第2回宿毛市キャリア教育地域推進会議 キャリア教育推進地域事業

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1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
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中学校 高校 小学校 「言語活動の充実」を意識した授業につ いて (対象者:小学校 178 名、中学校 68 名、高校 30 名の国語指導者、計 276 名) 児童・生徒、指導者の意識調査の結果 (単位 % ) 平成 21.
三笠市の 特色ある教育の主な内容. 人口 10,355 人 学校の状況(平成 23 年 4 月) 小学校 2 校・中学校 2 校 児 童 304 人・ 22 学級 生 徒 189 人・ 10 学級.
校内研修会資料 キャリア教育の理解と実践に向けて 児童生徒の自立を支援する 「みやぎキャリア教育プラン」 校内研修会資料 キャリア教育の理解と実践に向けて 児童生徒の自立を支援する 「みやぎキャリア教育プラン」 宮城県教育研修センター 平成 19 年度キャリア教育研究グループ.
生 活 科 (小) 福島県教育委員会 平成20年度小・中学校教育課程研究協議 会. Ⅰ 改訂の要点 1 学年の目標の改善 (1) 目標 (3) を加え、四つに増やした。 (2) 文言を加え、一人一人の児童に育 つことを期待する認識を明確にした。 ① 目標 (1) 「地域のよさに気付き」 ② 目標 (2)
平成19年度 「長崎県国語力向上プラン」 地区別研修会
平成19年度長崎県国語力向上プラン地区別研修会
5 情報モラル教育 4.道徳や各教科等における  情報モラル.
日本の英語教育 c 奥田波奈.
子どもが主役となる明るく元気な学級づくり
徳島の子どもの学力向上及び 生活習慣・学習習慣等の改善をめざして
子どもたちが夢と希望を持ち、地域と密着した学校
総 合 的 な 学 習 の 時 間 ふるさと教育が生きる時間に! 本校の特色ある活動 子供たちが楽し 「チャレンジ・タイム」
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
富山大学教育学部 附属教育実践総合センター 助教授 小川 亮
「道徳の時間」の進め方について 球磨教育事務所  .
教職院 ナッキョン 奈良市高畑町 得意: 授業での「つかみ」
自立して未来に挑戦する子の育成 ふるさと村雲を基盤に 【学校教育目標】 篠山市立村雲小学校スクールプラン
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
やまなしの教育振興プラン 山梨県教育委員会.
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
教育研修センター通信 ☆情報教育夏季研修☆(7/23,24 8/22実施) ☆人権教育研修☆(7月25日実施)
薩摩川内市小中一貫教育特区 (連携型) 平成18年4月~平成20年3月
 H21年度 研究概要 本校の研究について発表します。本校は、全国学力・学習状況調査等を活用した学校改善の推進に係る実践研究の協力校として文部科学省から本年度指定を受けました。19年度の結果をふまえて、昨年度の11月から「自ら学ぶ意欲」を育てる教育への転換を図る方向で授業や評価の改善の研究を進めてまいりましたが、本年度は「話合い活動」に着目して研究課題を設定しました。
H28学校経営ビジョン めざす教師像 安全・安心な環境づくり・学校づくり 地域 家庭 めざす学校像 授業づくりチーム 生活づくりチーム
知・徳・体・地域連携 伏見中学校 教育目標 心豊かに共に生きよう 生き生きした生徒が集う学校 特に今年度取り組んだ点は 知の部分
教育とは 未来に向けて方向を示し 挑戦する勇気を育み、 めげそうになった心を励まし 支えていくこと
情報教育の位置づけ 目標 年度の重点 情報化社会の創造に進んで参画できる主体的な子供の育成
基礎・基本と活用する力を確かに育む学校の組織的な取組
キャリア教育を充実させるための改善・実施・評価シート
<校訓> つよく・あかるく・たくましく 【目指す宇佐支援学校の児童生徒像】
