環境汚染を防ぐ取り組み
ヤバイ 環境汚染物質 環境汚染をなくすにはどうしたらいいか? そもそも人間が 環境汚染の原因は? やっていること ではどうしたら・・・ 環境汚染物質を全く排出しなければいい! 現実的には不可能!
道路交通法 校則 法律
環境基本法 環境汚染物質 環境汚染をなくすにはどうしたらいいか? 環境を守るためにルールを決めよう! 環境汚染の原因は? そもそも人間が やっていること 環境汚染物質 ではどうしたら・・・ 環境汚染物質を全く排出しなければいい! 現実的には不可能!
・・・1993年施行 環境基本法 大気汚染防止法 水質汚濁防止法 土壌汚染対策法 環境基準 → 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音 環境保全についての基本理念, 施策の基本事項などについて定める法律 ※それまでは 公害対策基本法・自然環境保全法 環境基準 → 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音 排出基準 → 自動車排出ガス・建築物解体に ともなうアスベスト飛散等の規制 監視・測定 → 全国の測定局などで環境基準が 守られているか 環境基本計画 → 公害対策や環境保全の計画 環境アセスメント = 環境影響評価(事前調査等)
過去の環境汚染 → 「加害者は企業、被害者は住民」 現在の環境汚染 → 「私たちが加害者でもあり、 被害者でもある」 → 「加害者は企業、被害者は住民」 現在の環境汚染 → 「私たちが加害者でもあり、 被害者でもある」 かつて,環境汚染による健康被害の構造は単純で,有害物質を排出した企業が加害者であり,それによって被害を被るのは住民という単純な図式でとらえることができました。 しかし,かつての主な排出源であった企業がその後対策を講じたこともあり,こんにちの環境汚染の多くは,その原因として,私たちの日常生活の結果引き起こされることも多くなっています。つまり私たち自身が加害者でもあり,被害者でもあるととらえることができます。 現代において,環境汚染による健康被害を受けないためには,私たち自身ができるだけ環境を汚染しない生活を心がけることが大切なのです。
大気 汚染物質 水 土壌 ダイオキシン 水質汚濁 排煙による大気汚染 土壌汚染 ダイオキシンの例 炭素や塩素などが熱せられる過程での副産物 ごみの焼却施設 ごみの最終処分場 水質汚濁 排煙による大気汚染 土壌汚染 大気 全てが相関し合い、 広範囲・長期(次世代)に影響 水俣病は,1956年ごろから発生しました。水俣湾にそそぐ川岸にアセトアルデヒドを製造している工場があり,その製造工程で生じたメチル水銀が排水として川に流され,それが水俣湾に流れ込んで,湾内の藻や小魚,貝類へメチル水銀が取り込まれて行きました。そしてそれを食べる魚,またそれを食べる人間といったように,「食う食われる」の関係のなかで生物濃縮が起こったのです。 結果,水俣湾の魚介類をよく食べていた周辺住民にメチル水銀中毒の症状があらわれ,亡くなる人も出ました。 メチル水銀の中毒の特徴は,視野の狭まり,手足の麻痺などです。また,胎盤を通じて胎児にメチル水銀が移行し,生まれた子どもに深刻な影響を与えました。 同様の公害が,新潟県阿賀野川流域でも起こりました。こちらも,阿賀野川に流されたメチル水銀が原因でした。新潟で起こった水俣病のことを「新潟水俣病」あるいは「第二水俣病」といいます。 環境ホルモン(内分泌かく乱物質) 汚染物質 体内で分泌されるホルモンの正常な働きに影響を及ぼす化学物質の総称 水 土壌 7
過去の環境汚染 → 「加害者は企業、被害者は住民」 現在の環境汚染 → 「私たちが加害者でもあり、 被害者でもある」 シックハウス症候群 → 「加害者は企業、被害者は住民」 現在の環境汚染 → 「私たちが加害者でもあり、 被害者でもある」 かつて,環境汚染による健康被害の構造は単純で,有害物質を排出した企業が加害者であり,それによって被害を被るのは住民という単純な図式でとらえることができました。 しかし,かつての主な排出源であった企業がその後対策を講じたこともあり,こんにちの環境汚染の多くは,その原因として,私たちの日常生活の結果引き起こされることも多くなっています。つまり私たち自身が加害者でもあり,被害者でもあるととらえることができます。 現代において,環境汚染による健康被害を受けないためには,私たち自身ができるだけ環境を汚染しない生活を心がけることが大切なのです。 環境を汚染しない生活が健康被害を減らす シックハウス症候群 教科書P.93図3
