宝塚自慢 皆様こんにちは。西と申します。ただいまより、私の出身地宝塚市が誇る宝塚歌劇の魅力を語らせていただこうと思います。 11841260 西 遼晴
FOREVER 宝塚 日本を代表するエンターテイメントにまで成長した「宝塚歌劇」。 ひとたび幕が開けば夢の空間。 今年は105周年! 日本を代表するエンターテイメントにまで成長した「宝塚歌劇」。団員はすべて未婚の女性のみという、世界にも類を見ない劇団です。 ひとたび幕が開けばゴージャスでスタイリッシュな夢の空間。大人なひと時を味わうことができます。 また、今年は宝塚歌劇ができて105年目です。記念PVをご覧ください。
目次 宝塚歌劇の概要 各組の魅力 宝塚の人気ぶり、おすすめ公演 宝塚大劇場へ ようこそ 今回は、宝塚歌劇の概要、各組の魅力を紹介いたします。そして、いかほど宝塚が人気か、その人気っぷりをご紹介します。ついでに、私の独断と偏見で選んだおすすめの公演も紹介いたします。
宝塚歌劇の概要 宝塚歌劇の幕開けは1914年、大正時代。 (左)小林一三翁 宝塚歌劇の幕開けは1914年、大正時代にさかのぼります。宝塚歌劇を創設したのは、阪急電鉄の発展に貢献し、日本初のターミナルデパート阪急百貨店の開業や、東宝グループの創設にも力を尽くした小林一三(いちぞう)翁。 一三翁は、鉄道の乗客誘致の一環として1911年に誕生した「宝塚新温泉」の拡充にあたり、室内プールを目玉にした2階建ての洋館「パラダイス」を開業。しかし、男女共泳を禁止する時代環境や、温水設備がないことなどから、夏の2ヵ月ほどで閉鎖に追い込まれます。そこで、この場所を使って余興を見せようとひらめいたのが、宝塚歌劇のはじまりです。 (右)小林一三翁の教え「清く 正しく 美しく」。うちの母の座右の銘でもあります。
記念すべき第一回公演。タイトルは「ドンブラコ」 なんと宝塚歌劇の第一回公演は桃太郎だったんです。意外。 宝塚歌劇の幕開けとして、記念すべき年1914年(大正3年)。4月1日にプールを改造したパラダイス劇場で初めて公演を行い、歌と踊りによる華やかな舞台を披露しました。 演目は管弦合奏と合唱以外に、舞踊(白妙・胡蝶の舞・ほか)と歌劇『ドンブラコ』『浮れ達磨』。観覧料は無料でした。以後、1921年の春まで正月・春期・夏期・秋期の年四公演が実施されるようになりました。あのゴージャスな宝塚の第1回公演は桃太郎だったのは意外ですよね
宝塚歌劇だけのシステムとは? 宝塚歌劇は、未婚の女性だけ。 本当は女性なのに男の色気漂うかっこいい男役と、男役を引き立てる娘役 本当は女性なのに男の色気漂うかっこいい男役と、男役を引き立てる娘役 宝塚歌劇は、未婚の女性だけで構成される世界でも珍しい劇団です。当然ながら、女性の役だけでなく、男性の役も女性が演じることになります。男性の役は「男役」、女性の役は「娘役」と呼ばれ、男役は普段から短い髪、娘役はロングヘアと、見た目にも男役と娘役の区別は明快です。 本当は女性なのに男の色気漂うかっこいい男役と、男役を引き立てる娘役。そのどちらが欠けても宝塚歌劇は成立しません。男役と娘役のコンビネーションは大きな見どころのひとつです。 星組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(2017年)より
トップスターと呼ばれる男役と、トップスターに寄り添うトップ娘役 男役の皆さんによる一糸乱れぬ群舞。 すごいの一言。見とれる。 各組には主演コンビとして、トップスターと呼ばれる男役と、トップスターに寄り添うトップ娘役が一人ずついます。多くの公演はトップコンビを中心に展開され、各組メンバーの魅力と融合して独自の魅力が生まれます。 花組公演『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』(2018年)より
