第1節 問題解決の工夫 1 情報を活用しよう 2 問題解決の工夫
1 情報を活用しよう 身のまわりにあるさまざまな情報について考えてみよう。 情報社会では,どのような能力が求められるだろうか。
情報と判断 今日は雨が降りそうだ。 傘がいるかな? 情報は,ある問題を解決するために判断する材料として利用される。
身のまわりの情報 古代の人びと 現代の私たち 自分が直接見たり聞いたりする範囲の情報で,判断していた。 直接見たり聞いたりする情報だけでなく,新聞やテレビ,インターネットなど,さまざまな情報から判断できる。
データから情報へ データは目的に合わせて蓄積され加工されて, 情報 データ データ 意味のある情報となる。
情報を活用しよう 現代社会は情報があふれている。 次のような能力が重要となる。 自分に必要な信頼できる情報を,見分けて収集していく能力。 収集した情報を活用して,判断していく能力。
インターネットを利用して,気象衛星の映像を見てみよう。 それを新聞の天気図と比較してみよう。 テレビで見た天気予報と,インターネットで見た天気予報を比較してみよう。
2 問題解決の工夫 身のまわりの問題を解決するには,どうすればよいだろうか。
問題解決の手順 ①問題の明確化 ②情報の収集 ③情報の整理・分析 ④解決案の判断 ⑤実施・評価
コンピュータを使った問題解決 大阪の桃山台に住む大介くんは,大阪から東京への旅行をすることになった。どのような交通手段を使えばよいだろうか。 上のような問題を,コンピュータやインターネットを利用して解決しよう。
①問題の明確化 解決しなければならない問題はなにか,そのためにはどのような情報が必要か,整理する。 それぞれの所要時間,料金を調べて,比較してみよう!
②情報の収集 関連する書籍,インターネット,人の話など,さまざまな情報源から,必要な情報を収集する。
③情報の整理・分析 収集した情報を整理・分析する。表計算ソフトウェアを利用すれば,必要な情報を効率よく整理できる。 合計を求める関数。 D8とE8には,合計を求める計算式を入れておく。 上のようなシートをつくっておこう。調べたデータを入力すれば,合計時間と費用が計算され,表示される。
③情報の整理・分析 データを入力すると・・・。 合計時間と費用が計算される。
④解決案の判断 表計算ソフトウェアを利用してグラフを作成すると,解決案の判断がおこないやすくなる。 もとのシートを参照する式。 集計したデータをもとに,グラフを作成することができる。棒グラフ以外にも,さまざまなグラフにすることができる。 時間も費用もてごろな,新幹線で行くことにしよう!
⑤実施・評価 解決案をもとに実施し,問題解決をはかる。 実施後,反省・評価をおこなって,次回に問題解決をするときに役立てる。 次回の反省点にしよう。