住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称して、 シックハウス症候群と呼びます。 住宅の高気密・高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材を多く用いたことにより、室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住まう人の健康に悪影響を与えてしまうようになってしまいました。
個人でできること 環境にやさしい ライフスタイル 教科書P93図3
現在の環境汚染 ゴミ 生活排水 と にクローズアップ
◆廃棄物の区分 一般廃棄物 廃棄物 産業廃棄物 ごみ 市町村の 処理責任 し尿 =産業廃棄物以外 特別管理一般廃棄物 事業活動にともなって生じた廃棄物のうち,法令で定められた20種類 産業廃棄物 環境汚染を防止する上で,廃棄物の問題はかかせません。この図を見てください。廃棄物は,大きく一般廃棄物と産業廃棄物にわけられます。 一般廃棄物はおもに家庭などから出される生ごみや粗大ごみ,オフィスから排出される紙くずなどで,各市町村が収集・運搬し,処分します。一般廃棄物については,この次の項目で学びます。 今日学ぶ産業廃棄物は,産業活動によって生じる廃棄物で,排出した事業者が責任をもって処理しなくてはならないものです。 事業者の 処理責任 特別管理産業廃棄物 (環境省「環境白書・循環型社会白書/生物多様性白書」,2012年)
このゴミはどこのゴミか? 大阪を代表する淀川!
年間のゴミの量は? 一般廃棄物・・・ 約4500万トン 廃棄産業物・・・ 約4億トン 約8倍 ・・・130個分 汚泥(おでい)、動物のふん尿、がれき類が多く、 これらが全体の約83%
ゴミの処理 焼却・埋め立て・堆肥化・飼料化・リサイクル
焼却炉の数 日本 1243 アメリカ 351 フランス 188 ドイツ 154 スウェーデン 28 イギリス 55
ゴミの処理 焼却・埋め立て・堆肥化・飼料化・リサイクル 最終処分場 高度焼却施設 8割 安定型処理 メリット 管理型処理 ゴミの量を減らす 有害物質を含まない 家畜の死骸・遮断型以外の産業廃棄物 管理型処理 ゴミの量を減らす 遮断型処理 有害物質基準値を超える デメリット 有害物質の発生(ダイオキシン) 250℃~400℃焼却→発生する 高度焼却施設 850℃以上で焼却→発生しない
安定型処理
管理型処理
遮断型処理
ゴミの処理 焼却・埋め立て・堆肥化・飼料化・リサイクル 最終処分場 高度焼却施設 8割 安定型処理 メリット 管理型処理 ゴミの量を減らす 有害物質を含まない 家畜の死骸・遮断型以外の産業廃棄物 管理型処理 ゴミの量を減らす 遮断型処理 有害物質基準値を超える デメリット 有害物質の発生(ダイオキシン) 250℃~400℃焼却→発生する 高度焼却施設 850℃以上で焼却→発生しない
廃棄物処理法 ・・・1970年施行 ゴミを処理するのにお金がかかる 不法投棄が多い 問題 不適切な処理
低温 処理 不適切な埋め立て 不適切処理 ダイオキシンの発生 悪 臭・有毒ガス ハエ・ゴキブリ ネズミ等の繁殖 悪 臭・有毒ガス 不適切な埋め立て 私たちが出したごみは,焼却,埋め立て,堆肥化,飼料化,リサイクルなどさまざまな方法で処理されています。 ごみの適切な処理は,私たちの健康や環境になるべく負荷を与えないという点で大変重要です。 たとえば,焼却の際にごみを焼く温度が低いと,ダイオキシンが発生してしまいます。ダイオキシンの健康への害は前にも学びましたね。 また,生ごみなどを不適切な形で埋め立ててしまうと,悪臭や有毒ガスが発生したり,ハエ,ゴキブリ,ネズミといった衛生的に問題のある生物の繁殖を引き起こします。 ハエ・ゴキブリ ネズミ等の繁殖
最終処分場の残余問題もある 不法投棄・ゴミの量の問題 背景には 大量生産・大量消費・大量廃棄 循環型社会の形成
