文京学院大学森宮ゼミナール ☆Kobaton☆ 斉藤香織・蝶野麻衣子・長沢麻衣子 ユニクロに密着 ～ヒートテック編～ 文京学院大学森宮ゼミナール ☆Kobaton☆ 斉藤香織・蝶野麻衣子・長沢麻衣子 これから、文京学院大学森宮ゼミ、チーム「コバトン」 “ユニクロに密着”の発表を始めます。 1

目次 研究動機 ユニクロ国内事業 アンケート調査 海外への進出 海外事業での最優先課題 今後どのように中国事業を展開すべきか 参考文献 ～私たちの提案～ 参考文献 この順番で発表させていただきます。

研究動機 研究動機。

「いろんな色に挑戦して」 ユニクロ、春を彩る３７色ジーンズ 研究動機 ユニクロが「Ｔシャツ開き」 ユニクロが大型店２００店体制へ ユニクロがディズニーとライセンス契約 不況 ユニクロが世界的デザイナーと契約 「いろんな色に挑戦して」　ユニクロ、春を彩る３７色ジーンズ ユニクロ、名古屋に大型店 不況だといわれている近年、今年は日本に進出してきたH&MやForever21などの ファストファッションが話題になりました。 その中でも、国内事業で圧倒的な成長をみせ 様々なニュースで取り上げられているユニクロに密着することにしました。 ユニクロ銀座店OPEN ユニクロ「パリ　オペラ店」オープン

ユニクロ国内事業 ではユニクロの国内事業について

前年同月比31・6％増!!! 国内ユニクロ既存店売上高 09年9月は、 ・気温が低く推移し、秋冬物好調 ・シルバーウィークにより来客数増加 なぜ・・・？？ ・気温が低く推移し、秋冬物好調 ・シルバーウィークにより来客数増加 今年9月の国内ユニクロ既存店売上高は、前年同月比の31.6%増でした。 その要因は季節の移り変わりにあわせて細かい計画を立て、秋冬物のレザージャケットや 機能性下着のヒートテックを市場に早めに投入したこと、 シルバーウィークにより来客数が増えたことが考えられます。 そんなユニクロにはどのような特徴があるのか、

SWOT分析 ≪強み≫ ≪弱み≫ ≪機会≫ ≪脅威≫ ・高品質 ・海外でのブランド力がない ・低価格 ・広告PR力がない ・普遍的なデザイン ・店舗数 ・高いシェア ≪強み≫ ・海外でのブランド力がない ・広告PR力がない ・1つの種類で類似品が多い ・ワンマン経営(後継者無し) ≪弱み≫ ・戦略的提携、合併事業 ・経済状況の悪化により、 低価格商品が消費者受けする状況 ≪機会≫ ・消費者に飽きられる ・他企業の模倣 ≪脅威≫ SWOT分析をしてみました。 低価格、高品質、普遍的なデザインで誰もが着やすいユニクロですが、 海外でのブランド力がないという弱みもあります。 また、他社との戦略的提携や合併事業の機会がある中、他企業から商品を模倣される脅威もあると考えられます。 森宮ゼミナール作成

アンケート調査 SWOT分析の結果は私達が行ったアンケート調査の結果からも裏付けられています。 2009年9月2日～9月20日 実施

Web回答人数：173人（男性51人・女性122人） 20-24歳/128人 25-29歳/23人 15-19歳/13人 45-49歳/3人 30-34歳/2人 35-39歳/2人 40-44歳/1人 9歳以下/1人 Webアンケートの回答人数は173人で、

97％ ユニクロの商品を持っていますか？ ■持っている ■持っていない 3％ 森宮ゼミナール作成 ユニクロの商品を持っている人は97％もいました。 97％ 森宮ゼミナール作成 10

消費者に支持されている!! ユニクロ商品を買う理由は？ ４５％ ２９％ 商品を買う理由として、４5％の人が「安くて着やすいから」 ２９％の人が、「安いわりに品質が良い」と答えています。 この結果により、ユニクロ商品の品質は消費者から認められているとわかります。 ２９％ 森宮ゼミナール作成

93％ ■買う ■買わない 今後もユニクロの商品を買いますか？ 7％ 森宮ゼミナール作成 そして、93％もの人が今後もユニクロの商品を購入したいと答えていました。 93％ 森宮ゼミナール作成 12

柳井社長の考え・・・ ☆★品質や機能にこだわる★☆ 今までにない新しい価値のある服作り 　 　　　　 　 柳井社長の考え・・・ 今までにない新しい価値のある服作り ユニクロ製品は高品質だとアンケート調査からわかるように、 社長の柳井氏は今までにない新しい価値のある服作りをしようと、 品質や機能面にもこだわっているようです。 ☆★品質や機能にこだわる★☆

海外への進出 次にユニクロの海外進出についてお話します。

わずか11年で50倍!?? 柳井社長の考え・・・ 2020年海外４兆円の売上高を目標とする 日経ヴェリタス 2009.06.21より 　 　　　　 　 柳井社長の考え・・・ 日経ヴェリタス　2009.06.21より 2020年海外４兆円の売上高を目標とする 柳井社長は日経ヴェリタスでのインタビューで 2020年に海外４兆円の売上高を目標にすると言っています。 しかしこれはわずか１1年で売り上げを50倍にすると言うことです。 果たしてそれは可能なのでしょうか？ わずか11年で50倍!??

