「自校の組織的な課題解決に向けた取り 組み~本年度の取り組みの成果と課題か ら~ 佐伯市立上堅田小学校 野々下 徹.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
スクールカウンセラーは心の専門家として 学校をサポートします! 生徒の不安や悩み、問題行動を解消するために 教職員のスキルアップを図るために 生徒が生活上の困難・ストレスに直面した時の 対処方法を身に付けるために 関係機関との連携を図るために.
Advertisements

おおた中学校サポート連絡会(仮) 2016年02月吉日 みその学校サポート事務局 細川 COPYRIGHT 2015 MISONO GAKKOU SUPPORTCOPYRIGHT 2016 OOTA CHUUGAKU SUPPORT RENRAKU-KAI.
教員に組織の一員としての経営参画 意識を育てる 校内組織や組織マネジメントの工夫 小平市立小平第十四小学校 校 長 村松 守夫 1.
H22.4.23(金). ① 本人が自分の将来を見据えた進路選択 ② 知識・理解の定着を図る指導 ③ よりよい生き方の追及.
熱海市教育振興基本計画 1.子どもの力を伸ばす教育の推進 2.学校・教職員の力を高め、安全・安心な 教育環境の整備 3.子どもの未来を応援する教育環境の整備 2.学校・教職員の力を高めます 3.みんなで子どもの未来を応援します 4.生涯学習を支えます 4.循環型生涯学習社会の整備 1.子どもの力を伸ばします.
学力向上の課題と今後の具体的な取組 【 今後の具体的な取組 】 学力調査 【 課 題 】 ①授業での理解力の向上 ②家庭学習への意欲化
シンポジウム 子どもの豊かな育ちを 支援する地域力
経営参画意識を育てる学校運営 ~校内組織と組織マネジメントの工夫~
H27.3.27 大分県教育庁佐伯教育事務所 米持武彦
安全衛生委員会の活用を図ろう 1.安全衛生委員会の性格・目的、機能を明確にし、規定化する(労使共同宣言)。
危機対応マニュアル 羽島市立羽島中学校 学校施設等の爆破予告 <未然防止のためのポイント>
学校における学校応援団の組織づくり 学校経営方針への位置付け 職員会議で説明 企画・運営委員会等で検討 成果と課題の整理
 テーマ別解説 中学校における 情報モラル指導の実際 千葉県八千代市立八千代中学校 校長 坂本 仁.
平成25年校務分掌表 校長 教頭 職員会議 運営委員会 総務部 教務部 教科部 専門部Ⅰ部 専門部Ⅱ部 学年部 各委員会 4組 3組 2組
いじめ防止全体指導計画 【対応1】 未然防止・早期発見 【対応2】 緊急対応・早期対応 いじめ発生 基本姿勢 雲仙市立千々石第一小学校
教育環境整備に予算を効果的に運用するために 市教研財務グループ
当校の現状と課題及び 解決の方向性について
子どもが主役となる明るく元気な学級づくり
徳島の子どもの学力向上及び 生活習慣・学習習慣等の改善をめざして
H27大阪の子どもを守るネット対策事業(文科省委託事業)
三重県立杉の子特別支援学校石薬師分校いじめ防止基本方針
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
マット運動における教師の指導力向上 ~デジタル指導書の活用を通して~
組織的な学校事務の 推進会議報告 四万十市学校事務支援室       事務長         作成 利岡小学校 
桑 名 市    市議会定例会[12月] 提出議案の概要について.
校内支援体制の構築と その運用 茨城県守谷市立松前台小学校
PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業(新規) 平成20年度予算額(案) 42,790千円              
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
教育研修センター通信 ☆情報教育夏季研修☆(7/23,24 8/22実施) ☆人権教育研修☆(7月25日実施)
Ⅲ.サービス開発の方法.
課題の整理表 № 記入様式 1 グループ 利用者名 さん 意向等ニーズの把握 初期状態の評価 (利用者の状況 ・環境の状況)
○県教育委員会の考える課題を 知り、予算獲得への連携を ○今、校長として校長会として 考えるべきこと ○国の教育改革の動き
 H21年度 研究概要 本校の研究について発表します。本校は、全国学力・学習状況調査等を活用した学校改善の推進に係る実践研究の協力校として文部科学省から本年度指定を受けました。19年度の結果をふまえて、昨年度の11月から「自ら学ぶ意欲」を育てる教育への転換を図る方向で授業や評価の改善の研究を進めてまいりましたが、本年度は「話合い活動」に着目して研究課題を設定しました。
教育とは 未来に向けて方向を示し 挑戦する勇気を育み、 めげそうになった心を励まし 支えていくこと
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
福祉サービス部会 平成27年度 活動計画(案) 岡山南障がい者相談支援センター 村上 眞 平成28年6月10日
<校訓> つよく・あかるく・たくましく 【目指す宇佐支援学校の児童生徒像】
スライド資料 E1 教育校務の情報化 〈タイトル〉 ここでは、教育の情報化とICT活用について学びます。 兵庫県版研修プログラム.
The 7th Junior High School
第70回全国連合小学校長会 研究協議会北海道大会 第61回北海道小学校長会 教育研究函館大会
組織論による特色ある カリキュラムの理論と実際 第11回 特色あるカリキュラムづくりの理論と実際 兵庫教育大学大学院 教授
学校評価と事務職員の役割 学校評価に対する 事務職員の 視点を養おう! 平成26年7月29日 夏季学習会.
不登校対策担当者の役割 キーパーソン? 学校の 組織的な対応 不登校対策担当者ナビー1 宮城県総合教育センター ②校外研修に参加
授業者 (「私」が) 「校内委員会」とは,特別支援教育に関する校内委員会のことです。
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
重症心身障害児者等 コーディネーター育成研修 2 計画作成③ 重症心身障害児者等の ニーズ把握事例 ~久留米市のコーディネートの現状~
平成29年度 埼玉県立熊谷特別支援学校グランドデザイン
計 画 支 援 要 請 支 援 平成21年度の研修支援 「『大阪の教育力』向上プラン」に基づく府内全公立小中学校への訪問
生活支援 中央研修 H26.9.4(木)~5(金) 品川フロントビル会議室 H26.9.6(土)~7(日) JA共済ビルカンファレンスホール
福岡県教育センター ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 研修担当の先生へ ※ ※ ※ ※ ※ ※
いきいき笑顔応援プロジェクトによる支援の流れ確認シート
資料2 分権型教育行政について.
大阪府域における太陽光発電施設の地域との共生を推進する体制<大阪モデル>(案)
歓迎のあいさつ [年度を挿入] 学年度 学校名 教員名 学年 2019/5/5.
「直接支援チーム」とは? B チーム支援ガイド Bー1 宮城県総合教育センター
平成29年度 名古屋市立日比野中学校グランドデザイン
教育目標 重点目標 取組の柱 学習意欲・学力向上 人間関係作り 体づくり 特色ある取組の充実と発展 チーム安塚
〜平成31年度の主な取り組み・予算(案)〜 (平成30年度からの変更項目を主に抜粋)
発 達 障 が い 児 者 総 合 支 援 事 業 平成29年度予算 218,128千円
1 はじめに 2 防災主任配置に至る経緯 3 防災主任の役割 4 具体的な業務の例 5 教職員の連携・役割分担 6 おわりに
小中連携・一貫教育による確かな学力の育成
高等学校において留意願いたい事項について
鍋屋田小学校 コミュニティ・スクールの活動
健康教育導入について 宮崎県薬剤師会 健康教育推進委員会  鈴木 啓子.
基礎情報の収集・・・前年度の出欠席状況、配慮の必要性、長期欠席経験者への対応
学校における教育の情報化の推進と校内研修の企画運営
特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
「岩手の教育」を実現するため、     教員の指導力向上を図る研修・支援・研究を推進する.
Presentation transcript:

「自校の組織的な課題解決に向けた取り 組み~本年度の取り組みの成果と課題か ら~ 佐伯市立上堅田小学校 野々下 徹

① 学校規模 ・全校児童数・・・263名 ・学級数・・・・・・・11学級(特 別支援含む) (通 級学級1) ② 職員構成・・・校長、教頭の他、職員 20名(教諭12名、養教1名、臨時3 名、支援員3名、学校主事1名)

③ 分掌構成 本年度より新たに位置づけ 「研修部」「体育部」「生活指導 部」 にチーム編成

佐伯市立 上堅田小学校運営組織図 校 長 教 頭 運営委員会 校長・教頭・教務主任・各主任 学校保健委員会学校保健委員会 学校防災委員会学校防災委員会 学校衛生委員会学校衛生委員会 校内適正就学委員会校内適正就学委員会 学力向上委員会学力向上委員会 人権教育推進委員会人権教育推進委員会 職員会議 ○ 行事等に関すること ○ 生活指導に関するこ と ○ 服務に関すること 1学年部2学年部 3学年部4学年部5学年部6学年部特別支援教育部 学校評議委員会 ○ 学校運営に関するこ と ○ 教育内容に関するこ と ○ 評価に関すること 等 体罰調査委員会体罰調査委員会 学校評価委員会学校評価委員会

