ケニアで見たもの ~アフリカ、HIV/AIDS,女性~ 長崎大学医学部医学科6年 長嶺 由衣子
HIV感染者数(2007年) 69% 合計: 33.2 (30.6 – 36.1) 百万 1.6 million 760 000 西欧 中央ヨーロッパ 760 000 [600 000 – 1.1 million] 中東& 北アフリカ 380 000 [270 000 – 500 000] サハラ以南アフリカ 22.5 million [20.9 – 24.3 million] 東欧 中央アジア 1.6 million [1.2 – 2.1 million] 南アジア 東南アジア 4.0 million [3.3 – 5.1 million] オセアニア 75 000 [53 000 – 120 000] 北アメリカ 1.3 million [480 000 – 1.9 million] 南アメリカ [1.4 – 1.9 million] 東アジア 800 000 [620 000 – 960 000] カリブ海地域 230 000 [210 000 – 270 000] 69% 合計: 33.2 (30.6 – 36.1) 百万
新規感染者数(2007年) 西欧 中央ヨーロッパ 31 000 [19 000 – 86 000] 中東& 北アフリカ 35 000 [16 000 – 65 000] サハラ以南アフリカ 1.7 million [1.4 – 2.4 million] 東欧 中央アジア 150 000 [70 000 – 290 000] 南アジア 東南アジア 340 000 [180 000 – 740 000] オセアニア 14 000 [11 000 – 26 000] 北アメリカ 46 000 [38 000 – 68 000] 南アメリカ 100 000 [47 000 – 220 000] 東アジア 92 000 [21 000 – 220 000] カリブ海地域 17 000 [15 000 – 23 000] 69% 合計: 2.5 (1.8 – 4.1) 百万人
AIDS死亡者数( 2007年) 77% 合計: 2.1 (1.9 – 2.4) 百万人 55 000 12 000 21 000 西欧 中央ヨーロッパ 12 000 [<15 000] 中東& 北アフリカ 25 000 [20 000 – 34 000] サハラ以南アフリカ 1.6 million [1.5 – 2.0 million] 東欧 中央アジア 55 000 [42 000 – 88 000] 南アジア 東南アジア 270 000 [230 000 – 380 000] オセアニア 1200 [<500 – 2700] 北アメリカ 21 000 [18 000 – 31 000] 南アメリカ 58 000 [49 000 – 91 000] 東アジア 32 000 [28 000 – 49 000] カリブ海地域 11 000 [9800 – 18 000] 77% 合計: 2.1 (1.9 – 2.4) 百万人
世界のHIV/AIDS
世界のHIV/AIDS
アフリカのHIV/AIDS
HIV感染者に占める女性の割合 サハラ以南のアフリカのみ女性の感染者が5割を超えている
ケニア
基本情報 1.面積 58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍) 2.人口 3,510万人(2006年:世銀) 1.面積 58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍) 2.人口 3,510万人(2006年:世銀) 3.首都 ナイロビ(Nairobi)(220万人) 4.民族 キクユ人、ルヒヤ人、カレンジン人、ルオ人等 5.言語 スワヒリ語、英語 6.HIV 成人HIV感染率:6.1%(2005) 感染者数:110~130万人 外務省:各国地域情勢より http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kenya/data.html
ケニアのHIV/AIDSの状況 ケニアのHIV感染率はこの10年で半減した。 (成人感染率 1997/98:10%→2006年:5%) (成人感染率 1997/98:10%→2006年:5%) リスクの高い行動をする人が減ってきている (コンドームを使う率↑、初体験年齢↓、パートナー数↓) 売春婦、同性愛者、麻薬常習者、フリーセックス、長 距離トラック運転手、移民などがハイリスク者 15歳~24歳の女性は同性大の男性の5.5倍リスク が高い。 5歳未満児死亡率 1990年:97(対1,000)→120 United Nations General Assembly Special Session on HIV and AIDS, Country Report 2008– Kenya
HIVクリニック(IMCU)の待合室 HIVクリニックの待合室は 女性ばかり
HIVのARVを始めるにあたってのカウンセリング風景 子供が5人いるにも関わらず、離婚され、交通費が捻出できず クリニックに継続して通うことができないため治療を中断したいと言う。
←17歳のエイズ患者。 初めて性交した相手がエイズ感染者だった。 母子感染→ 母親も子供もエイズ患者。2人分の薬を もらいにクリニックに来ていた。
←東アフリカ最大のスラムと言われるKIBERA スラムの中に電車が走る→ ←フライング・トイレット ビニール袋に用を足し、それを投げる。 投げられた場所がフライング・トイレット と呼ばれている。 衛生状況は非常に悪い。
←ナイロビ最大の病院 ケニヤッタ病院で会った 頭蓋咽頭腫の子供 バーキットリンパ腫の子供→ 母親のお腹には新たな 赤ちゃんがいる。
HIV/AIDSと女性 女性が罹患する理由 女性のコンプライアンスが悪い理由 男尊女卑 ・一夫多妻制 母子感染 ・レイプ 売春 男尊女卑 ・一夫多妻制 母子感染 ・レイプ 売春 子供の多い未亡人 ・一方的に離婚されることが多い アクセスが悪い 交通費が捻出できず、クリニックに薬を取りに行けない 女性のコンプライアンスが悪い理由
HIV/AIDSと子供 死亡数↑ エイズ孤児 労働力 処女信仰(ザンビア) 女性が感染し、死亡することによって 最も被害を受けるのは子ども。 女性が感染し、死亡することによって最も被害を受けるのは子ども。メモです。
ご清聴ありがとうございました。 アフリカを縦断する大地溝帯。