「自校の組織的な課題解決に向けた取り 組み~本年度の取り組みの成果と課題か ら~ 佐伯市立上堅田小学校 野々下 徹
① 学校規模 ・全校児童数・・・263名 ・学級数・・・・・・・11学級(特 別支援含む) (通 級学級1) ② 職員構成・・・校長、教頭の他、職員 20名(教諭12名、養教1名、臨時3 名、支援員3名、学校主事1名)
③ 分掌構成 本年度より新たに位置づけ 「研修部」「体育部」「生活指導 部」 にチーム編成
佐伯市立 上堅田小学校運営組織図 校 長 教 頭 運営委員会 校長・教頭・教務主任・各主任 学校保健委員会学校保健委員会 学校防災委員会学校防災委員会 学校衛生委員会学校衛生委員会 校内適正就学委員会校内適正就学委員会 学力向上委員会学力向上委員会 人権教育推進委員会人権教育推進委員会 職員会議 ○ 行事等に関すること ○ 生活指導に関するこ と ○ 服務に関すること 1学年部2学年部 3学年部4学年部5学年部6学年部特別支援教育部 学校評議委員会 ○ 学校運営に関するこ と ○ 教育内容に関するこ と ○ 評価に関すること 等 体罰調査委員会体罰調査委員会 学校評価委員会学校評価委員会
◎ 教務主任としての目標 ・校長の教育方針・重点目標を全職員に周知させ、職 員全体で共通理解し、一致団結して学校運営に携われ るようにつなぎ役としての任務を遂行する。 ・全職員が気持ちよく仕事に集中できるように、職場 環境(雰囲気・設備など) の整備を積極的に進める。 ◎ 具体的な取組 ① 教育目標の周知徹底 ② 教育活動の計画、進行調整(運営委員会) ③ 学年部・専門部会への指導助言、連絡調整 ④ 環境整備 ⑤ 教頭との連携 ⑥ 各種担当との連絡・調整
1. 学校教育方針、重点目標の共通理解 ( 自己申告シートの記入の仕方から )
2. 運営委員会の位置づけ ( 提案事項決定までの流れ確 認 )
専門部会 第①月曜16時~ 学年部会 火曜16時15分 ~ 運営委員会 金曜16時~
◎ 具体的な運営の様子 ① 新しく企画する内容や、全員で共通理解をして取り組むべき内容 のもの は、事前通知をし部会で原案をつくり、運営委員会にかける。 (例) ・リレー会、運動会、研修計画、生活のきまり等 ② 学年部だけの行事や、2回目の行事で内容は前回と変わらないよ うなも のは、運営委員会を経ず、教務と教頭によりチェックを行い、そ のまま職 員会議で連絡。 (例) ・地区児童会、第2回リレー会、社会見学等
◎ これまでの運営委員会の概要 第 1回(4/10)・・・校務分掌、学力向上プラン、交通指導等 第 2回(4/12)・・・校時表、学テ等 第 3回(4/19)・・・自己申告シート、校内研修、修学旅行等 第 4回(4/26)・・・リレー会、生活指導等 第 5回(5/ 2)・・・児童会、就適委等 第 6回(5/16)・・・チャレンジタイム、プラスタイム等 第 7回(5/27)・・・水泳指導、平和集会、学習規律 第 8回(5/27)・・・学校公開、特設授業 第 9回(6/ 7)・・・総合、ステップアップ講座 第10回(6/21)・・・キャンプ、夏休みのしおり等 第11回(6/28)・・・8・6、防災キャンプ等 第12回(7/16)・・・運動会、1学期の検証 第13回(8/ 5)・・・運動会②、県学テ分析等 第14回(9/18)・・・上小まつり 第15回(10/25)・・人権研修会、全国学テ分析等 第16回(11/1)・・・マラソン大会等、今後の見通し検討 第17回(11/5)・・・マラソン大会② 第18回(11/11)・・学期末整理等 第19回(11/18)・・生徒指導、市テスト対策等 第20回(11/25)・・集会計画見直し 第21回(11/29)・・卒業式、職員作業等 第22回(12/9)・・・なわとび大会、冬休み課題 第23回(12/20)・・鑑賞会、生徒指導等
③ 運営委員会の位置づけ ( 行事予定の中に位置づ け ) 週行事予定表や、職員室の行事 予定板に目につくように位置づ け
3. 学年部会、専門部会への指導助言・連絡調整 研修部会での協力 ・研究主任とともに、各学年 の指導案審議に参加し、指導 助言。 研究主任に対する指導・助 言 ・研修の方向性や持ち方、 内容についてアドバイス。
生活指導部会での協力 ・いじめ対応など保護者を交えての対応 など、担任任せにせず、管理職、学年部 と連携して対応。 体育部会への協力 ・ライン引きやコース整備などの事前作 業 ・企画段階での指導助言 ・結果分析等への協力
4. 環 境 整 備 職員用パソコンの不 具合への対応 学校ホームページの更新 ・行事予定や、学校便り、 学校行事など
【成果】 ・職員会議の縮小により、学級事務や子どもと関わる時 間の増加 ・各担当者の責任感、自覚の向上 ・チーム組織としての自覚の向上 ※一人で抱え込まず、チームで相談、検討で きる安心 感。 (具体的な成果) ・いじめ、不登校等に、組織で戦略を練って対応したこと により 解決を図ることができた。 ・学校行事の内容を見直し改善できた。
【課題】 ・専門部会が定期的に開催できなかった。 ・そのため、提案者が個人的に対応して しまうことがあった。 ・専門部の仕事以外の分掌の仕事にも提 案すべきことがあり、仕事量に偏りが出 てしまった。 ・職員全体の共通理解を図るために、提 案の説明を簡潔に行うなどの工夫が必要。
【今後の方向性】 ・専門部会、学年部会の位置づけをより 明確に。 ・仕事の内容の精選を図り、役割分担を 見直し、仕事内容を明確にすることで、 各担当の役割意識を高める。 ・来年度を見通した教育計画の作成。 ・学期全体の提案、各種会議の予定表の 作成。