マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチ
マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチの 特徴 内外資産が不完全代替( ← 為替リス ク) 分散投資(ポートフォリオ)によって リスクを軽減可能。 経常収支黒字累積 → 外国資産流入 → 国 際ポートフォリオ → 為替相場
マクロ金融論 資産市場と経常収支
マクロ金融論 内外資産のポートフォリオ・バ ランス(供給面) ポートフォリオ・バランス供給
マクロ金融論 内外資産のポートフォリオ・バ ランス(需要面) ポートフォリオ・バランス需要 ← ①予想内外収益率格差 ②為替リスク
マクロ金融論 内外資産のポートフォリオ・バ ランス(需要面) ポートフォリオ・バランス需要式の特 定化
マクロ金融論 ポートフォリオ・バランス需給 均衡式 需給均衡式
マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチに おける金利決定式 (1) 金利決定式 (参照)カバーなし金利平価式
マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチに おける金利決定式 (2) 国内資産に対するリスク・プレミアム 外国資産に対するリスク・プレミアム
マクロ金融論 内外資産のリスク・プレミア ム 為替リスク 内外資産供給残高 ↑ ポートフォリオ・バランス需要とポー トフォリオ・バランス供給の相違
マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチに おける為替相場決定式 為替相場決定式 (参照)カバーなし金利平価
マクロ金融論 ポートフォリオ・アプローチに おける為替相場決定要因 内外金利差 将来の予想為替相場 為替リスク 内外資産供給残高 ↑ ポートフォリオ・バランス需要とポー トフォリオ・バランス供給の相違
マクロ金融論 長期的な財政赤字の効果 1980 年代の米国の財政赤字の結果、 80 年代前半にドル高、 80 年代後半にドル 安。 財政赤字の短期的効果⇒金利上昇⇒ド ル高 長期的な財政赤字の効果⇒ドル建て債 の累積⇒ドル資産のリスク・プレミア ム上昇⇒ドル安
マクロ金融論
マクロ金融論
マクロ金融論
マクロ金融論
マクロ金融論
マクロ金融論 最近の米国の経常収支赤字と ドル安 米国の経常収支赤字が 1990 年代後半よ り増加している。 1990 年後半の米国の経常収支赤字は、 ドル高を伴い、 2002 年以降の米国の経 常収支赤字は、ドル安を伴っている。 米国の経常収支赤字の原因:過剰投資 ( 1990 年代後半)⇒財政赤字( 2001 年 以降)⇒過剰住宅投資( 2004 - 2005 年)
マクロ金融論 最近の米国の経常収支とドル
マクロ金融論 米国の貯蓄投資バランス
マクロ金融論 アメリカの経常収支赤字は持続可能 か? 経常収支赤字だけをみると、経常収支赤字は 持続不可能。 しかし、持続不可能な経常収支赤字をファイ ナンスするに十分なだけのアメリカへの資本 流入があれば、国際収支全体(経常収支赤字 +資本収支黒字)は持続可能。 したがって、アメリカの経常収支赤字の持続 不可能性がいかにファイナンス(資本流入) されるが問題。 アメリカへの資本流入が先細りとなったのは、 2001 年( 9.11 同時多発テロ事件)にあったが、 2007 年夏以降のサブプライム危機がアメリカ への資本流入を抑制している。
マクロ金融論 グローバル・インバランス グローバル・インバランス(世界的な 経常収支不均衡) (1) アメリカの経常収支赤字( ←IT ブーム の中の設備投資、財政赤字、住宅投資 (その後、サブプライム問題に発 展)) (2) 日本、中国、東アジアの経常収支黒字 ( ← 過剰貯蓄( Bernanke )) (3) 原油産油諸国の経常収支黒字( ← 原油 高、ソブリン・ウェルス・ファンド ( SWF ))
マクロ金融論 各国の経常収支不均衡