ac.jp 手紙でいう「宛名」 手紙でいう「住所」
☆メールの作成 【例】Windows標準メール 添付ファイルはここから選ぶか、 メール本文の部分にドラッグ&ドロップ メール本文の作成 ①宛先 送信したい相手のメールアドレスを記載。 複数人に宛てることも可能。 ②CC メールの内容を参考までに知らせたい相手のメール アドレスを記載。 ※CC⇒カーボンコピー ③BCC メールの宛先を公開しないで送りたい相手のメール アドレスを記載。 ※BCC⇒ブラインドカーボンコピー ④件名 このメールで伝えたい内容を簡潔に記載。
会社名、部署名、役職は正確に、略称にしない 始めに「要件は何か」をわかりやすく簡潔に 今後につなげるあいさつで締めるのが一般的 ≪ビジネスメールの書き方≫ 会社名、部署名、役職は正確に、略称にしない ポイント ☆メール本文の構成 ××株式会社 営業部 〇〇 〇〇様 株式会社△△の□□です。 いつもお世話になり、ありがとうございます。 先ほどはお電話にご対応いただき、ありがとうございました。 その際、お話させていただいた次回会議の日程をご相談させて いただけますでしょうか。 ・4/10(月) 13:00~ ・4/11(火) 10:00~ また、次回会議のアジェンダを添付しております。 お手数ですが、ご確認の程よろしくお願い申し上げます。 ご不明な点などございましたらご連絡ください。 何卒、よろしくお願い申し上げます。 -------------------------------------------- 株式会社△△ 営業部 □□ □□ 〒542-**** 大阪市XX0-0-0 TEL:88-8888-88 FAX:99-9999-99 Email:□□@△△.jp 宛名 本文の前に、ワンクッション 感謝の言葉が多い ポイント 書き出し 導入 本文 始めに「要件は何か」をわかりやすく簡潔に ポイント 結び 今後につなげるあいさつで締めるのが一般的 ポイント 署名
実践 ポイント ①機種依存文字を使わない(文字化けの原因!) ②添付ファイルサイズに注意 ③コンピュータウィルスに注意する 例) ① ② ③ ④ ⑤・・・ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ・・・ ㍉ ㌔ ㌢ ㍍ ㌘ ・・・ ②添付ファイルサイズに注意 ③コンピュータウィルスに注意する ④迷惑メール、匿名メールは送らない 実践 ビジネスメールを書いてみよう ビジネスメールを書いて先生宛に送りましょう。 本文には簡単な自己紹介等を書きましょう。