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連用中止(形)
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て形で二つ以上の文をつなぐ形⇒「て形」接続
ます形でつなぐ形⇒「連用中止」接続 例: (1) 本を読んで、しばらく考える。(て形接続) (2) 本を読み、しばらく考える。(連用中止接続)
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連用中止(形) い形容詞 な形容詞、「名詞+だ」 ⇒ 「~で」 or 「~であり」 ・・・ 主に書きことばで使われる。 例:
な形容詞、「名詞+だ」 ⇒ 「~で」 or 「~であり」 ・・・ 主に書きことばで使われる。 例: (1) 街中は人も少なく、たまに車が通り過ぎる だけであった。 (2) 東北地方では大きな地震があったにも かかわらず、広島市はにぎやかで(あり)、 いつもと変わりがなかった。
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作り方・接続の仕方 V ⇒ ます形の語幹 い形容詞 ⇒ ~く な形容詞 ⇒ ~で or ~であり S ⇒ Sで or Sであり
V ⇒ ます形の語幹 い形容詞 ⇒ ~く な形容詞 ⇒ ~で or ~であり S ⇒ Sで or Sであり V 「いる・見る・寝る」、「来る」 いる: ?い → おり 見る:?見 寝る:?寝 来る:?来(き) *あまり使われない。
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いつ使われるか 1.会話の中で 例: A:今晩のパーティーに出られますか。 B:ええ、今からうちに戻り、着替えてきます。
*動作が引き続いて起こる「継起(けいき)」 →会話の中では、ややかたい、改まった言い方
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例: A1:今日はチリにおける日本語教育についてお話したいと思います。まず、私が通っているサンティアゴ大学についてお話しし、次にほかの日本語学校について話したいと思います。 A2:チリでは高校で日本語を教えるところは少なく、ほとんどの人は大学に入ってから 勉強を始めます。 司会:今日は話し合いに参加していただきありがとうございました。今日の話し合いを通じ、いろいろな情報交換ができました。 → 改まったスピーチや司会
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物事の手順(機械操作、料理の説明など) 例:
(1)まずここにカードを差しこみ、画面が明るくなるのを待ってください。画面が明るくなってきたら、右下の赤いボタンを押してください。画面に何枚かの写真が出ますから、必要な写真をクリックし、写真の下に希望枚数を入れてください。 (2)まずフライパンに油をひき、煙が出るくらい熱してください。フライパンが熱くなったら、にんにくとしょうがを入れ、焦がさないようにいためてください。 次に冷蔵庫からえびを取り出し、フライパンに静かに入れてください。
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例: A:今度の演奏会はご兄弟で出演ですか。 B:ええ、弟がギターを弾き、私がドラムをたたきます。 A:そうですか。わたしもぜひ伺います。 ⇒ 並列表現
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2.文章の中で(文のつながりの例) 例1 事態変化の文 [~なり、~なって、(結局は)~]。 例1: システムが複雑になり、その修正も困難に
例1 事態変化の文 [~なり、~なって、(結局は)~]。 「なる」を「連用中止(形)」と「て形」を混ぜて表す形。 例1: システムが複雑になり、その修正も困難に なって、結局手におえないという状態になっ ている。 例2: 日常の接触が少なくなり、親子意識も希薄 になって、そこに断絶が生まれる。
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2.文章の中で(文のつながりの例) 例2 事態・状況の文 ただし書きの文[しかし、~連用中止、~]。
例2 事態・状況の文 ただし書きの文[しかし、~連用中止、~]。 「連用中止(形)」・・・「(問題・限界が)あり」の形が多い。 例1: ウィルスソフトが次々に作成されている。 しかし、現在、その有効性にも限界があり、ソフト開発自体がいくつもの問題を抱えている。 例2: 毎年多くの医学生が世に輩出される。しかし、個々の技術には問題があり、中には水準に達していない者もいるようだ。
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2.文章の中で(文のつながりの例) 例3 ~とき/場合、~連用中止、~。
例3 ~とき/場合、~連用中止、~。 ある問題に対して、どのように対処するかについての考えを並べるときの「連用中止(形)」 例1: ルールの数や採点方法が複雑なとき、どこに基準を置き、どう判定するかが問題である。 例2: 子どもを持つ女性が海外出張を命じられたとき、誰に子どもを預け、どう家庭を維持するかという問題が起こってくる。
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2.文章の中で(文のつながりの例) 例4 比較の文 [~と比べて/比べても]、~連用中止、~。
例4 比較の文 [~と比べて/比べても]、~連用中止、~。 あるものをほかのものと比較し、それについて評価を述べる言い方。 例1: このDVDレコーダーは他の機種と比べてはるかに録画が簡単であり、画像が鮮明だ。 例2: この大学は、他校と比較しても、教育方針がわかりやすく、信頼できる。
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「連用中止(形)」 と 「~て」の比較 「継起」「付帯状況」「原因・理由」「並列」 1)動作が続いて起こる継起の場合
「連用中止(形)」 と 「~て」の比較 「継起」「付帯状況」「原因・理由」「並列」 1)動作が続いて起こる継起の場合 例: 保育園に子どもを迎えに行って、スーパーで買い物をして、家に帰る。 保育園に子どもを迎えに行き、スーパーで買い物をし、家に帰る。 ???
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保育園に子どもを迎えに行き、スーパーで買い物をして、家に帰る。
b. 保育園に子どもを迎えに行って、スーパーで買い物をし、家に帰る。 ⇒ 「連用中止(形)」 と 「~て」 を 組み合わせて使う。
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2) 付帯状況を表す場合 ヘッドフォンをして音楽を聞く。 シートベルトをして運転する。 例: 座って話す。 めがねをかけて運転した。 × 座り、話す。 × めがねをかけ、運転した。
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3) 原因・理由を表す場合 「~て」・・・後節に無意志動詞や状態動詞が来ると理由を表しやすくなるが「連用中止(形)」では継起を表しているのか、理由を表しているのか区別がつかなくなる。 a. アイスクリームを食べ過ぎて、おなかが痛い。 b. アイスクリームを食べ過ぎ、おなかが痛い。 a. ゆうべは寒くて、寝られなかった。 b. ゆうべは寒く、寝られなかった。
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4) 並列を表す場合 前件、後件で対比的、対照的な事柄を表す場合 「連用中止(形)」 「~て」 両方可能 a.姉がピアノを弾いて、弟がドラムをたたく。 b.姉がピアノを弾き、弟がドラムをたたく。 a.このテレビは画面が明るくて、色がきれいだ。 b.このテレビは画面が明るく、色がきれいだ。
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まとめ ~て 連用中止(形) 継起 ◎ ○ 付帯状況 × 原因・理由 ? 並列
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