身近な毒草 10班
スイセン Narcissus tazetta
基本情報 ・多年草 ・冬から春にかけて開花 ・草丈は15cm~50cm ・毒成分は、リコリンとシュウ酸カルシウム
学名の由来 さて、このスイセンは 何を思っているでしょう? http://ganref.jp/m/biwako2727/portfolios/photo_det...
じつは... 「水面にうつっている自分って美しいな~」って思ってるんです
ま~、実際にはこんなこと思ってないけんが安心してください。 そもそも、学名はギリシャ神話に由来しているみたい
むかし、ナルキッソスっていう美少年がおって 自分が美しいからって調子のった態度をとっとったわけ 他人を侮辱したり…
そして、そんなナルキッソスに神が罰を与えた ただ自分だけを愛するようにした
そして、自分を好きになったナルキッソスは 水面にうつる自分の姿から目を離せなくなり、そのまま死んでしまったと。 死んだあと、そこにはスイセンが咲いてたと。
だから、スイセンの花言葉に うぬぼれ 自己愛などがある
スイセンの致死量は なんと、10グラム
皆さん、 ニラと間違えて食べないように注意してください。
http://www.kstage.com/blog/?p=164 5月1日は(すずらん)の日です « Kstage ブログ スズラン
学名: Convallaria majalis var. keiskei 特徴 鈴蘭 (すずらん) 学名: Convallaria majalis var. keiskei ユリ科の多年草 開花時期 4/15 ~ 5/15頃 花言葉:幸福の再来 本州中部以北に自生 http://www.kstage.com/blog/?p=164 ↑観賞用としては ドイツスズランが主流
一見きれいな花・・・ もしかしたら 食べられるのでは・・・? スズランは有毒です!!
大量摂取で呼吸停止や心不全につながる危険性も・・・ 毒性 有毒成分 コンバラトキシン( Convallatoxin ) コンバロシド( Convalloside ) 等の強心配糖体 有毒部位 根,花に多い 症状 吐き気、嘔吐、めまい、視覚障害、徐脈、 血圧低下など http://www.irasutoya.com/2013/07/blog-post_2135.html
注意事項 スズランはギョウザニンニク(山菜)と間違いやすい むやみに食べないこと スズランはギョウザニンニク(山菜)と間違いやすい むやみに食べないこと http://www.sansaikinoko.com/ninniku.htm スズランの花瓶の水を子供が飲み、死亡した例も・・・ 誤って飲ませないように
ドクゼリ
セリ・・ ドクゼリ・・ おひたしや天ぷら 風邪予防や貧血の防止 同じ場所に生えている トリカブト、ドクウツギと並んで日本の三大毒草のひとつとして数えられる程、毒性が強い
・ドクゼリの葉は細長く付け根も細い。ギザギザが鋭い ・茎をすりつぶしたのを匂ってみても、セリ特有の匂いがしない ・葉柄が長い ・根は芋のように複雑に広がっている
ドクゼリの毒成分・・・シクトキシン ・主に根に含まれる 非常に吸収されやすいため、食べると数分後には中毒症状が現 れる。口から泡を吹き、中枢神経が侵され、けいれん、めまい、嘔吐、皮膚の発赤が現れ、最後に呼吸麻痺を起こして死亡。
シクトキシン C17H22O2 人の致死量は50mg/kg。消化管だけでなく皮膚からも吸収されるため、ドクゼリの汁を塗って死亡した例もある。
解毒 とりあえず虫刺され薬 そして牛乳や緑茶、グレープフルーツジュースをとって安静にさせる (牛乳は胃の粘膜を保護する作用) (グレープフルーツと緑茶は解毒作用) なければ、普通の水 水分を取る目的・・毒を尿とともに排出させる 毒物は水に溶けるが、全部溶けるわけでなく約50%しか吸収されないので、「水を飲みたくない」と言われても強引に飲ませる
バイケイソウ 写真 1
バイケイソウ(学名:Veratrum album L. subsp バイケイソウ(学名:Veratrum album L. subsp. oxypetalum Hultén)はユリ科の多年草で、高さ100~200 cmに達する。 北海道、本州、四国、九州の低山から高山帯までの林内や湿った草原に生え、やや群生する。 写真2
太く直立した茎に、長さ20~30 cm、幅20cmの楕円形の大きな葉をつける。初夏に緑白色の花を多数総状につける。葉は無柄で、完全な平行脈である。 写真3 写真4
毒性について プロトベラトリン、ジェルビン、シクロパミン、ベラトラミンなどのベラトルムアルカロイドを含む。ゆでる、炒める、天ぷらにするなど、熱を加えても毒成分は分解されず、中毒を起こす。
ベラトルムアルカイトイドのヒトの致死量は約20mgで、これはバイケイソウの乾燥根で1~2gに相当する。 ナス科のトマト属やナス属にも含まれるが、とくにバイケイソウの含有量が多い。
症状 症状発現は30分~3時間が多く、吐き気、嘔吐、手足のしびれ、痙攣、血圧低下、呼吸困難、めまい、脱力感などが挙げられる。急性中毒から回復すれば、通常、後遺症は残らない。
中毒事故 新芽の時の形態が山菜のオオバギボウシ(ウルイ)と似ており、極めて中毒事故が多い。 そのため、福島県、茨城県、群馬県、東京都、新潟県、富山県など、多くの自治体が機関のホームページで、写真やイラストを使って形態の特徴を示し、見分け方を解説している。
見分け方 バイケイソウ 写真4 オオバギボウシ 写真5
バイケイソウ 写真1 オオバギボウシ 写真6
バイケイソウの葉脈は平行に走るのに対し、オオバギボウシの葉脈は,主脈から枝分かれしている。 また、バイケイソウの葉は立ち上がった茎に交互に付き、葉柄はない。オオバギボウシの葉は地際部に付き、長い葉柄がある。
それぞれの幼葉 バイケイソウ 写真7 オオバギボウシ 写真8
新芽の見分けがつきにくいと言われているが、バイケイソウの新芽の葉脈は縦縞状にくぼむのに対し、オオバギボウシの葉脈は、筋状に出張ることから見分けることができる。 それでも自信がなかったら食べないこと。
出展 写真1,4,5,6,7,8:http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/ringyo/kinoko/sodan,sansai.htm 写真2:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/58/1168833519078.html 写真3: http://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_poisoning/plants/Veratrum.html
参考資料 公益法人日本中毒情報センター http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70194_0100_2.pdf 厚生労働省:自然毒のリスクプロファイル http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/higher_det_16.html バイケイソウに御用心! ー 茨城県 http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/ringyo/kinoko/sodan,sansai.htm
ご静聴ありがとうございました。