平成24年度 (2012年度) 第1回 疑問症例検討会 平成24年11月17日(土) 長浜バイオ大学 命岳館

Slides:



Advertisements
Similar presentations
卵巣腫瘍(1) 良性卵巣腫瘍と境界悪性腫瘍 女性生殖器コース講義 Ovarian tumor - Benign Ovarian tumors and Borderline malignant tumors -
Advertisements

急性腹症は定番 CT の重要性 解剖、腫瘍疾患の所見は必須 MRI 婦人科疾患の鑑別 T1 強調像、 T2 強調像の意味 消化管造影は減少? 内視鏡との相補的な扱い ポリポーシス、大腸疾患は依然重 要 肝、胆道系(腫瘍の鑑別)は? 腹部の画像診断のポイント.
三例の糖尿病性腎症導入例 仁和寺診療所 田中 貫一 仁和寺診療所.
4. がんの診断と腫瘍マーカー がんのプロセスとその治療 認定看護師研修センター ホスピスケア 分野 2009年6月25日(木) 1講時
マイコプラズマ感染による豚の 慢性呼吸器疾病
九州臨床検査技師会 第4回(2009年) 病理・細胞検査精度管理調査報告
ホルモンとは何か? 生体内のあらゆる細胞の代謝活性を調節する甲状腺ホルモンの分泌量をどのように制御すべきか?
急性間質性腎炎とDIC時の 腎病変など 出典
卵巣腫瘍(2)悪性卵巣腫瘍 女性生殖器コース講義 .
Alcian Blue  & PAS.
鏡 検 原則として無染色で観察 判定が困難な場合は染色法を利用する 1)弱拡大で全視野の検索(100倍) 標本内の成分を全体的に把握する
ホスピス外来における STAS-Jを活用した看護の実際
横隔膜浸潤と胸水貯留から呼吸苦を訴えた9500gの 超巨大GISTの1例
関東地方会 症例検討(治療) 東京医科大学 乳腺科学分野     寺岡冴子.
認定看護師研修センター ホスピスケア 分野  がんのプロセスとその治療    1. がんの基礎と疫学                                                                                        2010年      
牛白血病(届出) 本病はリンパ系細胞が全身に悪性腫瘍性に増殖したもので、血流中に腫瘍細胞のみられる白血病の他、全身にリンパ肉腫を形成するものの総称である。 大きく地方病性牛白血病(enzootic bovine leukosis ; EBL)と散発性牛白血病(sporadic bovine leukosis.
ThinPrep® Non-Gyn レクチャーシリーズ
牛の尿路コリネバクテリウムによる 血尿を主徴とする感染症
AIDS 学習目標の要点 病例分析 提示問題についての解答 PBLの流れ 免疫システムの組成と功能 リンパ組織の構造と功能
顎骨(および隣接顔面骨)における (または、みられる)疾患
女性生殖器コース講義  婦人科悪性腫瘍 - まとめ -.
アポトーシスについて 砂辺浩弥
今は良いんだけど ③uAP  研修医.com.
放送大学面接授業試験問題
Incidence for CLP 報告者 調査対象 発生率(%) 筒井ら(1952) 疋田 (1953) 佐分 (1954) 疋田 (1953) 佐分 (1954) 塚本ら(1956) 小林 (1958) Neel(1958) 黒住ら(1963) 佐藤 (1966) 日本 0.24.
肝臓の機能(摂食時).
埼玉医科大学腎臓内科/総合診療内科 岡田浩一
がんの診断.
生活習慣病予防健診 会員特別料金 黄色の封書 コース名・検査項目 ① SKIPシティ 埼玉県産業技術総合センター ② 草加市中央公民
山羊関節炎・脳脊髄炎(届出) 山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルスによって起きる成山羊の関節炎や乳房炎、幼山羊の脳脊髄炎や肺炎を主徴とする疾病
悪性腎硬化症 Malignant hypertension及び高度の腎虚血に伴う腎病変。
健診の腹部エコー検査で発見された 副腎腫瘤2症例の考察
