論文執筆の手引き 形式編
トップレベルの構成 Title page Abstract Introduction Main body Conclusions References
Abstract 以上各項目ついて1あるいは数センテンスで順に述べる。想定される 読者の専門知識だけで理解できるように用語を選ぶ。
Abstract 何を発見 or 発明 or 提案 or 開発したのか – どのような研究領域における課題なのか なぜ、それに取り組んだのか – この研究領域で課題とされていることは何か – 取り組んだ課題はこの研究領域でどこまで達成されているのか。 先行する研究成果について必ず言及する。 どのような方法をとったか – どのような方法をとったか 研究結果の意味 or 評価 – どのようなユーザにとってどういう利益があるのか – この研究領域 or 社会に対しどのような影響を及ぼすか 以上の各項目に 1 ~数センテンスで
Introduction 何を発見 or 発明 or 提案 or 開発したのか – どのような研究領域における課題なのか 課題の定義内容を詳細に – 課題を述べるための用語や課題を理解するための予備知識 – この課題を取り上げた理由 – 何ができたら課題達成と見なしうるか 先行する成果、類似研究 – 取り組んだ課題はこの研究領域でどこまで達成されているのか。 先行する研究成果について必ず言及する。
Introduction 続き どのような方法をとったか – どのような方法をとったか 研究結果の意味 or 評価 – どのようなユーザにとってどういう利益があるのか – この研究領域 or 社会に対しどのような影響を及ぼすか この論文の構成 以上の各項目を 1 ~数パラグラフで
Main body With what device, methods, or approaches did you conduct your research? What did you find or invent? What are the implications of your results? 以上の各項目ごとに1あるいは数セクショ ンを割り当てて述べる。先行研究結果と 自分の貢献の部分をきちんと切り分けて 述べる。
Conclusions 研究結果のまとめ Abstract と項目は一致するが、 main body を読んだ読者を想定して厳密な書き方を してよい。 今後の展望、展開
References 標準の形式で
Top heavy な構成 次のスライドで説明するどのレベルにお いても,重要なこと,結論から先に述べ る。 Big picture を先に描く 細かいことほど後に
階層構成の目安 Thesis( 卒論 ) のように長い論文の場合は,章,セ クション,パラグラフの3段階の構造 Extended abstract や Conference paper のような 一般の論文の場合はセクション,パラグラフの 2段階の構造 セクションは大きな結論をもつ – パラグラフの並びがセクションの結論を証明するも のになる – 読み返さなくてもよいようにパラグラフが配列され ていることを logical な構成と呼ぶ – 結論のパラグラフが必要
パラグラフの原則的な構成 各パラグラフは1つの topic を扱う。 パラグラフの主張文( topic sentence ) – パラグラフは主張文(インフォーマル)ではじめる。 直前のパラグラフに対して,順接,逆説,話題転換 の区別を適切な接続語を使って示す。 – パラグラフの最後はパラグラフ body の内容を踏まえ た述べ方で,もう一度主張を述べる。 パラグラフ body では冒頭の主張文の証明を行う。 例を,できれば,3つあげる。 – 読み返さなくてもよいようにセンテンスが配列され ていることを logical な構成と呼ぶ。