特別支援教育 障害のある幼児児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち,児童生徒一人一人の教育的二一ズを把握し,その持てる力を高め,生活や学習上の困難を改善又は克服するため,適切な指導や必要な支援を行うものである。 (「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」平成17年12月8日.
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
県立朝霞高校(全日制)~生徒の成長物語(高校生活は団体戦)~
地域・社会貢献をするために人として必要な資質
The 7th Junior High School
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
協働事業のあらまし 特定非営利活動法人 シニアボランティア経験を活かす会.
コミュニケーション能力、地域理解力・・・・
平成19年度地域教育フォーラムin京都   第5分科会 「学力向上アクションプラン」     ~洛西方式Ⅱ~  京都市立洛西中学校 2007,7,31.
言語活動を生かした自ら学び、考える力の育成
思考力・判断力・表現力等の育成に向けて 平成20年12月26日 徳島県立総合教育センター.
平成29年度 西部教育事務所 グランドデザイン 知 徳 体 施策の基本方向及び取組
組織論による特色ある カリキュラムの理論と実際 第11回 特色あるカリキュラムづくりの理論と実際 兵庫教育大学大学院 教授
学校評価と事務職員の役割 学校評価に対する 事務職員の 視点を養おう! 平成26年7月29日 夏季学習会.
第60回 北海道小学校長会教育研究 宗谷・稚内大会
峰山学園ほっとニュース 峰山学園指導の重点 百花繚乱の春、峰山学園平成30年度が始まりました。 ~児童生徒の育ちと指導の一貫性をめざして~
平成15・16・17年度 田辺市教育委員会指定研究校 『情報化社会を生きる児童の育成』
平成31(2019)年度 ○○○立○○小学校 学力向上プラン(例)
単元の学習地図で目指す「深い学び」 ~「知識の構造化」の視点を取り入れた学習~
計 画 支 援 要 請 支 援 平成21年度の研修支援 「『大阪の教育力』向上プラン」に基づく府内全公立小中学校への訪問
コミュニケーション能力、地域理解力・・・・
平成30年度グランドデザイン 学校の教育目標 生きる力 佐伯市立宇目緑豊小学校 ふるさとを愛し、 豊かな心と自ら学ぶ意欲をもち、
平成29年度 名古屋市立日比野中学校グランドデザイン
教育目標 重点目標 取組の柱 学習意欲・学力向上 人間関係作り 体づくり 特色ある取組の充実と発展 チーム安塚
平成23年度 大阪府学力・学習状況調査の結果概要 大阪府教育委員会
教育情報共有化促進モデル事業報告 中学校数学 平成16年1月31日 岐阜県 学習システム研究会「楽しく学ぶ数学部会」
授業映像中の児童・生徒の姿から どのような力を 活用・発揮しているかを捉え、 それを支えた 学びの過程について分析する 目的 1
学習指導案の検討会を通し て、 本時の授業への見通しを持ち、 参観の視点をつかむ。
生きる力を育む国語教育 説明的文章の読解を通して 鹿沼市立南摩中学校                 坂井清貴.
小中連携・一貫教育による確かな学力の育成
宇佐支援学校 学校評価実施計画 改善 教職員自己評価 自分らしく 生活する 子ども 保護者・ 地域から 愛される 学校 のびのびと 過ごせる
学校の教育活動を通じて 家庭で共に 保幼小中との連携 地域で育てる 忍耐力 意欲 やり抜く 自制心 社会性 協調性
文脈 テクノロジに関する知識 教科内容に関する知識 教育学 的知識
自己有用感を育む 重点の焦点化 地域の力を生かす 中里中学校区小中一貫教育 コミュニティースクール 準備し、やらせて、認め・自信をつける
2019年度 すべての教職員のための授業改善研修 本研修の背景とねらい
特別支援教育総合推進事業 特別支援教育 推進員 高等学校 1(新)特別支援教育総合推進事業【4,752千円】 県教育委員会 特別支援学校
平成20・21年度 国立教育政策研究所・教育課程研究センター指定
学習指導要領の改訂 全国連合小学校長会 会長 大橋 明.
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第2回宿毛市キャリア教育地域推進会議 キャリア教育推進地域事業 H25.6.27    先進校視察報告 キャリア教育推進地域事業 平成25年6月27日