表1 糖尿病性腎症の組織像 Ⅰ.糸球体病変 1.び漫性糖尿病性糸球体硬化症 2.結節性糖尿病性糸球体硬化症 3.滲出性病変
尿細管間質性腎炎 WHOの尿細管間質性腎炎の分類は羅列的であるという批判 がある(腎生検病理診断標準化への指針;重松)。 臨床的には
スギ花粉とダニの重複抗原例の 舌下免疫療法について-副作用の検討- はじめに 対象と方法 シダトレン®、 ミティキュア®重複投与例
これは症例発表テンプレートです 肝転移を伴った子宮頸癌の1例 関西医科大学 5学年 **番 ふじ たろう 患者ID:0020**XXXX
第13回 日本乳癌学会関東地方会 教育セミナー 診断部門.
個体と多様性の 生物学 第6回 体を守る免疫機構Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
問題5 正しいものを記せ。.
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
4.生活習慣病と日常の生活行動 PET/CT検査の画像 素材集-生活習慣病 「がん治療の総合情報センターAMIY」 PET/CT検査の画像
当院は、第9次全国肺癌登録事業に参加します
コンゴー赤染色 (Congo red stain) アミロイド染色
樹状細胞療法 長崎大学輸血部 長井一浩.
某健保契約の胸部CT検診報告 医療法人新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 南 香織 永山 健二 角谷 美佳 大前 利道 斉藤 智 大前 由美
図1 巣状糸球体硬化症(FSGS) ② ① ④ ③ ①segmental sclerosis ②global sclerosis
症例1 53歳 女性 血性乳頭分泌を自覚 その後右乳房腫脹が著明となり近医を受診 右乳房の大部分を占める腫瘤 (130×120mm)を触知 腋窩リンパ節は非触知 【既往歴及び家族歴】特記事項なし.
九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設
大宮ソニックシティー 足利赤十字病院 外科 戸倉英之
福島県立医科大学 医学部4年 実習●班 〇〇、〇〇、〇〇、〇〇、〇〇、〇〇
九州大学大学院医学研究院附属胸部疾患研究施設
ファブリー病 ファブリー病は、頻度は4万人に1人という稀なX連鎖の遺伝的疾患。 ライソゾーム病の一つでα-ガラクトシダーゼ活性低下のため主と
強皮症に伴う腎障害 リウマチ・アレルギー疾患を探る p142. 永井書店 強皮症に伴う腎病変には次の3パターンがある。
生命科学基礎C 第8回 免疫Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
小腸カプセル内視鏡により 診断しえた小腸出血の一例
表1 Monoclonal Immunoglobulin deposition disease(MIDD)
2015年症例報告 地域がん診療連携拠点病院 水戸医療センター
経過のまとめ 家族歴、基礎疾患のない14歳女性 筋力低下、嚥下障害を主訴としてDM発症 DMは、皮膚症状と筋生検にて確定診断
異所性妊娠卵管破裂に対する緊急手術中の輸血により輸血関連急性肺障害(TRALI)を発症した1例
細線維沈着腎症 糸球体に電顕で細線維の沈着を認める疾患の総称で 糸球体は分葉化し結節を伴うこともありMPGN、アミロイド
個体と多様性の 生物学 第6回 体を守る免疫機構Ⅰ 和田 勝 東京医科歯科大学教養部.
病理学実習2:女性生殖器Ⅱ 卵巣の疾患・絨毛性疾患
病理学実習2:女性生殖器Ⅱ 卵巣の疾患・絨毛性疾患
日本乳癌学会関東地方会 教育セミナー 治療 2018・12・1    大宮ソニックシティ 自治医科大学 乳腺科   藤田 崇史.
実験2 がん組織自体がPDGF-Bを発現していると 正常な血管ができるか?
間欠型一酸化炭素中毒に対する高気圧酸素治療の限界
乳腺病理 聖マリアンナ医科大学 病理学 前田一郎.
病理学実習1:女性生殖器Ⅰ 子宮頚部,子宮体部の疾患
病理学実習5課題:泌尿器系 腎臓・尿路の腫瘍性疾患 前立腺・精巣の腫瘍性疾患
Case 1.
Presentation transcript:

