心理学におけるコンピュータ利用の実例 (1) 心理学情報処理法Ⅰ
心理学におけるコンピュータ利用の実例 (1) 一般感情尺度 小川・門地・菊谷・鈴木 (2000) 感情状態を測るための質問紙 ( アンケート ) ・肯定的感情 (8 項目 ) ・否定的感情 (8 項目 ) ・安静状態 (8 項目 ) の計 24 項目 肯定的感情( PA ) 活気のある やる気に満ちた 快調な 陽気な 楽しい 充実した 元気な 愉快な 否定的感情( NA ) うろたえた 恐ろしい 動揺した びくびくした 緊張した 驚いた 罪悪感 そわそわした 安静状態( CA ) ゆったりした 平穏な のどかな のんきな くつろいだ ゆっくりした 平静な 静かな 表 1 一般感情尺度の下位因子とその構成要素 感情状態をおおまかに 知るために便利!
幽霊が出没する病院跡地をさまよい、霊を封じ込め ることのできる射影機をたよりに謎をといていくW ii用ホラーゲームソフト。 Wii のモーションコント ローラを用いた直感的な操作体系が特徴。 ホラーゲーム 「零 月蝕の仮面(任天堂 / テクモ)」 図 1 各期間における PA, NA, CA の変 化 肯定的 ( ポジティブ ) 感情は減る 否定的 ( ネガティブ ) 感情は増え る 安静 ( リラックス ) 感情は大き く 減る
すでに存在する質問紙から、感情状態調査項目をチョイスする。 多面的感情状態尺度、 PANAS 、 GACL など・・・ 上記調査項目を用い、実際に調査を行い、 コンピュータを使って数学的に関連の深 い項目をまとめ上げる ( 因子分析 ) 。 → 大きく 3 つのグループに分かれる ( 肯定 的感情・否定的感情・安静状態 ) 。各グ ループの主要な項目を 8 つ選定 (8×3=24 項 目 )
実績のある質問紙 ( ここでは POMS) と同時測定し、 値を比較する ( 妥当性の検討 ) 。 作成した質問紙の特徴を考察、引用文献 を掲載しておわり。
Word や Excel で 作成 たいてい Excel を 利用 SAS や SPSS ( 統計ソフ ト ) Web ブラウザ を利用 Word や テキスト エディタ パワーポイ ント等を利 用 ともかくコンピュータを いっぱい使う!
バージョンアップ履歴 2011/03/25 作成