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水害時の消毒について 平成22年9月12日 うおぬま調剤グループ

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1 水害時の消毒について 平成22年9月12日 うおぬま調剤グループ
 水害時の消毒について             平成22年9月12日                     うおぬま調剤グループ

2 水害後の問題 1・感染症 消化器系感染症が発生しやすくなる 2・食中毒 水(飲料用、洗浄用)の不足 停電(冷蔵庫の使用不可)等
1・感染症   消化器系感染症が発生しやすくなる 2・食中毒   水(飲料用、洗浄用)の不足 停電(冷蔵庫の使用不可)等 3・害虫の発生  ハエ、蚊の発生 → 感染症の蔓延

3 消毒の基本 ①ウイルス対応 80℃10分の熱処理 500~5,000ppm次亜塩素酸ナトリウム 消毒用エタノール ②一般細菌対応
   80℃10分の熱処理    500~5,000ppm次亜塩素酸ナトリウム    消毒用エタノール ②一般細菌対応    100~1,000ppm次亜塩素酸ナトリウム     0.1~0.2w/v% 両性界面活性剤

4 消毒薬の選定 Ⅰ 基本背景 ①消毒対象物の清潔要求度 ②生体消毒と環境消毒の区別 ③PH、作用時間、温度、濃度の基本条件
消毒薬の選定 Ⅰ 基本背景 ①消毒対象物の清潔要求度 ②生体消毒と環境消毒の区別 ③PH、作用時間、温度、濃度の基本条件 ④抗菌スペクトルの範囲 ⑤作用の持続性、吸着性、浸透性 ⑥有機物存在下での効果 ⑦生体に対する影響 ⑧消毒対象物への影響 ⑨臭気および色素沈着性 ⑩使用方法の簡便性 ⑪廃棄処理の容易性 ⑫環境への影響 ⑬耐性菌の出現頻度 ⑭消毒薬の相互作用

5 水害時の消毒薬の選定 Ⅱ ~実際の使用を考えた場合 ~
水害時の消毒薬の選定 Ⅱ ~実際の使用を考えた場合 ~ ① 入手し易い ② 安価 ③ 安全性 ④ 取り扱いが容易

6 消毒場所、部位の区分

7 消毒場所、部位の区分別消毒薬

8 次亜塩素酸ナトリウム ピューラックス ミルトン ハイター キッチンハイター 次亜塩素酸ナトリウム6% 第2類医薬品 *他にピューラックス10
 が販売されている。 ミルトン 次亜塩素酸ナトリウム1.1% 第2類医薬品 ハイター  キッチンハイター     次亜塩素酸ナトリウム5~6%     雑品扱い  *飲料水の消毒には使えない

9 ①屋外 有機物存在下でも効果が低下しない消毒薬としては,フェノール系とアルデヒド系があるが,経済性,安定性,安全性,使用性から,クレゾール石鹸が実用的であろうと考えられる。実態として,屋外には石灰を散布する例が多いが,効果が不確実なことから,採用に疑問が残る。                     ↓   し尿槽や下水があふれた場所,動物の屍骸や腐敗物が漂着した場所,乾燥しにくい床下などには,消毒薬をじょうろなどで十分濡れるように散布する。氾濫した汚水が付着した壁面などは,布に浸した消毒薬で拭くか,噴霧器で噴霧する。 ハエ・蚊発生予防 し尿槽,漂着した動物の屍骸や腐敗物などに発生するウジや,下水溝や水溜りに発生するボウフラを駆除するための殺虫剤としては,通常オルソ剤(オルトジクロルベンゼンとクレゾールの合剤)が散布する。

10 ②半屋外 有機物存在下でも効果が低下しない消毒薬としては,フェノール系とアルデヒド系があるが,経済性,安定性,安全性,使用性から,クレゾール石鹸が実用的であると考えられる。しかし、臭気の問題が残る、気になる場合は陽性界面活性剤(逆性石鹸)の使用が適当と考えられる。                 ↓  消毒薬をじょうろなどで十分濡れるように散布する。氾濫した汚水が付着した壁面などは,布に浸した消毒薬で拭くか,噴霧器で噴霧する。