平成24年度 (2012年度) 第1回 疑問症例検討会 平成24年11月17日(土) 長浜バイオ大学 命岳館 平成24年度 (2012年度)  第1回 疑問症例検討会 平成24年11月17日(土) 長浜バイオ大学 命岳館 企画担当責任者 今村真治(大津赤十字病院)   会場責任者 新川由基(市立長浜病院)  協力役員 冨田圭一(近江八幡市立総合医療センター)       宮平良満(滋賀医科大学医学部付属病院)

検討症例 症例 1 ;胸水(近江八幡市立総合医療センター) 症例 2 ;胸水(市立長浜病院) 症例 3 ;甲状腺-1(滋賀医科大学医学部付属病院) 症例 4 ;甲状腺-2(滋賀医科大学医学部付属病院) 症例 5 ;耳下腺(長浜赤十字病院) 症例 6 ;リンパ節(大津赤十字病院) 症例 7 ;リンパ節(済生会滋賀県病院)

症 例 1 (近江八幡市立総合医療センター) 【症例】 92歳 女性 【材料】 左胸水

HE ; セルブロック 少数ながらN/C比大なる異型細胞集簇を認めます。

免疫染色 synaptophysin, CD56, chromograninA

診 断 〔免疫染色〕 〔診断〕 ;Carcinoma,compatible with small cell carcinoma,left pleural effesion. TTF-1(+) chromograninA(+-) synaptophysin(+) CD56(+) CK7(-) CK20(-) mesothelin(-) CD141(-) Calretinin(-)

症 例 2 (市立長浜病院) 【症例】 74歳 男性 【材料】 胸水

HE ; 胸膜生検、肺生検 左肺下葉では組織学的にはUIPパターンを示す線維化が認められるほか、胸膜側で異型細胞の浸潤が認められます。同様の細胞は胸膜生検組織においても認められます。

免疫染色 カルレチニン;(+) CK5/6;(+) AE1/AE3;(+) ビメンチン;(+) EMA;(弱陽性) D2-40;(弱陽性) Ber-EP4;(-) CEA;(-)

病理組織診断 Lung,right lower lobe,wedge biopsy; Malignant mesothelioma,epithelial-type. Pulmonary fibrosis with UIP-pattern Pleura,biopsy;

悪性中皮腫 主な発生部位 胸膜;胸膜中皮腫 -----70~80% 腹膜;腹膜中皮腫 -----20% 心膜;心膜中皮腫 -----0,5%     胸膜;胸膜中皮腫 -----70~80%   腹膜;腹膜中皮腫 -----20%   心膜;心膜中皮腫 -----0,5% 好発年齢 ;40~70歳代 性別 ; 男:女=2~3:1 予後 ; きわめて不良(5年生存率4%) 組織型     上皮型 -----50~60%     肉腫型 (線維型)-----10~20%     混合型 ----20~30% 腫瘍マーカー ; ヒアルロン酸、CYFRA (CEAは陰性)              血算では血小板が高値。

症 例 3 (滋賀医科大学医学部付属病院) 【症 例】 56歳 女性 【材 料】 甲状腺穿刺 (1) 右 (2) 左

甲状腺 (1) 右

甲状腺 (2) 左

HE ; 甲状腺 楕円形核と淡い好酸性胞体をもつ異型濾胞上皮細胞が小型濾胞を形成しながら密に増生しているところや索状に増生する部分が見られる。通常の乳頭癌よりも核がやや大きく核溝が目立つことにより、核内封入体は乏しい。

病理組織診断 Papillary carcinoma. Follicular variant.

