特別支援学校 高等部学習指導要領 聴覚障害教育について.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
生活綴り方の生活指導 コミュニケーションの形成. 集団の意味(再) 個別教育(紳士教育)と集団教育は本質 的な違いがあるのか。 ハナ・アレントの「公的生活」の意味。
Advertisements

1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
情報科指導法Ⅰ 第 15 回 模擬授業と総括. 自由利用マーク 文化庁 2003 年~ プライバシーマーク.
キー・コンピテンシーと生きる 力 キー・コンピテンシー – 社会・文化的,技術的道具を相互作用的に活用する力 – 自律的に行動する力 – 社会的に異質な集団で交流する力 生きる力 – 基礎・基本を確実に身に付け,いかに社会が変化しようと, 自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え, 主体的に判断 し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力.
1.情報教育について 2 情報教育. 情報教育とは 児童生徒が自ら考え、 主体的に判断・表現・行動 児童生徒は主体的に学ぶ 「情報活用能力」を育成する教育.
平成26年度栃高教研情報教育部会 中部支部会講演会資料 スマートフォン・タブレット端末を利 用した 教育実践の最新事情 宇都宮大学 川島芳昭.
学習指導での ICT 活用 柏市立中原小学校 西田 光昭 教育の情報化に関する手引き【概要】
生 活 科 (小) 福島県教育委員会 平成20年度小・中学校教育課程研究協議 会. Ⅰ 改訂の要点 1 学年の目標の改善 (1) 目標 (3) を加え、四つに増やした。 (2) 文言を加え、一人一人の児童に育 つことを期待する認識を明確にした。 ① 目標 (1) 「地域のよさに気付き」 ② 目標 (2)
特別支援教育につい て. 「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」 ( 文 部科学省 答申) <特別支援教育の在り方の基本的考え方> 特別支援教育とは、従来の特殊教育の対象の障害だ けでなく、LD、ADHD、高機能自閉症を含めて 障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けて、そ.
特別支援教育支援員の活用について.
第3章 わが国における聴覚障害教育の目的と制度
特別支援教育の対象の概念図(義務教育段階) (平成26年5月1日現在) 義務教育段階の全児童生徒数 1019万人 特別支援学校 視覚障害 知的障害     聴覚障害 肢体不自由 病弱・身体虚弱  0.67% (約6万9千人) 小学校・中学校 特別支援学級 視覚障害 聴覚障害 知的障害 肢体不自由 視覚障害.
知的障害者教育について 徳島県教育委員会.
研修のめあて 授業記録、授業評価等に役立てるためのICT活用について理解し、ディジタルカメラ又はビデオカメラのデータ整理の方法について研修します。 福岡県教育センター 教員のICT授業活用力向上研修システム.
平成21年度小学校外国語活動中核教員研修 小学校外国語活動基本理念 ~新学習指導要領等について~
5 情報モラル教育 4.道徳や各教科等における  情報モラル.
情報モラル.
大分県教育庁佐伯教育事務所 学校改革担当指導主事 有田千香
富山大学教育学部 附属教育実践総合センター 助教授 小川 亮
「道徳の時間」の進め方について 球磨教育事務所  .
eラーニングを活用した 盲ろう担当教員研修
PT、OT、ST等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業(新規) 平成20年度予算額(案) 42,790千円              
聴覚障害者教育について 徳島県教育委員会.
日本の高校における英語の授業は英語でがベストか?
「知的障害児の自立活動ABC」 ~自立活動の視点をもとう~ A 自立活動とは B 自立活動の現状と課題(知的障害) C 自立活動の進め方.