11 ③屋内 これらに使用できる消毒薬としては,フェノール系,アルコール系,アルデヒド系,界面活性剤,ビグアナイド系と,ほとんどの消毒薬が使用可能である。しかし,アルコール系とビグアナイド系は経済性の点で,アルデヒド系は使用性,安全性の点で難がある。また,フェノール系は臭気が残るため,界面活性剤が最も使いやすいと考えられる。両性界面活性剤は,起泡性や洗浄性があり効果も強いが,脱脂作用が強く手指の消毒には使いにくいので,陽性界面活性剤(逆性石鹸)の使用が適当と考えられる。                    ↓   汚水に浸かった壁面や床,家財道具などは,水で汚れを洗い流すか雑巾などで水拭きしてから,布に浸した消毒薬で拭きとるか噴霧器で濡れる程度に噴霧する。その後,風通しのよい場所で乾燥させる。

12 ④手指 手指の消毒に使用できる消毒薬も多いが,安全性の点から逆性石鹸とビグアナイド系のクロルヘキシジンの使用が,適当であると考えられる。
特に,災害時には清潔な水を確保できないことがあるため,水を必要としない速乾性擦式手指消毒薬と呼ばれる製品を使用することが最適であろう。これは,逆性石鹸やクロルヘキシジンに,エタノールや皮膚保護剤などを加えたもので,消毒前に水で手洗いすることや消毒後にタオルなどで拭くことも必要としない。また,エタノールは即効的に作用し逆性石鹸などは皮膚に皮膜を作り長時間作用するという特徴を持つ。 逆性石鹸が他の用途にも流用できる点から利用価値がある。                  ↓   手指を消毒するには,清潔な流水がある場合は,泥などの汚れを落とした後,0.025%、0.05%、0.1%オスバン消毒液なら原液を手に取り摩擦しそのまま乾燥させる。清潔な流水がない場合は,そのまま上記原液を手に取り摩擦し乾燥させる。

13 ⑤食器 安全性を考慮し,食品関係で一般的に使用されている次亜塩素酸ナトリウムが最適であろう。 ↓
             ↓  消毒薬の中に食器類を 5分以上浸し,その後自然に乾燥させる。  界面活性剤が添加されているものは要洗浄。    (キッチンハイター、洗濯時漂白用ハイターなど要洗浄)

14 ⑥井戸水 飲料水に使用できる消毒薬は塩素系以外にはなく,次亜塩素酸ナトリウムが使われている。 ↓
               ↓   汚染された井戸水は,水質検査で飲用可能となるまでは飲まない方がよいが,やむを得ず使用する場合は煮沸してから用いる。また,消毒薬を使用する場合には,汲み取った水に残留塩素として1~2ppmの濃度になるように次亜塩素酸ナトリウムを加えて調整する。   (但し、界面活性剤等の入った次亜塩素酸ナトリウム製品は使用不可)

15 消毒薬使用時の注意 ①消毒薬は,通常希釈して用いるが,その濃度を誤ると効果を発揮しないこともある。また,販売されている商品により濃度が異なることもあり,希釈倍率も異なるので,説明書をよく読んで使用すること。 ②種類の異なる消毒薬を混ぜると効果がなくなることがある他,有毒のガスを発生したり発熱したりして危険なことがあるので,混ぜてはいけない。また、逆性石鹸と普通の石鹸を同時に使うと効果が無くなる。次亜塩素酸ナトリウムとエタノールと混ぜると発熱する。 ③消毒薬の原液がかかると皮膚を腐食したりすることがあるため,取扱いには十分注意を払い,できればゴム手袋をしてメガネをかけマスクをするなどして作業をすることが望ましい。 ④希釈した消毒薬は,効果が低下しやすいので,必ず使用する直前に希釈すること。 ⑤使用したバケツやじょうろなどは,水で十分に洗っておく。また、残剤は浄化槽 に混入するような廃棄をしない。例えば浄化槽使用のトイレなどにも不可である。 ⑥誤って飲んでしまうと危険なことがあるため,容器を入れ替えたりラベルをはがしてしまうことは,絶対やめること。 ⑦消毒薬を保管する場合は,日の当たらない涼しい場所で,子供の手の届かないところに保管する。

16 農薬、除草剤噴霧器の利用

17 水害時の各消毒剤の特徴と注意点1

18 水害時の各消毒剤の特徴と注意点2

19

20 次亜塩素酸ナトリウム希釈法 (ピューラックス・ミルトンなど)


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