世界のアパレル市場ランキング 企業名 国 売上高 1 GAP アメリカ 1兆3736億円 2 インデックス(ZARA) スペイン 1兆3552億円 3 H&M スウェーデン 1兆1010億円 4 リミテッド･ブランズ 8551億円 5 ロス･ストアーズ イギリス 6133億円 6 ファーストリテイリング 日本 5684億円 7 ネクスト 4260億円 こちらは世界のアパレル市場ランキングです。 1位は、アメリカのギャップ、そして、6位にユニクロ事業を行う日本のファーストリテイリングがランクインしています。 この表を見てもわかるように４兆円という目標は難しいことです。 出典：日経ビジネス2009年6月1日号 森宮ゼミナール作成 16

なぜ海外進出するの？ ではなぜユニクロは海外進出をするのでしょうか？

日本の人口減少が原因!? 年度別日本総人口(単位:千人) 出典：総務省 統計局 森宮ゼミナール作成 ユニクロの原動力は国内事業ですが、日本の人口減少による市場の減少を考え、 海外市場へ参入しました。 出典：総務省 統計局 森宮ゼミナール作成

目標達成は無理!! 現在の海外展開 Ex)イギリス・ロンドン市内の大通り Piccadilｌy Circus Oxford Circus しかし、今のユニクロは主に主要都市にばかり展開をしていて H＆MやZARAなどのライバルブランドとの激しい競争の中、 ブランド名はあまり浸透していません。 それでは他社ブランドと変わりない戦略であり、 現在のユニクロの海外展開では目標は達成できないでしょう。 Ex)イギリス・ロンドン市内の大通り 出典：ユニクロHP 森宮ゼミナール作成

海外事業での最優先課題 では、目標達成のためにユニクロが最優先する課題とは何でしょうか。

アジア市場の拡大 数年以内にアジア市場で 圧倒的なNo.1になる!! 目標!! 中国・香港で100店舗、 韓国で100店舗 　 中国・香港で100店舗、 韓国で100店舗 　 その他アジア地区で100店舗 圧倒的なNo.1になる!! 目標!! それは、まず経済成長がみられるアジア市場で、No.1になることです。 ユニクロは、積極的にアジア市場に進出しており、 今後数年間で中国・香港で100店舗、韓国で100店舗、それ以外のアジア地区で 100店舗の店舗網を確立させたいと考えています。 21

アジアの中でも中国!! ≪これまで≫ 生産拠点として重要な存在 ≪ここ数年≫ 世界的にも消費市場として注目 消費市場の規模は、 その中でも、中国はこれまで生産拠点として重要な存在でしたが、 ここ数年は世界的にも消費市場として注目されています。 広大な国土や人口を考えると、消費市場の規模は、将来的には日本の10倍はあるといわれており、 ユニクロにとっても、今後ますます成長が期待される市場です。 世界的にも消費市場として注目 消費市場の規模は、 将来的には日本の10倍以上!!

中国の中でも主要都市外 ユニクロは現在、中国本土に32店舗（香港に11店舗）出店していますが、その内20店舗が北京・上海のある沿海部にあります。 同じ地域にばかり出店していても、成長しないと私たちは考えました。

今後どのように 中国事業を展開すべきか ～私たちの提案～ そこで、今後どのように中国事業を展開すべきか 私達は、

武漢(湖北省) 成都(四川省) 提案内容 高品質・高機能を武器に 中国成長エリアへの展開を提案。 　　　　中国成長エリアへの展開を提案。 成都(四川省) 武漢(湖北省) 「高品質・高機能を武器に、中国市場へ展開すること」を提案します！！ ユニクロの商品は中国では低価格というわけではないので 経済成長が著しく、可処分所得が増えてきている内陸部のウーハンとチョントゥーに的を絞ることにしました。

経済成長率は、中国全体(9.0%)を上回っている！ 内陸部の省 湖北省(08年) 人口　　5711万人 経済成長率　　13.4% 平均可処分所得　　13,152.9元(171,005.05円) 四川省(08年) 人口　　8138万人 経済成長率　　9.5% 平均可処分所得　　12,633.4元(164,250.86円) 経済成長率は、中国全体(9.0%)を上回っている！ 1元＝ 13.00円 (2009.10.7) ウーハンのあるフーペイ省の人口は5711万人、 経済成長率　　13.4% 平均可処分所得は13,152.9元です。 チョントゥーがあるスーチョワン省の人口は8138万人、 経済成長率　　9.5% 平均可処分所得　　12,633.4元 経済成長率は、中国全体の9.0%を上回っています。 出典：日本貿易振興機構 HP

