平成21年度 第1回学力向上推進員研修会 【全体会】 ①学校版:「学力・学習状況」改善プランに沿った取組の流れ ②学校版:「学力・学習状況」改善プラン(提出) ③各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査 結果(提出)
「学力・学習状況」改善プラン(PDCAサイクル) P ① D ① D ② D ③ D ④ C ,A P ②
学校版:「学力・学習状況」改善プランを作成する。 P ① 4月~5月 学校版:「学力・学習状況」改善プランを作成する。 ・昨年度の取組を振り返り,課題を明らかにする。(データによる分析) ・平成20年度全国学力・学習状況調査 ・平成20年度徳島県学力調査 ・学校評価 等 ・平成21年度全国学力・学習状況調査(4月21日)の問題を分析する。 ・徳島県学力ステップアップテストの課題を把握する。
徳島県学力ステップアップテストの具体的な問題例の提示 「学力・学習状況」改善プラン(PDCAサイクル) D ② 6月~8月 第1回学力向上推進員研修会 徳島県学力ステップアップテストの具体的な問題例の提示 ・各校の学力向上検討委員会等で協議する。 ・対象学年だけでなく,全学年による指導体制を整備し,指導の充実を図る。 ・指導内容 ・指導方法 ・評価方法
平成21年度全国学力・学習状況調査の結果を分析し,具体的な方策を策定する 「学力・学習状況」改善プラン(PDCAサイクル) D ③ 8月~11月 平成21年度全国学力・学習状況調査の結果を分析し,具体的な方策を策定する ・全教職員で全国学力・学習状況調査の結果(8月末の予定)を分析し,自校の成果と課題を把握する。 ・何を,いつ,どうするのか等,具体的な指導について共通理解を図り,実践する。
県の全国学力・学習状況調査の分析結果の説明 等 徳島県学力ステップアップテスト(12月9日)の実施 「学力・学習状況」改善プラン(PDCAサイクル) D ④ 11月~12月 第2回学力向上推進員研修会 県の全国学力・学習状況調査の分析結果の説明 等 徳島県学力ステップアップテスト(12月9日)の実施 ・本県の全国学力・学習状況調査の課題を把握し,その課題解決のための取組事例等を自校の実践に生かす。 ・徳島県学力ステップアップテストの問題を分析する。
今年度のプランの検証と改善をし,次年度のプランの作成に取りかかる 「学力・学習状況」改善プラン(PDCAサイクル) C,A,P② 1月~3月 今年度のプランの検証と改善をし,次年度のプランの作成に取りかかる ・徳島県学力ステップアップテストの結果を分析する。 ・全教職員によって,改善策を策定し,次年度の指導体制等の整備を図る。 ・次年度への引き継ぎをスムーズに行う。
現状・課題 学力 (小学校) 現状・課題 学力 (中学校) 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 現状・課題 学力 (小学校) 「知識」「活用」ともに,上位と下位の児童の差が大きく,いわゆる「二こぶ化傾向」が見られる。朝の活動の中に「クリアータイム」を設定して,「読み・書き・計算」に取り組み,基礎的な力の定着を図ってきたが,なお一層,個人のつまずきを把握し個に応じた指導の充実を図る必要がある。 算数科では,平成20年度の「全国学力・学習状況調査」の結果から,「活用」に関する問題 が,全国の正答率より低く,「数量関係」の領域において,2つのグラフを関連づけて考えた り,解決方法を記述したりすることに課題がある。また,「図形領域」においては,面積につ いての感覚が,全国の正答率より,かなり低い結果が出ていた。 現状・課題 学力 (中学校) 平成20年度の全国学力・学習状況調査の結果,国語は分類・区分別集計においても全ての領域において県・全国平均より上回っている。また,数学も51項目中,50項目で県・全国平均よりも正解率が高く,短答式の数量関係の正答率が高いのは,一人一人に応じた少人数指導の結果であると推測される。 全国・県の学力調査より,国語科では,文章として書かれたものに対して,グラフ等の情報に対しても,情報を吟味する力に特に課題がある。「知識」よりも「活用」の能力が低く,記憶よりも思考を伴う力に課題がある。
現状・課題 学習状況 (小学校) 現状・課題 学習状況 (中学校) 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 現状・課題 学習状況 (小学校) 朝ご飯についての意識改革のため「子どもから家庭へ」を目指し「すくすくカード」の継続的な記入の結果,子ども自身が朝ご飯の大切さや自分の体に何が足らないかなど食への 興味が見られ始めている。 読書に親しむように毎日10分間の読書タイムを確保したところ,昨年より読書好きな子どもが増えた。また,「徳島県学力調査」の結果「読むこと」の領域が県平均を上回った。 「寝る時刻」「1日あたりのテレビやビデオ・DVDの視聴時間」「毎朝朝食を食べる」等の基本的生活習慣に関する項目において、全国・県平均より下回っている。 現状・課題 学習状況 (中学校) 昨年の全国学力・学習状況調査で,対象学年の生徒は,学習時間「2時間以上」が約50%であった。昨年度末に全学年に実施した学習習慣に関するアンケートの結果では,毎日机に向かう生徒が,1,2年生では50%に満たなかった。(3年生は76%)この結果をふまえ,家庭学習の定着に向け一層の強化を図る。 「家で学校の宿題をしている」生徒は62.1%と全国平均の53.7%を上回っているが,「家で自分で計画を立てて勉強しているか」の質問には,65.5%の生徒が否定的な回答をしている。家庭学習に自主的に取り組む習慣をつけさせたい。