訪問地 広島県三次市 塩町中学校 三良坂中学校

訪問目的 教科指導と領域との関連をはかり計画的・系統的・意図的に取組むキャリア教育実践について 小中9年間の連携教育に向けモデルとなる施策や取組について

三次市立塩町中学校 平成16年度~ 「教科と連動した総合的な学習 の時間の創造」の研究開始 平成19年 教科教室型・地域開放型新校舎 第2回宿毛市キャリア教育地域推進会議 H25.6.27 三次市立塩町中学校 平成16年度~ 「教科と連動した総合的な学習             の時間の創造」の研究開始 平成19年 教科教室型・地域開放型新校舎

~総合的な学習の時間の「探究」につながる授業づくりを通して~ 研究主題 思考力・表現力を高める学習指導の改善 ~総合的な学習の時間の「探究」につながる授業づくりを通して~ 研究仮説 授業の中で、「情報の取り出し」「解釈」「熟考・評価」の問題解決的な活動で学習させ、その過程で教科等の目標に達成するための「言語活動」を取り入れる。そのことにより、他の学習者とかかわらせながら意見をつなぎ、思考を深めることができ、「思考力」「表現力」を高めることができるであろう。

研究推進のキーワード ①「言語活動」の充実 ②「つなぐ」 ・授業の中で「情報の取り出し」「解釈」「熟考・評価」の問題 第2回宿毛市キャリア教育地域推進会議 H25.6.27 研究推進のキーワード ①「言語活動」の充実    ・授業の中で「情報の取り出し」「解釈」「熟考・評価」の問題     解決的な活動で学習させる。その過程で、適切な「言語活動」     を設定し、各教科の目標を達成する。 ②「つなぐ」    ・各教科の授業で、他の学習者かかわらせながら意見をつなぎ、     思考を深め合う。    ・各教科と総合的な学習の時間を結びつけ、生徒自身が学習の     過程や価値を考える「塩中タイム」を行うことにより、学習意     欲や自己の未来につながる考えを育む。  

総合的な学習の時間「自分探しの旅」 高校訪問 企業訪問

大学探検 職場体験

リトルティーチャー 地域ボランティア 英会話チャレンジ

総合的な学習の時間 「単元・研究」学習 ①全校オリエンテーション ②基礎講座 ③課題設定 ④情報収集・一斉活動日 ⑤整理・分析 総合的な学習の時間 「単元・研究」学習 ①全校オリエンテーション     「期待する学習の姿」を示す  ②基礎講座      新聞記者等の外部講師の招聘  取材の仕方・記事の書き方を学ぶ ③課題設定       ウエビングによる自己概念図の作成 ④情報収集・一斉活動日      生徒全員が一斉に市内に繰り出し、対象の観察・地域の専門家への     訪問等目的に応じた情報収集 ⑤整理・分析       集めた情報を、テーマや見通し・仮説との整合性で分析 数値デー     タの集計分類・グラフ化・地図へ記入 ⑥まとめ・表現       「研究発表」の場を設定  プレゼンテーション

総合的な学習の時間「塩中タイム」 生徒に身に付けさせたい9能力の相関図 ⑥将来設計能力 ⑨生活力 ⑤表現力 ⑧人間関係形成能力 ①情報活用能力 ④判断力 ③思考力 ②発見力 ⑦健康・体力

塩中タイム 「体育祭を振り返り9能力のどんな力がついたか交流しよう。」          塩中タイム 「体育祭を振り返り9能力のどんな力がついたか交流しよう。」

その項目に貼った理由の記入と交流 塩中カードの記入と項目のページへの添付 他のカードとの関係を考える 学習したことを生かす 能力をさらに伸ばすことを考える 身に付けた能力の足跡

塩中タイム 「体育祭を振り返り9能力のどんな力がついたか交流しよう。」          塩中タイム 「体育祭を振り返り9能力のどんな力がついたか交流しよう。」 自分自身の「振り返り」を重視

