プロジェクト演習 学の世界入門,プロジェクト演習I,プロジェクト演習II -ガイダンス資料 2013- 岩手県立大学ソフトウェア情報学部 教務委員会 就業力G Group Project Practice, Iwate Prefectural University
目次 * プロジェクト演習とは 単位取得 課題 赤字は昨年度からの変更等の強調事項を意味する Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習とは プロジェクト演習ガイダンス Group Project Practice, Iwate Prefectural University
うまく進めるにはどうしたらよいか皆で悩んで解決していく プロジェクト演習の意義 * お互いに補完しあい 能力の違いを生かす 社会におけるチームプロジェクトを体験する 年齢や能力の異なるメンバーの集まりにおいて,根拠に基づいた問題発見・解決を推進する 自分の適性・能力に気づき,チームへの貢献のために自ら行動する 議論の進行を円滑に行う方法を考える 他人の話をもとに,次につながる話題を提供 分かりやすく説明するため,話し方・資料を工夫 うまく進めるにはどうしたらよいか皆で悩んで解決していく Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習の目的 * ICTを活用し社会的価値を創造する 伝達技術の向上 グループによる討議能力の向上 世の中の誰かにとって意味のあること 誰かが助かる,幸せになる,etcを説得的に提案 ICTを使う意義のあること 伝達技術の向上 人前で話す経験 分かりやすく説明するための話し方の工夫の実践 調査や資料作成準備に時間をかける グループによる討議能力の向上 グループにおける役割と行動を考え自ら行動する 1年生は学習済 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習ガイダンス 演習の心がけ Group Project Practice, Iwate Prefectural University
業務を分担するということ 必ず全員が何かを宿題にする 休んだらどうなるか考える 仕事を割り振るということ,割り当てられたら責任を持つこと 調べた結果を文書や図として提示できる準備を必ず行う(口頭の説明だけでは他人が理解困難) 休んだらどうなるか考える グループの作業が止まってしまう(逆の立場になったら,と考えること) 特段の事情で休む場合には,前もってデータを送る・周りに助言を求める等,事前の根回しが必要 休んだ分,自分は何をすべきか自ら聞く Group Project Practice, Iwate Prefectural University
議論に参加するということ 他人の話を聞いているだけでは「聴講」 何を聞かれているのか考えながら答える 自分の考えを述べる 人の意見に質問する 人の意見を聞いて,自分の考えを述べる 関連するみんなの意見をまとめる 何を聞かれているのか考えながら答える Yes/Noで答えられるのか 具体的な内容は,いくつ聞かれているか 複数聞かれているなら,区切りが分かるよう答える Group Project Practice, Iwate Prefectural University
良い議論とは 相手に対して何らかの価値を与えられる 相手の意見を踏まえて新たな価値を創る 受け手にとって新しい知識を提供する 提供するために時間をかけて準備する 相手の意見を踏まえて新たな価値を創る 自分自身の知識と組み合わせる 趣旨に合った知見になっているか考える 自分から相手に何かを与えられる行動 自分の知識・経験と結び付けた発想 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習の進め方 教員は1から10まで教えない グループで議論する 各自の調査内容・課題を決める 研究室の先輩に教わる 授業時間 教員は1から10まで教えない テーマの大枠は提示するが, 具体的なテーマや議論は自分たちで. 道具やソフトウェアの使い方等,必要なことは自分たちで調べる. 行動は自由だが締切は提示される.それを守れるように行動する. 研究室の先輩に教わる 今やっている研究について聞いてみる. 研究室にある機材の使い方を教えてもらう 困ったときはTAや先輩に相談する. グループで議論する 各自の調査内容・課題を決める 授業時間外 各自が調査してくる 議事録をまとめて資料に 次の授業の始め 前回の内容を報告 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
グループ作業の学年目標 * 3年生: 議論のフォロー,チームのリード(ボスでなくリーダー) 2年生: 議論のリード,1年生のフォロー 自らも調査し,1,2年生の発言を引き出す言動 技術的な観点による議論の集約 遅れている人や作業の再分担や手伝い 下級生の提出物管理・アドバイス 提出物: 進行管理表,担当回議事録,週報(調査資料含む) 2年生: 議論のリード,1年生のフォロー 積極的な発言により議論を進める 自らも調査し,1年生の発言を引き出す言動 提出物: 担当回議事録,週報(調査資料含む) 1年生: 資料の作り方,発表の仕方を学ぶ 相手の意見を聞いて自分の考えを述べる練習 分かりやすい報告・発表を心がける 管理者では無く, 手を動かして行動で 全体を引っ張る Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習の先にあるもの PBL(Project Based Learning) 卒業研究 申請して,研究費をつけてもらう *PBLは学生グループによる研究を支援する制度.審査を通れば研究費がもらえます. 実際にプログラムやシステムを作ってみる 卒業研究 3, 4年生で行うテーマのヒントに 大学院でするような大きなテーマに 社会人としての業務(研究員,システムエンジニア) 社会のニーズに応える分野の創出 顧客の要望に応じた仕様設計とシステム構築 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習ガイダンス 単位取得 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
活動記録ファイルと企画・提案書をグループの成果物とする 単位取得要件 * 活動記録ファイルと企画・提案書をグループの成果物とする 活動記録ファイル(ポートフォリオ)の提出 毎回の全員の調査・活動内容をファイルに全て綴じる 議事録・進行管理表・自己評価シートを綴じる 企画・提案書作成と合同発表会における説明 文書およびポスターを作成 全講座の全グループによる発表会で全員で説明を分担 合同発表会における質疑 質疑をするために,発表内容を理解する Group Project Practice, Iwate Prefectural University
成績評価 個人のグループへの貢献度 毎回の分担作業の達成状況 討議への参加状況 出席状況 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習ガイダンス 課題 Group Project Practice, Iwate Prefectural University
スケジュール(例) * 第 1 回 ガイダンス,グループ編成 第 3~ 5 回 課題設定,情報収集,問題発見 第 6 回 第 1 回 ガイダンス,グループ編成 第 3~ 5 回 課題設定,情報収集,問題発見 第 6 回 中間発表会1(11/06) 第 8~10 回 解決内容の検討 第 11 回 中間発表会2(12/18) 第12~13 回 発表用ポスター作成,中間発表会3 第14~15 回 全体発表会・振り返り(1/15) ※第2回(10/09) 1年生 :全学共通講義(講堂) 2,3年生:ICTと問題解決講演(2年生:共101, 3年生:共301) ※第7回(11/13) 1,2年生:チームビルディング講演(共101) 3年生 :チームビルディング(リーダー向け)講演(共301) ※個人特性分析(2~3年生):11/13(水)4限(予定) Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト発表会ですること A1二枚程度のポスターで研究内容を紹介 説明者として 質問者として 何の役に立つのか(目的) 類似するものとの関係(類似点,相違点,工夫したところ) どのようにして実現するか(概念図,必要な物品・技術等) 説明者として 一定時間,説明者としてポスター前に居る 質疑応答の内容は記録しておく 質問者として 発表内容を批判するのではなく,発展させるための意見を考える ポスターの作り方,説明の仕方を参考にする Group Project Practice, Iwate Prefectural University
プロジェクト演習WEB http://p-www.iwate-pu.ac.jp/~y-goto/proj_prac_2013/ Group Project Practice, Iwate Prefectural University