重点目標(小学校) 重点目標(中学校) 国語科・算数科における基礎・基本の確実な定着を図り、思考力・判断力・表現力を高める。 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 重点目標(小学校) 国語科・算数科における基礎・基本の確実な定着を図り、思考力・判断力・表現力を高める。 読解力の向上を図るため,言語についての知識を深め,生活や学習活動の中で活用する能力を高める。 基本的な生活習慣・学習習慣・読書習慣の定着をはかるために家庭との連携をより一層重視する。 重点目標(中学校) 各教科等の授業において,「読み取る力」「まとめて書く力」を身に付けさせる。 基礎・基本の定着とその活用能力の向上を図るとともに,豊かな表現力を培う。 家庭や地域社会との連携の中で,生活習慣や学習習慣の改善を図る。 規則正しい生活習慣を身につけさせ,自主的な家庭学習の定着と読書の習慣化を図る。
具体的目標(小学校) 具体的目標(中学校) 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 具体的目標(小学校) 算数科において,基礎的な計算の習熟を図り,身につけた知識や技能をもとに,問題を解いたり,表現したりする能力をつける。 総合的な学習の時間を活性化させ,各教科等で得た知識や技術を活用できるようにする。 学年×10~15分の家庭学習の習慣を定着させるとともに,プラス10分の,自主学習(読書を含む)の習慣を育てる。【プラス10運動】 具体的目標(中学校) 基礎的な力をより高め、根拠を明らかにして筋道を立てて考え、問題を解決できる力を育てる。 語彙を増やし,内容を聞き取る力,読み取る力を育てる。 適切な課題と自主ノートの活用により,家庭学習を充実させ,授業に意欲的に取り組ませる。
数値目標(小学校) 数値目標(中学校) 「フォローアップシートB」の正答率 5割をめざす。 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 数値目標(小学校) 「フォローアップシートB」の正答率 5割をめざす。 課題に対して,根拠や理由に基づいて自分の考えを持てたかを見るチェックカードを作成し,児童全員に5%の向上を図る。 各学年ごとに決めた家庭学習時間の達成率80%以上を目指す。 休日読書の達成率80%以上を目指す。 数値目標(中学校) 「数学の見方考え方」の観点についての評価を年度末には,年度当初より30%以上上げる。 年度末の生徒アンケートで,「各教科の学習に対して意欲的に取り組んだ」割合を75%以上にする。 平日の家庭学習時間を年度当初の時間より20%増加させる。
具体的方策(小学校) 具体的方策(中学校) 「学力・学習状況」改善プラン(提出) 具体的方策(小学校) 授業では児童相互が学び合い自分の考えを伝え合う場(ペア学習・グループ学習)を取 り入れ,学び合いの力を育てる。 授業の中に話し合い活動を意図的に取り入れる中で 「話す」「聞く」「書く」活動を活発化し,思考力を養う。 ドリル学習で,発展的な内容の問題にも取り組む。 児童同士の教え合いの機会を持ち,さらに理解を深めさせる。 空き時間を有効に活用し,補充学習をすすめる。 具体的方策(中学校) 授業では,様々な文書を読む機会や自分の考えを道筋を立てて文章を書いたり,話したりする場を設定する。 研究授業を年3回行う。 わかる授業の実践力を高めるための研修システムを構築する。 生徒一人一人の課題を教師が把握し,具体的に生活習慣・家庭学習の方法を助言していく。「家庭学習の手引き」を作成し,家庭学習の充実を図る。定期テストでも「学習の手引き」を作成し,学習の充実を図る。
各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査結果 学校版「学力・学習状況」改善プランについての共通理解 では,1つめの柱であります「平成21年度校内研修等における取組」についてです。 ご覧のように,各校において,校内研修等を実施し,学校版「学力・学習状況」改善プランの作成についての共通理解を図っている割合は,小学校において,「できた」が56.9%,「だいたいできた」が39.3%であり,両者を合わせると96.2%と,高い割合の実施率となっておりました。 中学校においては,「できた」が39.3%,「だいたいできた」が49.4%で,合わせると88.7%になっておりました。 14 14
各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査結果 平成21年度全国学力・学習状況調査についての共通理解 「平成20年度全国学力・学習状況調査」について共通理解を図っている割合は,小学校において,「できた」と「だいたいできた」が69.3%であり,中学校では,70.8%なっておりました。 15
各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査結果 「全国学力・学習状況調査」や「徳島県学力調査」の活用 次に,2つめの柱,「学力向上に関する各種資料の活用」についてです。 本研修会では,昨年度より学力向上に関する様々な資料をお渡し,ホームページにも掲載したりして推進員の先生方に活用していただくようお願いしてまいりました。 「全国学力,学習状況調査 」や「徳島県学力調査」問題を計画的に活用している小学校については,「できた」「だいたいできた」が67.8%,中学校では,48.3%となっています。 16
各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査結果 CD版「学力向上に関する資料集第3版」の 活用 次に,CD版「学力向上に関する資料第3版」の活用では,小学校では「できた」「だいたいできた」が57.6%,中学校では,37.1%となっています。 17
各小・中学校における学力向上のための取組に関する調査結果 フォローアップ教材の活用 また,3月に各学校に配付させていただきました,フォローアップ教材の活用では,「できた」「だいたいできた」が,小学校では,71.3%,中学校では,44.4%となっています。 18