宝塚歌劇には現在、花・月・雪・星・宙(そら)の5つの組と専科があります。 宝塚歌劇には現在、花・月・雪・星・宙(そら)の5つの組と専科があります。全ての公演が組ごとに行われ、お芝居やショーの演目の違いはもちろん、組ごとに異なる魅力が楽しめます。 組は1914年の誕生当初からあったわけではありません。観客数の増加に対応するため、1921年から第1部を「花組」、第2部を「月組」とする2組制で公演を行うようになったのが、組制度の始まりです。
各組の魅力 花・月・雪・星・宙の5組+専科それぞれが放つ魅力をご紹介 五組とも、立つ舞台は同じ ここからは、五組それぞれの魅力をご紹介します。
花組 1921年に発足した最も歴史のある組のひとつ。日本初のレビュー『モン・パリ』を初演。組名そのものの華やかさに、実力を兼ね備えた組として人気を博している。 トップスター 明日海りおさん まずは、花組についてご紹介いたします。花組は、1921年に発足した最も歴史のある組のひとつです。 実力派のタカラジェンヌさんが多数在籍する人気の組です。 そんな実力者ぞろいの中でもひときわ輝いているのが、トップスターの明日海りおさんです。 彼女の人気はすごいもので、彼女が出演する公演のいい座席はいつも一瞬で売り切れてしまいます。 そんな大人気のトップスターを一番近くで支えているのは、トップ娘役の華優希さんです。 彼女は、今年の4月29日付でトップに就任しました。これからが楽しみです。 ちなみに明日海さんは、今年の11月29日をもって宝塚を退団されることが決まっています。残念! トップ娘役 華優希さん
月組 1921年に花組と同時発足。『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』などの大作を初演。時代を映し出すように、常に新しく個性的な魅力を発揮してきた。 トップスター 珠城りょうさん 続いて、月組についてご紹介します。月組は、1921年に花組と同時発足しました。宝塚といえばの「ベルサイユのばら」も、初演はこの月組です。 宝塚出身女優として名高い天海祐希さんも、月組出身です。 トップスター、珠城りょうさんは、5組のトップの中でも最も若いトップとして、フレッシュな演技を魅せてくれます。 トップ娘役、美園さくらさんも、元気でフレッシュなヒロインを演じます。 若いトップコンビは、抜群のコンビネーションです。 トップ娘役 美園さくらさん
雪組 1924年、旧宝塚大劇場の誕生とともに新設。心の機微を描く日本物に定評があり『忠臣蔵』『るろうに剣心』など多彩な作品を上演。また1996年には『エリザベート』を初演し成功に導いた。 トップスター 望海風斗さん お次は雪組です。雪組は1924年、旧宝塚大劇場の誕生とともに新設されました。「るろうに剣心」「ルパン三世」など、宝塚らしからぬ題材でもうまくミュージカル作品に変えてしまうすごい組です。 トップコンビのお二人、望海風斗さんと真彩希帆さんは、どちらも歌唱力に定評がございます。めちゃくちゃ歌がうまいです。 演技力も折り紙付きなので、正統派なミュージカルが見たい!という方には雪組をお勧めします。 ただ、人気過ぎてなかなかチケットが取れないなんてこともあり得ます。ご注意を! トップ娘役 真彩希帆さん
星組 東京宝塚劇場の開場にそなえ1933年に新設。2008年『THE SCARLET PIMPERNEL』を初演。組の名前に違わず、ゴージャスで存在感のあるスターを数多く輩出している。 ↓次期トップのお2人 トップスター 紅ゆずるさん 4組目は、星組です。東京宝塚劇場の開場にそなえ1933年に新設されました。その名の通り、星空みたいにジェンヌさんおひとりおひとりがキラキラしていらっしゃるような舞台を魅せてくれます。 その中の北極星が、トップスターの紅ゆずるさんです。個性的な魅力に満ち溢れており、多くのファンを獲得しています。トップ娘役の綺咲 愛里さんは、その見た目の可愛さから男性ファンも多いようです。 ちなみにお二人とも、今年の10月13日をもって退団なさることが決定しています。次期トップスターには礼真琴さん(右上)次期トップ娘役には舞空瞳さん(右下)が決定しています。 トップ娘役 綺咲 愛里さん