数値データからの検証 (24年度全国学力学習状況調査・広島県「基礎・基 本」定着状況調査) 数値データからの検証   (24年度全国学力学習状況調査・広島県「基礎・基    本」定着状況調査) ○学習したことが生活や社会に出たときに役立ち活用できる 肯定的評価88.4% ○将来、仕事や生活の中で役立つと思うから勉強している 肯定的評価96.1% ○学習の有用感        肯定的評価 国語 94.1%               数学 98.1%               英語 84.3%

三次市教育委員会教育施策構想 夢 志 三次「夢人」の育成 目指す子ども像 ①ふるさと三次を愛し、誇りに思う 子ども 大きな 夢 高い 志   三次「夢人」の育成 目指す子ども像   ①ふるさと三次を愛し、誇りに思う 子ども   ②夢をもち学び続ける力をもつ 子ども   ③社会の一員として     積極的に貢献する志をもつ 子ども

小中一貫教育基本方針 キャリア教育 市内統一の教育課程 コアカリキュラム 中三・・・・・・・・小一 オリジナルカリキュラム 小中一貫教育基本方針   コアカリキュラム キャリア教育 中三・・・・・・・・小一 市内統一の教育課程 オリジナルカリキュラム 各教科等のカリキュラム

コア カリキュラム・・・三次市全学校で同じ教                   育課程を設定。                  各学年10時間程度 オリジナル カリキュラム・・各中学校区独自                     の特色を生かした 教育課程 参考資料・・・「夢人タイム」           三次市小中一貫教育コアカリキュラム

三良坂中学校区 三良坂中学校(79) 三良坂小学校(159) 27年度 三良坂学園(仮称) 開校 仁賀小学校(5) 灰塚小学校 (11)

自立と共生の力をもった、たくましく生きる児童生徒 みらさか教育 目指す児童生徒像 目指す子ども像 自立と共生の力をもった、たくましく生きる児童生徒 つけたい力 【確かな学力】    【豊かな社会力】 基本としての学力 課題解決力・探究力 基礎的・汎用的能力 意欲・耐性 コミュニケーション力 表現する力 ←「ことば」→ 伝え合う力    ベースにある集団 子ども同士が共感的な伝え合い、話し合いが成り立つ関係(学びの集団)

キャリア発達を考慮したコミュニケーション能力の育成 研究主題 コミュニケーション能力の育成 ~地域の特色を生かした小中一貫教育の創造~ キャリア部会のテーマ キャリア発達を考慮したコミュニケーション能力の育成

仮説 ことばで伝え合うコミュニケーション力を重視した教育活動を意図的に行うことによって、子どもの確かな学力、社会力が育つであろう。

三良坂つながり学習 (5・6・7年生合同学習) 各学年の目標の掲示 三良坂つながり学習     (5・6・7年生合同学習) 本時の学習の確認  「三良坂を素敵な町にするための活動内容と調査方法を考えよう」 各学年の目標の掲示

個人が考えてきた活動内容の交流

グループでの活動内容の決定(テーマ、キャッチフレーズ、調査方法)

全体で班の活動内容の発表

三次の強み 三次の求める児童生徒 まとめ① 経済的な豊かさ 三世代家族の比率50パーセント以上(塩町中校区) 過疎化の減少 -高速道路と都市化の波 三次の求める児童生徒  ○ふるさとを愛し、誇りに思う。○夢を持ち、学び続ける力  ○社会の一員として積極的に貢献できる志をもつ

宿毛が三次から学ぶもの まとめ② ○塩町中の実施している塩中タイム ・・・・『振り返り』『塩中ノート』      ・・・・『振り返り』『塩中ノート』 ○三次市全体・・・・・・・『つなぐ』『言語活動』 ○コア・オリジナルカリキュラム ※三次だけでなく、複数の地域のキャリア教育のエッセンスを参考に、宿毛の地域性を生かした独自のカリキュラムを組み立てる。