◎ 教務主任としての目標 ・校長の教育方針・重点目標を全職員に周知させ、職 員全体で共通理解し、一致団結して学校運営に携われ るようにつなぎ役としての任務を遂行する。 ・全職員が気持ちよく仕事に集中できるように、職場 環境(雰囲気・設備など) の整備を積極的に進める。 ◎ 具体的な取組 ① 教育目標の周知徹底 ② 教育活動の計画、進行調整(運営委員会) ③ 学年部・専門部会への指導助言、連絡調整 ④ 環境整備 ⑤ 教頭との連携 ⑥ 各種担当との連絡・調整

1. 学校教育方針、重点目標の共通理解 ( 自己申告シートの記入の仕方から )

2. 運営委員会の位置づけ ( 提案事項決定までの流れ確 認 )

専門部会 第①月曜16時~ 学年部会 火曜16時15分 ~ 運営委員会 金曜16時~

◎ 具体的な運営の様子 ① 新しく企画する内容や、全員で共通理解をして取り組むべき内容 のもの は、事前通知をし部会で原案をつくり、運営委員会にかける。 (例) ・リレー会、運動会、研修計画、生活のきまり等 ② 学年部だけの行事や、2回目の行事で内容は前回と変わらないよ うなも のは、運営委員会を経ず、教務と教頭によりチェックを行い、そ のまま職 員会議で連絡。 (例) ・地区児童会、第2回リレー会、社会見学等

◎ これまでの運営委員会の概要 第 1回(4/10)・・・校務分掌、学力向上プラン、交通指導等 第 2回(4/12)・・・校時表、学テ等 第 3回(4/19)・・・自己申告シート、校内研修、修学旅行等 第 4回(4/26)・・・リレー会、生活指導等 第 5回(5/ 2)・・・児童会、就適委等 第 6回(5/16)・・・チャレンジタイム、プラスタイム等 第 7回(5/27)・・・水泳指導、平和集会、学習規律 第 8回(5/27)・・・学校公開、特設授業 第 9回(6/ 7)・・・総合、ステップアップ講座 第10回(6/21)・・・キャンプ、夏休みのしおり等 第11回(6/28)・・・8・6、防災キャンプ等 第12回(7/16)・・・運動会、1学期の検証 第13回(8/ 5)・・・運動会②、県学テ分析等 第14回(9/18)・・・上小まつり 第15回(10/25)・・人権研修会、全国学テ分析等 第16回(11/1)・・・マラソン大会等、今後の見通し検討 第17回(11/5)・・・マラソン大会② 第18回(11/11)・・学期末整理等 第19回(11/18)・・生徒指導、市テスト対策等 第20回(11/25)・・集会計画見直し 第21回(11/29)・・卒業式、職員作業等 第22回(12/9)・・・なわとび大会、冬休み課題 第23回(12/20)・・鑑賞会、生徒指導等

③ 運営委員会の位置づけ ( 行事予定の中に位置づ け ) 週行事予定表や、職員室の行事 予定板に目につくように位置づ け

3. 学年部会、専門部会への指導助言・連絡調整 研修部会での協力 ・研究主任とともに、各学年 の指導案審議に参加し、指導 助言。 研究主任に対する指導・助 言 ・研修の方向性や持ち方、 内容についてアドバイス。

生活指導部会での協力 ・いじめ対応など保護者を交えての対応 など、担任任せにせず、管理職、学年部 と連携して対応。 体育部会への協力 ・ライン引きやコース整備などの事前作 業 ・企画段階での指導助言 ・結果分析等への協力

4. 環 境 整 備 職員用パソコンの不 具合への対応 学校ホームページの更新 ・行事予定や、学校便り、 学校行事など

 【成果】 ・職員会議の縮小により、学級事務や子どもと関わる時 間の増加 ・各担当者の責任感、自覚の向上 ・チーム組織としての自覚の向上 ※一人で抱え込まず、チームで相談、検討で きる安心 感。 (具体的な成果) ・いじめ、不登校等に、組織で戦略を練って対応したこと により 解決を図ることができた。 ・学校行事の内容を見直し改善できた。

 【課題】 ・専門部会が定期的に開催できなかった。 ・そのため、提案者が個人的に対応して しまうことがあった。 ・専門部の仕事以外の分掌の仕事にも提 案すべきことがあり、仕事量に偏りが出 てしまった。 ・職員全体の共通理解を図るために、提 案の説明を簡潔に行うなどの工夫が必要。

 【今後の方向性】 ・専門部会、学年部会の位置づけをより 明確に。 ・仕事の内容の精選を図り、役割分担を 見直し、仕事内容を明確にすることで、 各担当の役割意識を高める。 ・来年度を見通した教育計画の作成。 ・学期全体の提案、各種会議の予定表の 作成。