宙組 5番目の組として1998年に誕生。東京での通年公演を実現した。発足時より現代的でフレッシュなイメージがあり、迫力のあるコーラスも魅力のひとつ。大作『ファントム』を初演。 トップスター 真風涼帆さん 最後に、宙組について紹介いたします。ちゅうぐみではなく「そらぐみ」と読みます。5番目の組として1998年に誕生し、東京宝塚劇場での通年公演を実現しました。実は結構最近できた組なんですね。 トップスターの真風涼帆さんは、ほんとに元は女性なのかと疑ってしまうほど、包容力のある大人の男性を演じると評判です。 トップ娘役の星風まどかさんは、女子高生から大人の女性まで演じることができる娘役さんです。 星風さんを真風さんがそっと包み込んで恋に落とす、みたいな構図の舞台が多いです。 トップ娘役 星風まどかさん
専科 特定の組に所属せず、各組の舞台に特別出演して舞台を引き締めるスペシャリスト集団。優れた芸の手本として、後輩の育成にも尽力する宝塚の宝箱的存在。 轟悠さん 最後に、専科について紹介いたします。専科って何ぞやと思われた方も少なくないと思いますが、専科とは、特定の組に所属せず、各組の舞台に特別出演して舞台を引き締めるいわゆるスペシャリスト集団のことです。 いろんな組の公演にご出演されます。 轟悠さんは、宝塚の理事を務めておられる、元雪組トップスターです。 松本悠里さんは、なんと御年70歳を超えておられながらも、元気に舞台にご出演されています。野沢雅子さんのようなスーパーおばあちゃんです。 松本悠里さん
277万人 宝塚の人気ぶり 2018年度 観客動員数 日本中、いや、世界でも人気!! ←大劇場は連日満員!! 台湾で行われた公演のチラシ→ 2018年度 観客動員数 宝塚の人気ぶり 日本中、いや、世界でも人気!! ←大劇場は連日満員!! それでは、宝塚歌劇がいかに人気なのか自慢させていただこうかと思います。宝塚市にある宝塚大劇場ですが、連日超満員になります。 東京でも人気があり、宝塚と東京をはしごする方もいます。 また、日本を飛び出して、世界でも公演を行っています! 昨年は星組が、台湾で「THUNDERBOLT FANTASY」、「KILLER ROUGE」を公演しました。 昨年度(2018年度)の観客動員数は277万人を突破したそうです! 台湾で行われた公演のチラシ→
おすすめ公演 ここからは、私が個人的にお勧めする公演を2つご紹介します。 ここからは、私が個人的にお勧めする公演を2つご紹介します。 まずは花組公演「CASANOVA」。 実在したプレイボーイジャコモ・カサノヴァの数奇な人生を、ドーヴ・アチアさん作曲の耳に残りやすいポップかつロマンティックか楽曲とともに描いた、親しみやすい作品です。 そして明日海りおさんの代表作といっても過言ではない「ポーの一族」。萩尾望都さん原作の人気少女漫画の世界観を、見事3次元に持ってきたなという印象を受けました。 どんな公演か、ちらっと動画でお見せします。
動画で紹介 いかがでしたか。気になった方は、ぜひブルーレイやDVDを買ってみてください。
まとめ 105年の中で進化してきた宝塚歌劇 宝塚市民の誇り!! さあ、次の舞台の 開演です! ここまでいろいろ紹介してきましたが、少しでも宝塚の魅力に気づいていただけたなら幸いです!! 宝塚歌劇は105年という長い歴史の中で成長してきました。そしてこれからも成長してくれることでしょう。 私たち宝塚市民の誇りである宝塚歌劇、一度足を運んでみては。 次はどんな舞台で、私たちを楽しませてくれるのでしょうか。 幕が上がります!
引用 宝塚歌劇ホームページ https://kageki.hankyu.co.jp/ 宝塚歌劇・2018年度観客動員数過去最高の277万人 宝塚歌劇ホームページ https://kageki.hankyu.co.jp/ 宝塚歌劇・2018年度観客動員数過去最高の277万人 https://zuka-note.com/archives/3888