パーソナライズドウェブページに よる 学生レポートシステムの開発 小濱隆司 斎藤博人 中村尚五 東京電機大学 情報環境学部 2004年電子情報通信学会総合大会.

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パーソナライズドウェブページに よる 学生レポートシステムの開発 小濱隆司 斎藤博人 中村尚五 東京電機大学 情報環境学部 2004年電子情報通信学会総合大会

アウトライン 背景と目的 システム構成  パーソナライズド・ウェブページ  レポートシステム 設定 運用と評価 まとめ 今後の課題

背景 ダイナミック シラバス ダイナミック シラバス レポート 学生の記録 学習の進捗度 フィードバック 学習の進捗度 フィードバック 学生に合わせた カリキュラム 学生に合わせた カリキュラム 教育支援システムの開発 JABEE テスト・試験

目的 学生レポートの記録  電子ファイル  DB ・ファイルシステム ウェブインタフェースの実現  レポートの提出・閲覧  レポートの添削・返却 学生 レポート 学生 レポート ペーパーレス DB ファイル レポー ト 閲覧な ど

レポートシステムの構成 DB ネットワーク ファイル システム 教職員PC 学生PC FONシステム アクセス制御 PWPシステム レポートシステム HTTPS・認証 レポート提出 仮想ディレクトリ 電子掲示板情報検索 ウェブサーバ レポート閲覧

パーソナライズド・ウェブページ (PWP) 個人を対象に必要な 情報を提供 ウェブ・アプリケー ション  SSL ・認証 機能  電子掲示板と検索  各種登録情報の閲覧  個人・共有ファイルの 管理

レポートシステム FON ( File On Network )と は?  ネットワーク上のファイル管理 システム FTP,NFS,Samba,DAV など  ウェブ・仮想ディレクトリ構造  アクセス権の管理 レポートシステム  アクセス権に期間情報を追加  提出時間を記録  レポートの提出・閲覧

設定 履修登録情報から必要に応じて自動生成 レポートディレクトリ作成  年度 / 科目 / 回数 / 学籍番号 学生側のアクセス権設定  自分のディレクトリのみ閲覧を許可  提出期間のみ書き込みを許可 教員側のアクセス権設定  閲覧を許可  添削・返却する場合、書き込みを許可

運用 2003 年度春・秋セメスター  コンピュータリテラシー(春・ 秋)  基礎プロジェクト A  ディジタル信号処理  マルチメディア工学 レポート提出・閲覧  学内に限定 レポート受け取りの確認は無 し 授業ページからリンク

アンケート評価 実施科目  コンピュータリテラシー(1年次生・ 106 人)  基礎プロジェクト A (2年次生・ 143 人) 質問項目  操作性  ディレクトリ構成  提出方法  自由記述

アンケート結果(操作性) 「レポート提出の操作はどうでしたか。」

アンケート結果(ディレクトリ 構成) 「レポート提出用フォルダ構成はどうでした か。」

アンケート結果(提出方法) 「ネットワークでレポートを提出することに関 してどう思うか。」

アンケート結果(自由記述) 自由記述(抜粋)  1度使い方がわかれば便利だと思います。  どの宿題をどこに入れるともっとわかりやすくして ほしい  複数ファイルを提出するとき,一気に選択できるよ うにしてほしい。  とても便利ですが,ちゃんと提出できているのか不 安になることが多かったです。  家からできるとほんとに便利だと思う。  VPN を使って家から PWP を使っていますが,ファイ ルが大きい場合、回線が込んでいる場合 自宅回線が 細い場合などを考慮するとあまり使用するのは不向 きかと思います。

まとめ パーソナライズド・ウェブページ(PW P)を使用したレポートシステムを開発 した。  学生は,ウェブでレポート提出と閲覧ができ る。  教員は,レポートの閲覧・添削・返却ができ る。 2003 年度は、4科目で運用し,アンケー ト評価ではおおむね好評であった。

今後の課題 学生側:レポート提出インタフェースの 改善 教員側:インタフェースの改善