3R 循環型社会 廃棄 消費・使用 処 理 (再生・焼却 など) 天然資源の消費の抑制 天然資源投入 1番目:リデュース 天然資源の消費の抑制 3R 天然資源投入 1番目:リデュース 廃棄物などの発生抑制 3番目: マテリアル リサイクル 再生利用 生 産 (製造・流通 など) 2番目:リユース 再使用 消費・使用 廃棄 最終処分 (埋め立て) 大量のごみを出しては焼却し,埋め立てるといったことをいつまでも続けていくわけにはいきません。 資源は有限であり,ごみの埋め立て地も限界があるからです。 そこで,大量生産,大量消費,大量廃棄という今までの社会のしくみや個人のライフスタイルを見直し,天然資源の消費をおさえ,環境負荷をなるべく少なくする「循環型社会」をつくることが求められています。 具体的には,まず,できるだけごみを出さないようにします(リデュース)。次に,使い終わってもできるだけ再利用するようにします(リユース)。ビール瓶などがその例ですね。 再利用できなくなったら,ペットボトルから繊維を作るように,違うものに再生利用したり(マテリアルリサイクル),燃料として使い,その熱を利用する(サーマルリサイクル)…といったように,最大限資源を利用するのです。 そして最後に,どうしても利用できないごみは,きちんと処分します。 5番目:適正処分 4番目: サーマル リサイクル 熱回収 処 理 (再生・焼却 など)
リデュース リユース リサイクル リフューズ (発生抑制) Reduce (再使用) Reuse (再生利用) Recycle (断る) Refuse
ワンガリー・マータイさん。 マータイさんが、2005年の来日の際に感銘を受けたのが 「もったいない」という日本語でした。 環境 3R + Respect = もったいない Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という 環境活動の3Rをたった一言で表せるだけでなく、 かけがえのない地球資源に対する Respect(尊敬の念)が込められている言葉、「もったいない」。 マータイさんはこの美しい日本語を環境を守る 世界共通語「MOTTAINAI」として広めることを提唱しました。
上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 川や湖などの水を浄水場で浄化 上水道 整備 約100% 衛生的な水 下水道 上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 上水道 整備 約100% 衛生的な水 し尿や炊事・洗濯排水 下水道 整備 75% 下水管 私たちの日常生活において,安全で良質な水を確保することは必要不可欠です。そのために,上水道と下水道が大きな役割を果たしています。 上水道は,河川や貯水池の水を浄水場で浄化し,衛生的な水を家庭に送るしくみで,現在では,ほぼ100%整備されています。 私たちが日頃衛生的な水を得るためには,水道水源をいかに良好に保つか,つまりいかに汚れた水を出さないようにするかが大切です。このことに,下水道は大きな働きをしています。 下水道は,家庭から出るし尿や炊事・洗濯などの排水などを下水管に集めて下水処理場に送り,衛生的に処理したうえで河川や海に放流するしくみです。 ただ,現在,下水道の整備率はおよそ72%にとどまっています。これは,わが国ではかつてし尿を肥料として使用していたこと,都市への人口集中がこんにちほど急激ではなかったこと,流れの急な河川が多く,すぐに海に流れ出てしまうなどが理由で,普及が遅れたのです。 下水処理場
大阪(枚方市)の水源は? 琵琶湖
琵琶湖は日本最大の湖で、枚方市のおよそ10倍の面積があります。 この大きな湖には、約275億立方メートルの水が貯えられており、これは枚方市で使う水の量の、約520年分に相当します。 琵琶湖は、滋賀県、京都府、兵庫県、大阪府など琵琶湖・淀川流域約1,400万人に、飲み水を供給しています 琵琶湖の水位が話題になることがありますが、湖の水位が1センチ上下すると、それだけで約670万立方メートルの水が増減することになります。 これは枚方市で使う水の量の、約47日分に当たります
1日平均13万㎥ 年間約4900万㎥ 京セラドーム37個分
