UNIT 51 手紙を書く 1조 권민정 노수정 구동례
1.便箋の色は白無地を用い、カラーや模様の入った便箋、横罫の便箋は、親しい相手に宛てる場合に使用します。
2.形式的な手紙には、2枚以上の便箋で出すのがマナーです。文面が1枚で終わってしまう場合には、白紙の便箋をもう1枚つけると良いでしょう。ただし、弔事の手紙の場合は、「続く」ことを表してしまうので、便箋は1枚で送ります。
洋封筒の場合、宛名は縦書きでも横書きでも構いません。目上の方に送る場合や、弔事の手紙は縦書きで送りましょう。基本的には右封じになるように宛名を書きます。
便箋の書き方 縦書きの場合
横書きの場合
手紙の書きかた 手紙文は、一般的に頭語で始まり、結語で終わります。頭語と結語は対応したものが決まっており、正しく遣うことが必要です。
頭語を書かない場合 一度も面識のない人に手紙を出すときなどは、頭語を遣わずに「初めてお手紙差し上げます」など丁寧な言葉で始めたほうが良いです 女性が用いる結語に「かしこ」がありますがこれには頭語を用いません。
では、書いてみましょう! 一番日付とあいさつの言葉を書きます。
自分の近況を書きます。
書きながら、この前もらった手紙を読み直すこともあります。 もし、その手紙の中で相手から質問された物があったら、その答えを書きます。
書き終わったら、相手の近況を尋ねます。 それから結びの言葉をかき、署名します。
時候のあいさつ 手紙の中で頭語の後にくるのが時候の挨拶です。季節にふれる挨拶は手紙のもっている美しい伝統のひとつです。時候の慣用句もありますが、自分なりの表現で、季節感をうまく工夫して相手に伝えると良いでしょう。ここでは季節感あふれる時候の挨拶をご紹介します。かしこまったお手紙には月ごとの定型句を、親しい方へのお手紙には少しカジュアルな表現を用いると良いでしょう。
1月(睦月:むつき) 2月(如月:きさらぎ) 3月(弥生:やよい) 春の候 新春の候 寒に入り 厳寒の候 晩冬の候 向春の候 余寒の候 梅香匂う頃 早春の候 陽春の候 春和の候 霞立つ春 初春にふさわしく、のどかな天気が続いています 梅のつぼみもふくらみかけてまいりました ひと雨ごとに寒さもゆるみ 風花の舞う今日この頃でございます 春一番が吹き、寒さもようやく和らいできました 日差しが春のおとずれを告げる頃となりました
雨に紫陽花の花が鮮やかに映る季節となりました 4月(卯月:うづき) 5月(皐月:さつき) 6月(水無月:みなづき) 仲春の候 春暖の候 桜花爛漫の候 桜花匂う頃 晩春の候 薫風の候 新緑の候 薄暑の候 向暑の候 入梅の候 長雨の候 初夏の候 ようやく草木もえいずる季節になりました 風薫るさわやかな季節となりました 雨に紫陽花の花が鮮やかに映る季節となりました すっかり春めいてまいりました 卯の花に夏を思う頃となりました 梅雨明けの待たれるこの頃
7月(文月:ふみづき) 8月(葉月:はづき) 9月(長月:ながつき) 盛夏の候 仲夏の候 真夏の候 早星の候 残暑厳しき折 晩夏の候 暮夏の候 新涼の候 初秋の候 爽涼の候 月愛でる頃 白露の候 梅雨明けの待たれる今日この頃 立秋とはいえ、まだまだ暑い日が続きます 秋風が立ちはじめ、しのぎやすい頃となりました 空の青さが夏らしく輝きを増してきました 虫の音に秋のおとづれを感じる今日この頃です コスモスの花が秋風に揺れる季節となりました
10月 (神無月:かんなづき) 11月 (霜月:しもつき) 12月 (師走:しわす) 仲秋の候 清秋の候 秋冷の候 紅葉の頃 晩秋の候 向寒の候 落葉舞う頃 初霜の候 師走の候 寒冷の候 初氷の候 年の瀬を迎え すがすがしい秋晴れの今日この頃 秋も深まり朝夕はめっきり冷え込む様になりました 寒さも日毎に増します今日この頃 木々の葉も鮮やかに色づいてきました 冬が駆け足で近づいてまいりました 年もおしせまり、何かと忙しい頃となりました
文香(ふみこう) 手紙に添える香りを「文香」と言います。手紙にそっとしのばせて、送る人から送られる人へ思いやりが香りと共に伝わります。
シール たくさんの種類から相手にぴったりのシールをセレクトできます。