1 若者の夢を育む工学教育 (財 ) 日本無線協会 参与 芝浦工大 非常勤講師 都立航空高専 元校長 島田 一雄
お話しすること 1 .衛星設計コンテスト 2 .大学・大学院生による小型衛星開発 3 .世界最年少の高専学生による 超小型衛星開発 4 .高専教育
高校生から大学院生までの工学系の分野で学ぶ日本の 学生 教育プログラム を対象にした、コンテスト形式の教育プログラム 参加者は、小型人工衛星システムあるいは宇宙ミッションを 創出し、その設計を行う。 審査員は、着想点、創意工夫、基礎的な技術知識、将来性、 等々からすぐれた作品を選考 ( 第 1 次選考)する。 学生の意欲継続・将来へ の ステップアップに向けたアドバイスを行う 審査員は、すべての作品に対して、学生の意欲継続・将来へ の ステップアップに向けたアドバイスを行う。 最終審査会で、学生は聴衆の前で模型を使った プレゼンテーションを行い、優秀作品を表彰する。 応募区分: 設計の部、アイディアの部、ジュニアの部(高 校生) 1 .衛星設計コンテストとは
衛星設計コンテスト 一次審査:書類審査 最終審査:模型を提示しての発表 会 ・アイデアの部 ・設計の部 ・ジュニアの部 1993年開始 日本機械学会などの主催 学生の宇宙への関心・情 熱 「も の」
衛星設計コンテストは衛星修業の道場 だ CANSAT CubeSAT 衛星を設計 してみた い! 実衛星へチャレンジ 衛星設計の勉強 設計設計 衛星開発、利用の最前線の専門家 力試し 学んだ技術を宇 宙へ応用したい レベルアップ 審査 アドバイス H-IIA 相乗り 小型衛星など
衛星設計コンテストのここがすご い! 衛星メーカ・研究開発機関の最前線の技術者 衛星メーカ・研究開発機関の最前線の技術者 大学宇宙教育の最前線の教育者 大学宇宙教育の最前線の教育者 宇宙教育支援組織の代表者 宇宙教育支援組織の代表者 応募者を審査・サポートしてくれる人たち 応募者作品を大事に育てる 応募者作品を大事に育てる コンテスト作品の打ち上げを目指して努 力 コンテスト作品の打ち上げを目指して努 力
過去 6 年間の参加校の推移 ※今年度は 40 件応募(高校が 8 件 →15 件に倍増)
1993 年 1995 年 2002 年 国際宇宙年( ISY) 第 1 回衛星設計コンテスト 鯨生態観測衛星「観太くん」入選 (第 3 回 初の外国人参加者) 鯨生態系観測衛星「観太くん」、 H-IIA ロケット 4 号 機で打ち上げ 2005 年 高校生を対象にしたジュニアの部新設 東京大学 XI-IV 、東京工業大学 CUTE-I 打ち上げ 2003 年 東京大学 XI-V 、東京工業大学 CUTE-1.7+APD 打ち上げ 2006 年 日本大学 SEEDS1 号機打ち上げ(ロケット失敗) 2008 年 東京工業大学 CUTE-1.7+APD II 打ち上げ 日本大学 SEEDS2 号機打ち上げ 衛星設計コンテストと大学衛星打ち上げの歴史
第 1 回 (1993 年 ) 第 11 回 (2003 年 ) 東京大学 赤外線位置天文観測衛星あさがお 第 12 回 (2004 年 ) 東京工業大学大学院 偏光 X 線観測衛星「燕」 東北大学大学院 流星群観測衛星 LEOLEO 第 9 回 (2001 年 ) 第 7 回 (1999 年 ) 東京都立航空工業高等専門学校 衛星3兄弟 千葉工業大学 「鯨生態観測用小型衛星システム」 九州大学大学院 「月周回カメラ衛星 LUNA2001 の提案」 第 6 回 (1998 年 ) これまでの代表的な作品 ( 応募作品は450件を超え る)
衛星設計コンテスト各賞一覧(第1~ 6回)