「環境教育概論」ガイダンス Introduction to Environmental Education 2018年度前期 2018.4.5 担当:西村仁志
授業の概要 「環境教育」は知識や教養の習得に終始することなく、環境とそれにかかわる問題へのセンスやマインドを身につけ、「持続可能な社会づくり」への参加と行動をもとめる新しい教育実践である。この授業では環境教育のさまざまな実践現場について取り上げ、その全体像について紹介する。またこの講義の受講を通じて一人ひとりが「人・自然・社会をつなぎ直す」人間となることを願っている。
学習の到達目標 「環境教育」とは何かを理解し、またその教育実践について具体的に示し、それらの意義について論じることができるようになること。
担当者:西村仁志 広島修道大学人間環境学部 教授(2012.4〜)。博士(ソーシャル・イノベーション・同志社大学)。 自営事務所「環境共育事務所カラーズ」代表。1963年10月22日生まれ。 京都市左京区にて生まれ育ち、広島修道大学着任直前まで同地に居住。
担当者:西村仁志 同志社大学大学在学中(1982-1986、経済学部)にYMCAの青少年活動に出会い、少年体育、サマーキャンプ、スキー、国際交流などで活躍。卒業後は京都YMCAに就職し、青少年教育のディレクターとして勤務。20代後半になると環境教育や自然体験活動に興味をもち、これらを仕事にしたいという思いがふつふつと湧いて、周囲の心配をよそに7年間勤務した京都YMCAを退職。
担当者:西村仁志 アメリカへの一人旅のあと、無職で家族とたのしく暮らしていたら「環境共育」と"Colors of Nature"のキーワードに出会い、1993年個人事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業した。(妻の西村和代と共同経営)その後18年、環境学習・市民参加まちづくりのコーディネート、コンサルティングや研修会、イベント等の企画運営などを行ってきた。またアメリカ・ヨセミテ国立公園へのキャンプを開催している。
担当者:西村仁志 40代になってから社会人大学院生となり同志社大学大学院総合政策科学研究科で学び、続いて同志社大学政策学部・大学院総合政策科学研究科准教授(2006-2011)。大学院ソーシャル・イノベーション研究コースを担当。 2012年4月、広島修道大学人間環境学部に着任。
参考文献1 降旗信一・高橋正弘編著「現代環境教育入門」(筑波書房) 水山光春編著「よくわかる環境教育」(ミネルヴァ書房) 井上有一・今村光章編著「環境教育学ー社会的公正と存在の豊かさを求めて」(法律文化社) 左巻健男ほか編著「地球環境の教科書10講」(東京書籍) レイチェル・カーソン著「センス・オブ・ワンダー」(新潮社) 杦本育生著「グリーンコンシューマー―世界をエコにする買い物のススメ」(昭和堂)
参考文献2 日本環境教育学会編「環境教育」(教育出版) 日本環境教育フォーラム編著「日本型環境教育の提案」(小学館) 日本環境教育フォーラム編著「日本型環境教育の知恵」(小学館クリエイティブ) 阿部治・野田研一編著「あなたの暮らしが世界を変えるー持続可能な未来がわかる絵本」(山と渓谷社) その他、授業時にも指示する。
授業外学習の課題 参考文献として挙げているものについて、購読をすすめること。 履修上の注意事項 ほぼ毎回、終了時に小レポートを課します。 成績評価の方法・基準 各回の小レポート(30%)+期末レポート(70%)から評価する。
質問・相談等は 研究室は第2研究棟(488)です。対応しますので予めアポイントメントをとってください。 E-mail: hnishimu@shudo-u.ac.jp
「環境教育概論」資料置き場 http://www.yosemite.jp/shudoee/
小レポート 自分が子ども時代を過ごした地域周辺の環境について説明してください。(地名も) 自分の行動で「環境に対して○なこと」、「環境に対して×なこと」をそれぞれ1つ挙げてください。 「先生あのね」(何でも書いてください、ただし回答を要する質問は直接、西村まで)