内燃機関と外燃機関.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
信州大学公開講座 第5回 スターリングエンジン工作 信州大学工学部 サイエンスレンジャー 石川 正昭.
Advertisements

2007/01/27 - 卒業論文合同発表会 - ♪ 早稲田大学理工学部 電気・情報生命工学科4年 神保直史 熱音響管の解析とシミュレーション.
電動式冷凍機の構造 電動式冷凍機の構造 建築環境工学・建築設備工学入門<空気調和設備編>建築環境工学・建築設備工学入門<空気調和設備編> 1 [ Last Update 2015/04/30 ]
ヒートポンプによる冷暖房の原理 物理化学III
2009年6月25日 熱流体力学 第11回 担当教員: 北川輝彦.
冷媒回路のしくみ<ヒートポンプを分解すると>
気体の熱的挙動 KANO 気体の挙動.
今後の予定 7日目 11月 4日 口頭報告レポート押印 前回押印したレポートの回収 口頭報告の進め方についての説明 講義(4章),班で討論
熱と仕事.
冷媒回路のしくみ<ヒートポンプを分解すると>
液体チッソ パートⅡ ‘07/01/31 kana.
Kumamoto University ペットボトルロケットの力学 自然科学研究科機械知能システム 森 和也.
4・6 相境界の位置 ◎ 2相が平衡: 化学ポテンシャルが等しい     ⇒ 2相が共存できる圧力と温度を精密に規定     ・相 α と β が平衡
相の安定性と相転移 ◎ 相図の特徴を熱力学的考察から説明 ◎ 以下の考察
1.ボイルの法則・シャルルの法則 2.ボイル・シャルルの法則 3.気体の状態方程式・実在気体
医薬品素材学 I 1 物理量と単位 2 気体の性質 1-1 物理量と単位 1-2 SI 誘導単位の成り立ち 1-3 エネルギーの単位
医薬品素材学 I 3 熱力学 3-1 エネルギー 3-2 熱化学 3-3 エントロピー 3-4 ギブズエネルギー 平成28年5月13日.
熱力学Ⅰ 第1回「熱力学とは」 機械工学科 佐藤智明.
国際物理オリンピック実験試験のシラバス 1.標準的な実験器具・装置が使える(マニュアル無しで使える):
2009年4月23日 熱流体力学 第3回 担当教員: 北川輝彦.
本時の目標 エネルギーを有効に活用するにはエネルギー変換効率を髙める必要があることを知る。
第6章 モータの基礎知識 サーボモータ ステッピングモータ ソレノイド ●モータ(アクチュエータ)の種類と特徴 ●モータの動作原理
本時の目標 電気エネルギーの変換のしくみを理解し、適切な利用方法が選択できる。
2009年5月28日 熱流体力学 第7回 担当教員: 北川輝彦.
反応性流体力学特論  -燃焼流れの力学- 燃焼の流体力学 4/22,13 燃焼の熱力学 5/13.
ピ ス ト ンで見る 「ディーゼルエンジン」 と 「ガソリンエンジン」 の違い ‘ 機械設計製図 Ⅱ 資料
気体の熱的挙動 KANO 気体の挙動.
非定常作業の安全確保 ロックアウト・タグアウト
三重大学・大学院生物資源学研究科 共生環境学専攻 地球環境気候学研究室 教授 立花義裕
軌道エレベータ 軌道エレベーター 2011‐6‐23 MR9045 小西健一.
高知大学 教育学部 技術教育コース 科学技術教育コース 北川 晃
計算力学技術者2級 (熱流体力学分野の解析技術者) 認定試験対策講習会 - 3章・1 熱力学・伝熱学の基礎 -
2009年5月21日 熱流体力学 第6回 担当教員: 北川輝彦.