上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 川や湖などの水を浄水場で浄化 上水道 整備 約100% 衛生的な水 下水道 上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 上水道 整備 約100% 衛生的な水 し尿や炊事・洗濯排水 下水道 整備 75% 下水管 私たちの日常生活において,安全で良質な水を確保することは必要不可欠です。そのために,上水道と下水道が大きな役割を果たしています。 上水道は,河川や貯水池の水を浄水場で浄化し,衛生的な水を家庭に送るしくみで,現在では,ほぼ100%整備されています。 私たちが日頃衛生的な水を得るためには,水道水源をいかに良好に保つか,つまりいかに汚れた水を出さないようにするかが大切です。このことに,下水道は大きな働きをしています。 下水道は,家庭から出るし尿や炊事・洗濯などの排水などを下水管に集めて下水処理場に送り,衛生的に処理したうえで河川や海に放流するしくみです。 ただ,現在,下水道の整備率はおよそ72%にとどまっています。これは,わが国ではかつてし尿を肥料として使用していたこと,都市への人口集中がこんにちほど急激ではなかったこと,流れの急な河川が多く,すぐに海に流れ出てしまうなどが理由で,普及が遅れたのです。 下水処理場
今まで問題だったのが カビ臭 トリハロメタン ・・・発がん性 原因は塩素
高度浄水処理 生物処理 オゾン処理 粒状活性炭処理 オゾンはその強い酸化力により、カビ臭などの 有機物を酸化・分解します。 さらに、塩素消毒に強い感染性微生物であるク リプトスポリジウムに対しても効果があり、従来の 処理よりも安全性が高められます。 繊維担体に付着している微生物の浄化作用 を利用したもので、池の中に繊維担体を敷き 詰め(厚さ2m)、沈でん処理水が繊維担体層 を通る間に水中のアンモニア態窒素やマンガ ンおよび濁質分を除去します。 粒状活性炭は、1mm程度の大きさですが、その 表面には目に見えない小さな穴が無数にあいて います。このため、その表面積は1gあたり 1,000㎡にもなります。 水の中に溶け込んでいる農薬や、臭いやトリハ ロメタンの原因となる有機物は、この穴に取り込 まれ除去されます。 生物処理 オゾン処理 粒状活性炭処理
きらり枚方 ~天の川のしずく~ 100円
村野浄水場 わが国最大級
上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 川や湖などの水を浄水場で浄化 上水道 整備 約100% 衛生的な水 下水道 上下水道の整備の現状(整備数値は2011年) 上水道 整備 約100% 衛生的な水 し尿や炊事・洗濯排水 下水道 整備 75% 下水管 私たちの日常生活において,安全で良質な水を確保することは必要不可欠です。そのために,上水道と下水道が大きな役割を果たしています。 上水道は,河川や貯水池の水を浄水場で浄化し,衛生的な水を家庭に送るしくみで,現在では,ほぼ100%整備されています。 私たちが日頃衛生的な水を得るためには,水道水源をいかに良好に保つか,つまりいかに汚れた水を出さないようにするかが大切です。このことに,下水道は大きな働きをしています。 下水道は,家庭から出るし尿や炊事・洗濯などの排水などを下水管に集めて下水処理場に送り,衛生的に処理したうえで河川や海に放流するしくみです。 ただ,現在,下水道の整備率はおよそ72%にとどまっています。これは,わが国ではかつてし尿を肥料として使用していたこと,都市への人口集中がこんにちほど急激ではなかったこと,流れの急な河川が多く,すぐに海に流れ出てしまうなどが理由で,普及が遅れたのです。 下水処理場
私達が、川や海に流している生活排水は、1人1日当たり約250リットルといわれています。それらはすべて側溝や下水管などを通って、さまざまな形で最終的に海や川へと流れていきます。
水処理施設 微生物 汚泥処理施設 肥料土 処理水のリサイクル
枚方市駅トイレ
せせらぎ水路
せせらぎ水路
ラポール枚方
合併処理浄化槽の設置 下水管の設置、生活排水汚染の 処理施設整備の遅れ (「生活排水」と「し尿」) 水道水の浄化の負担増大 水道水源(貯水池など)の汚染 水道水の浄化の負担増大 下水道普及率が低いことは,河川や湖沼の汚染の原因ともなっています。 私たちの使う水道水は河川や湖沼から原水をとっていますから,原水の水質が悪化するということは,浄水場の負担が増加するということでもあります。 現在の負荷の軽減のためにも,良質な水を確保するためにも,できるだけ下水道を整備し,それが難しい場合はし尿と生活雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽を設置し,汚れた水を環境に出さないようにするなどの対策が望まれます。 合併処理浄化槽の設置 (「生活排水」と「し尿」)