症 例 4 (滋賀医科大学医学部付属病院) 【症 例】 80歳 女性 【材 料】 甲状腺穿刺

1 回目

2 回目(約6週間後)

HE;甲状腺 病変は被膜でほぼ全周性に囲まれ境界明瞭。充実性胞巣状、索状、小濾胞状構造からなり、胞巣間に血管が介在。好酸性顆粒状の胞体を有する多角形細胞から構成。核は類円形~多角形で顆粒状chromatin、小型で単個の核小体が見られる。

病理組織診断 Follicular adenoma. Oxyphilic cell variant.

甲状腺 ; 好酸性細胞腺腫 腫瘍細胞が一様に好酸性細胞変性を起こし、細胞質内にミトコンドリア由来の好酸性顆粒が高密度に詰まった好酸性変性細胞よりなる腺腫。 腺腫の一部に好酸性変性が起きることは、しばしばみられるのであえて好酸性細胞腺腫いうときは一様に好酸性細胞のみ出現している場合に限定するべきである。 著明な核小体を示す肥大核、多辺形の好酸性の胞体を持つ大型の細胞が、ゆるい結合を示す平面的な濾胞型集団で出現する。 胞体の顆粒はGiemsa染色で明瞭に認められる。 同様の良性の好酸性変性細胞は、橋本甲状腺炎、Basedow病および腺腫様甲状腺腫にも出現するが、好酸性細胞腺腫の場合は、よく揃った一様な細胞集団が出現するのが特徴である。

症例 5 (長浜赤十字病院) 【症 例】 69歳 男性 【現病歴】 左顔面麻痺、左耳下部腫脹にて来院。 USにて左耳下腺腫脹を指摘されFNA施行。 【材 料】 左耳下部腫脹部穿刺

HE; 左耳下腺腫脹部 耳下腺内の腫瘤は直径25×18mm大の充実性腫瘍で、不完全な被膜に包まれており、中央には壊死や出血、線維化が目立つ。腫瘍細胞はシート状に配列しており、核の大小不同や核形不整が目立ち、明瞭な核小体が認められる。部分的に粘液と細胞間橋が認められる。

病理組織診断 Parotid gland cancer. Mucoepidermoid carcinoma.

粘表皮癌 上皮性粘液産生腫瘍で、起源は導管上皮由来で、粘液細胞、類表皮細胞(扁平上皮細胞)および未分化な小型細胞である中間細胞の種々なる分化を認める。 全唾液腺腫瘍の3%~15%。 好発部位;大唾液腺で耳下腺(約80%)、顎下腺(約10%)、舌下腺(約5%)。耳下腺の悪性腫瘍の中で最も頻度の高い腫瘍。 腫瘍の分化度(悪性度)により細胞像に違いがみられるが、胞体内に粘液を入れた粘液細胞とともに扁平上皮への分化がみられることが共通の特徴。

症 例 6 (大津赤十字病院) 【症 例】 24歳 男性 【主 訴】 顔面浮腫、頚部リンパ節腫脹、呼吸苦 【現病歴】顔面と右上肢に浮腫出現。徐々に息切れも伴い、近医受診。頚部リンパ節腫脹と胸部CT上、右多量胸水、前縦隔腫瘤認めた。呼吸困難増悪し当院紹介受診となる。 【材 料】 頚部リンパ節試験切除捺印標本

HE ; 頚部リンパ節 線維増生、小型リンパ球の介在浸潤、好酸球浸潤を背景に、大型多核、chromatin増量の目立つ異型細胞が散在性に増殖。2核~数核の細胞もある。

免疫染色 CD 30, CD 3 CD30;(+) CD3;(+) CD20;(-) CD15;(-) EBER;(-)

病理組織診断 Classical Hodgkin lymphoma. Nodular sclerosis.