舶用大型低速ディーゼル機関の CO2削減技術の研究開発 平成21年度成果
反応性流体力学特論2009 第1講 (4/15) -燃焼工学入門-
環境触媒:最近の開発動向とリサイクル技術
核断熱消磁冷凍機 世界有数の最低温度と保持時間をもち、サイズもコンパクト。主に2次元3Heの比熱およびNMR測定に使用中。 核断熱消磁冷凍機
蒸気タービンの流体設計の基礎 火原協大学講座 妹尾 茂樹 2018/5/19
地球温暖化防止に必要なものは何か E 石井 啓貴.
This issue sponsored by Messages for Manufacturing Personnel
化学工学基礎 −後半の後半− 第1回目講義 (2009年7月10日) 1 担当 二又裕之 物質工学1号館別館253ー3号室
我が国の造船技術が衰退の危機を迎えている。
相の安定性と相転移 ◎ 相図の特徴を熱力学的考察から説明 ◎ 以下の考察
プレートテクトニクス 講義レジメ [VI] 固体地球を“生きさせている”エネルギー源
2.4 Continuum transitions Inelastic processes
第9章 機械システム設計 ★機械設計では,常に「兼ね合い」が重要! ★機械を「システム」として組み立てる重要性.
2009年4月23日 熱流体力学 第3回 担当教員: 北川輝彦.
室蘭製油所 水素化分解装置(HDC) 火災調査概要
舶用ディーゼル機関の廃熱回収システムの研究開発
サーマルプローブを用いたイオン温度計測の新しいアプローチ
電気電子要論個別課題 M17-P29中村圭一.
2009年7月2日 熱流体力学 第12回 担当教員: 北川輝彦.
低温物体が得た熱 高温物体が失った熱 = 得熱量=失熱量 これもエネルギー保存の法則.
物質機能化学1および演習 注意事項 1. 成績は全て、小テスト、中間テスト、期末テストの点数で決定する。
建築環境工学・建築設備工学入門 <空気調和設備編> <換気設備> 自然換気の仕組みと基礎
今後の予定 (日程変更あり!) 5日目 10月21日(木) 小テスト 4日目までの内容 小テスト答え合わせ 質問への回答・前回の復習
これらの原稿は、原子物理学の講義を受講している
Bi置換したCaMnO3の結晶構造と熱電特性
今後の予定 7日目 11月12日 レポート押印 1回目口頭報告についての説明 講義(4章~5章),班で討論
環境触媒グループ ガソリン車と比べて ディーゼル車の利点 現在ディーゼル車の走行台数が増加している ディーゼル車排ガス中での汚染物質 危害
熱量 Q:熱量 [ cal ] or [J] m:質量 [g] or [kg] c:比熱 [cal/(g・K)] or [J/(kg・K)]
過熱水蒸気技術について トクデン株式会社 東京営業所 浦井 弘充 第一高周波工業株式会社 機器事業部 機器開発部 吉村 拓郎 1.
CPU冷却用素子の開発 理工学研究科環境制御工学専攻 長谷川 靖洋
コージェネレーション(ヒートポンプ編) 基礎知識.
サハリン開発と天然ガス 新聞発表 5月14日 上野 雅史 坂中 遼平 松崎 翔太朗 河原塚 裕美 .
相の安定性と相転移 ◎ 相図の特徴を熱力学的考察から説明 ◎ 以下の考察
2009年5月14日 熱流体力学 第5回 担当教員: 北川輝彦.
2009年6月18日 熱流体力学 第10回 担当教員: 北川輝彦.
ディーゼルエンジンについて 尾崎文香 基礎セミナー発表.
パリでも有名なABE.
Presentation transcript:

内燃機関と外燃機関

熱力学 熱力学の第一法則 Q:外部から加えられた熱量 DU:内部エネルギー変化量(温度に比例する) W:外にした仕事 Q W

等積変化 体積が変わらない Q=DU

等圧変化 圧力が変わらない Q=DU+W

等温変化 温度が変わらない Q=W

断熱変化 熱の出入りがない DU+W=0

熱効率 高温熱源 TH QH 熱機関 仕事L QL 低温熱源 TL

カルノー熱効率 カルノーサイクルは、理想サイクルである. 温度だけで決まる熱機関の理論最大熱効率 作動流体に依存しない 高温熱源 TH QH P 等温 熱機関 仕事L 断熱 断熱 QL 等温 V 低温熱源 TL

熱機関の分類 火花点火 ディーゼル(圧縮着火式) レシプロ ロータリー 内燃機関 ガスタービンエンジン 熱機関 ロケットエンジン スターリングエンジン 蒸気エンジン ガスタービンエンジン ロケットエンジン 火花点火 ディーゼル(圧縮着火式) 内燃機関 熱機関 外燃機関

サイクル サイクルとは,熱機関内の作動流体が途中で等圧,等積,等温,断熱などの状態変化をして,元の状態に戻る過程を言う. 作動流体とは,サイクルを行う装置内部で熱の授受や体積膨張により仕事を発生する媒体のこと 内燃機関:燃焼ガス 外燃機関:空気,水蒸気,冷媒

オットーサイクル レシプロ式内燃機関(火花点火機関やディーゼル機関)の熱サイクル 3 qin 1→2:可逆断熱変化(圧縮) 2→3:等積変化(爆発) 3→4:可逆断熱変化(膨張) 4→1:等積変化(冷却・排気) 圧力 P 2 L 4 qout 理論熱効率 1 体積 V

オットーサイクルの熱効率と圧縮比の関係 比熱比k=1.667 k=1.4 k=1.3 理論熱効率hth 圧縮比e

ブレイトンサイクル 連続燃焼式内燃機関(ガスタービン機関)の熱サイクル 圧力 P 3 2 1→2:可逆断熱変化(圧縮) 2→3:等圧変化(爆発) 3→4:可逆断熱変化(膨張) 4→1:等圧変化(冷却・排気) 4 1 体積 V

レシプロエンジン ディーゼルエンジンと火花点火エンジン

トルク(力のモーメント) p:シリンダ内圧力[Pa] A:ピストン断面積[m2] X:クランク腕長さ[m] N:回転数[rpm] 出力

エンジンの形式 V型8気筒 直列4気筒

エンジンの構造

吸排気バルブ機構

2サイクルレシプロエンジン

2サイクルエンジン 圧縮・膨張 排気 吸入

ロータリーエンジン

ロータリーエンジンの要素

ディーゼルエンジンと火花点火エンジンの主な違い

ディーゼルエンジンと火花点火エンジンの主な違い 燃料の種類 と 出力調整方法 軽油,重油 その噴射量で調整(スロットルなし) ガソリン 混合気量で調整 (スロットル有り) 着火方式 空気の圧縮による 自己着火 電気火花点火 運転経費 安い 高い 冬季の始動性 やや悪い 良い

ディーゼルエンジンが地球を救う?

ガスタービンエンジン 用途 航空機エンジン 非常用発電機

ガスタービンエンジン

ガスタービンエンジン ターボジェット ターボプロップ ターボファン

ガスタービンエンジンの構成

ロケットエンジン 用途 ミサイル 宇宙輸送機

固体ロケットと液体ロケット

世界と日本のロケット技術

各種輸送機の燃料比

日本のロケット技術

外燃機関 蒸気機関 ニューコメンの大気圧機関 ワットの蒸気機関 往復式蒸気機関 ボイラー/蒸気タービンシステム スターリング機関

レシプロ式蒸気機関

ニューコメンの大気圧機関 ワットの蒸気機関

スターリング機関

スターリングサイクル

スターリング機関

スターリング機関の利点と課題 高い熱効率 カルノーサイクルと理論的に等しい 熱源を選ばない 燃焼熱以外に,太陽熱,地熱などどんな熱源でもOK 振動・騒音が少ない シリンダー内の爆発がない 比出力が小さい エンジンの単位重量あたりの出力が小さい サイズが大きい 大がかり コストが高い

熱機関の熱効率 蒸気機関 10〜20% ガソリン機関 20〜30% 蒸気タービン 20〜40% ディーゼル機関 30〜40% 蒸気機関   10〜20% ガソリン機関 20〜30% 蒸気タービン 20〜40% ディーゼル機関 30〜40% スターリング機関 25〜35%