中国の気候 武漢 ● こちらは中国の地方別の気候です。 ● 成都 出典：中国まるごと百科事典

東京とあまり変わらない!! 武漢と成都の気候 東京 武漢 成都 出典：気象庁ＨＰ 内陸部にあるウーハンとチョントゥーの年間平均気温・冬の平均気温は日本の東京とほぼ同じです。 年間降水量が少なくて比較的乾いている 東京とあまり変わらない!! 出典：気象庁ＨＰ

ヒートテックをピックアップして展開する ヒートテックを例に展開 これから冬に向けて そのためには… ヒートテックを手にしてもらい 知ってもらう必要がある!! ヒートテックをピックアップして展開する そこで、ユニクロの数ある商品の中から これから迎える冬に向けて、日本でヒットした商品であるヒートテックを例に展開する戦略を提案したいと思います。 まずユニクロという名があまり知られていないウーハンとチョントゥーの人々に ユニクロのヒートテックという商品を知ってもらう必要があります。

発熱 保温 静電気防止 保湿 抗菌 形状保持 ストレッチ ヒートテック 東レと提携 発熱 保温 静電気防止 保湿 抗菌 形状保持 ヒートテックとは東レとユニクロの戦略的パートナーシップ を結び開発された製品で、 当初は、発熱・保温効果しかありませんでしたが、 年々改良され、今では発熱・保温・保湿・抗菌・ストレッチの機能があります。 今年2009年は5つの機能に、静電気防止・形状保持がプラスされました。 ストレッチ 出典：東洋経済 HP

ヒートテック 08年の販売枚数は約250万枚 世界販売枚数が2800万枚を突破 若者を中心に人気となり 昨年は売り切れ続出!! 日本でのヒートテックの販売枚数は約250万枚、世界で2800万枚を突破しました。 昨年は若者中心に人気となり、売り切れ続出した商品です。

①責任者にサンプルを提供 プロモーション展開の提案 では、この機能的な商品を認知してもらうために まずウーハンとチョントゥーに多くある工場の責任者に 商品の良さを実感してもらうためにサンプルを配ります。

②購入時には団体割引を行う プロモーション展開の提案 工場で働いている人 なに それ？ 次に工場での使用のために購入してもらう際には ユニクロだって ヒートテックだって 次に工場での使用のために購入してもらう際には 団体割引を実施し、工場で働いている人々にも商品の良さを実感してもらいます。 これ いいね 日本のメーカーだって

そして商品を着用して良いと思った人々がユニクロに足を運び のちにリピーターになるようにプロモーション展開します。

武漢 成都 ≒1385万人(枚) （ 5711万人+ 8138万人）×10％ 仮に目標売上枚数をウーハン・チョントゥーの人口の10％とすると この目標を達成しただけで1385万枚売れたことになり、 ≒1385万人(枚)

東京都 約880万人 これは東京の人口約880万人と比べても1.6倍の枚数になるので 東京都　約880万人 これは東京の人口約880万人と比べても1.6倍の枚数になるので 東京の全住民が着ていると考えると凄いということがわかります。

間違いなし!! 目標達成 このようにユニクロにあるさまざまな高品質・高機能な商品を全面的にピックアップし 中国での認知度とユニクロのブランド力を高めることで 2020年には4兆円という柳井社長の目標達成が実現できると思います。

そして、世界中の人たちが着ている服の一部にユニクロの商品があるほどの グローバルブランドにするためには、 まずアジアで足固めをしながら世界のファッション都市だけに展開するのではなく経済成長の著しい都市や、 工業が盛んな都市にも展開しユニクロの知名度を高める。 そして本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人びとに、 良い服を着る喜びを提供することがユニクロの役目だと思います。

最後に・・・ アンケートにご参加していただいた皆様、 店舗調査でご協力いただいた店舗の皆様、 （新宿マルイカレン店、新宿三丁目店、新宿西口店） ご指導してくださいました先生方、 ありがとうございました!!!　　　 最後に・・・ アンケートにご参加していただいた皆様、 店舗調査でご協力いただいた新宿三店舗の皆様、 ご指導してくださいました先生方、ありがとうございました。

参考文献 ●書籍・新聞 日本経済新聞社出版「ユニクロvsしまむら」月泉博 ぱる出版「ユニクロ・柳井正 仕掛けて売り切るヒット力」川嶋幸太郎 ぱる出版「なぜユニクロだけが売れるのか」川嶋幸太郎 日経ビジネス　2009年6月1日号 日経ヴェリタス　2009年6月21日号 ●HP ファーストリテイリング (http://www.fastretailing.com/jp)【2009.10.08】 ユニクロ (http://www.uniqlo.com/jp) 【2009.10.09】 東洋経済 (http://www.toyokeizai.net/) 【2009.09.21】 All about (http://allabout.co.jp/) 【2009.09.07】 日経トレンディネット (http://trendy.nikkeibp.co.jp/index.html/)　　　　　　　　　　　　　　　　 【2009.09.7】 朝日新聞社広告局（http://adv.asahi.com/） 【2009.08.24 】 日本貿易振興機構　(http://www.jetro.go.jp/indexj.html )【2009.10.08】 こちらが参考文献です。 40

ご清聴ありがとうございました。 ご清聴ありがとうございました。