ホジキンリンパ腫 診断基準;反応性背景の中のReed-Sternberg(RS)細胞の認識。 結節性リンパ球優勢型ホジキンリンパ腫    ホジキンリンパ腫の2~6% 古典的ホジキンリンパ腫    RS細胞が認められる腫瘍でホジキンリンパ腫の約95% 1)結節硬化型ホジキンリンパ腫; ホジキンリンパ腫の40~70% 若年者~若年成人に好発。特異細胞はRS細胞ではなく、大多数lacuner cellと呼ば     れる巨細胞で、しばしば集簇して認められる。 2)混合細胞型ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫の20~50%。40歳以上の男性に多い。EBウイルスは高率に陽性 3)リンパ球豊富型古典的ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫の6%以下で年長者の男性に多い 4)リンパ球現象型ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫の1%以下

症 例 7 (済生会滋賀県病院) 【症 例】 44歳 男性 【現病歴】 数年前より下腹部にしこりを自覚、最近になって増大傾向が見られた。2012年夏ごろCTにて左総腸骨動脈周囲リンパ節、PETにてFDG集積みられ、同年秋にリンパ節切除生検施行された。 【材 料】 リンパ節周囲結合組織術中捺印標本

HE ; 総腸骨動脈周囲リンパ節 リンパ組織は見られません。脂肪組織から線維組織が採取されており、出血を伴って腫大した核を有する異型細胞が見られます。悪性リンパ腫、低分化型癌、反応性に腫大した毛細血管内皮等が鑑別に挙げられます。

免疫染色 CD30 EMA ALK CK(AE1/AE3;(-) CD30;(+) CD3;(-) CD4;(-) CD5;(-)   CD30       EMA        ALK CK(AE1/AE3;(-) CD30;(+) CD3;(-) CD4;(-) CD5;(-) CD15;(-) CD20;(-) CD79a;(-) PAX5;(-) EMA;(+) Granzyme-B;(+) ALK;(+) LMP-1(EBV);(-)

病理組織診断 Fatty and fibrous tissue. abdominal cavity. Anaplastic large cell lymphoma. ALK;positive

未分化大細胞型リンパ腫(ALCL) T細胞リンパ腫で、ホジキンリンパ腫(HL)と同様にCD30の過剰発現を特徴とする。 1),anaplastic lymphoma kinase(ALK)陽性  若年者(20代前半)多く、初発臓器はリンパ節に多いが節外にもある。化療に対して反応性が良い。腫瘍細胞は多様性に富み、大型で円形~楕円形核で核膜にくびれを有し、腎臓形など特異な核形を示す。 2),anaplastic lymphoma kinase(ALK)陰性  高齢者(50代)  に多く、病期は進行性で難治性。腫瘍細胞は多形性に富み、Reed-Sternberg(RS)細胞に類似するものがあり、ホジキンリンパ腫との鑑別を要する。

未分化大細胞型リンパ腫(ALCL)とホジキンリンパ腫の対比、鑑別点 Anaplastic large cell lymphoma(ALCL) Hodglon lymphoma 若年者に多い(平均23歳) 成人に多い(結節硬化型平均41歳、混合細胞型47歳) しばしば節外に発症 縦隔以外の節外発生は稀 高免疫グロブリン血症は稀 しばしば高免疫グロブリン血症を伴う 類洞浸潤像が目立つ 類洞浸潤像は無いか目立たない 腫瘍細胞の結合性あるいは粘着性増殖 腫瘍細胞は散在性 好酸球浸潤や類上皮細胞反応がない 好酸球浸潤や類上皮細胞反応を認める 被膜肥厚、結節硬化像はない 被膜肥厚、結節硬化像が認められる 馬蹄形、腎臓様、ドーナツ様の不整形大型核 典型的なReed-Strnberg細胞やHodgkin細胞、lacuner細胞 核小体は複数で不整形、目立たない 核小体は単一で大型明瞭 ALK陽性 ALK陰性 CD15/LeuM1陰性 ときにCD15/LeuM1陽性 EMA陽性 EMA陰性