平成26年度 鶴ヶ島市立新町小学校グランドデザイン めざす学校像 一人ひとりが輝き、確かな学力が獲得できる学校
特別支援学校高等部 学習指導要領の改訂について
ラーニング・ウェブ・プロジェクト(Learning Web Project) -自立・共愉的な学習ネットワークの形成に向けて-
平成21年度 特別支援学校新教育課程中央説明会 (病弱教育部会).
プレゼン資料(進行者用・研修者用) 校内研修会 学級の人間関係づくり② ~ SSTとアサーショントレーニング ~
保健学習の進め方・指導案の書き方 さいたま市立三橋小学校   豊島  登.
子どもたちが発達段階に応じて獲得することが望ましい事柄
大分県立宇佐支援学校 グランドデザイン (平成28年度版)
視覚障害者について 徳島県教育委員会.
第2章 聴覚障害児の言語と コミュニケーション
文部科学省・大学共同利用機関 メディア教育開発センター 加藤 浩
平成20年度小・中学校教育課程研究協議会 国 語 科 (中) 福島県教育委員会.
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
情報科教育法第3回 普通教科「情報」の構成 理学部数学科 清 水 克 彦.
「公共的なネットワーク社会の構築」 の内容と指導
平成12・13・14年度 文部科学省教育研究開発学校指定
<校訓> つよく・あかるく・たくましく 【目指す宇佐支援学校の児童生徒像】
軽度発達障害の理解 中枢神経系における脳の機能障害である。 → 脳の発達の遅れ
基礎看護の授業を通して思考力,判断力,表現力,技能を育成する指導方法の工夫改善についての研究
情報科教育法 課題4 「情報科学習指導案」 2003/07/09 千葉佑介 野田誠遼平井亮自
地域・社会貢献をするために人として必要な資質
校内研修プログラム 研修1 ~外国語教育についての理解を深める~
小中連携を進めるために! 外国語教育における 三つのステップと大切にしたいこと 岐阜県教育委員会 学校支援課
 小学校外国語活動で    大切にしたいこと(指導の重点編) 岐阜県教育委員会 学校支援課.
平成19年度地域教育フォーラムin京都   第5分科会 「学力向上アクションプラン」     ~洛西方式Ⅱ~  京都市立洛西中学校 2007,7,31.
思考力・判断力・表現力等の育成に向けて 平成20年12月26日 徳島県立総合教育センター.
(2)発達障害学生の 修学支援・就労支援 第24回障害と多様な仕事の在り方研究会 (2017年10月27日) 国立大学法人浜松医科大学
情報科の評価 情報科教育法 後期5回 2004/11/05 太田 剛.
茨城県つくば市立茎崎第一小学校 校長 大塚 隆幸
中学校保健体育科 1 改訂の趣旨及び要点 新学習指導要領の趣旨を踏まえた授業づくり 改訂の基本的な考え方 目標の構成の改善 内容の構成の改善
平成29年度 埼玉県立熊谷特別支援学校グランドデザイン
理論研究:言語文化研究 担当:細川英雄.
「新しい学習指導要領」実施にかかる留意点
教室案内 春日部市立武里中学校 <学校までの経路> <入級までの流れ> 春 日 部 市 発達障害・情緒障害 通級指導教室 (武里学級)
平成29年度 名古屋市立日比野中学校グランドデザイン
IT活用のメリットと活用例 校内研修提示資料.
生きる力を育む国語教育 説明的文章の読解を通して 鹿沼市立南摩中学校                 坂井清貴.
南魚沼市民病院 リハビリテーション科 大西康史
出雲農林高校 地域との協働によるカリキュラム開発の研究
図15-1 教師になる人が学ぶべき知識 子どもについての知識 教授方法についての知識 教材内容についての知識.
文脈 テクノロジに関する知識 教科内容に関する知識 教育学 的知識
2019年度 すべての教職員のための授業改善研修 本研修の背景とねらい
学校における教育の情報化の推進と校内研修の企画運営
・特別支援教育について ・発達障害等の特性 ・教育環境等の整備
学習指導要領の改訂 全国連合小学校長会 会長 大橋 明.
Presentation transcript:

      特別支援学校 高等部学習指導要領 聴覚障害教育について

 第2章  各教科 第1節    視覚障害者,聴覚障害者,肢体不自由者 又は病弱者である生徒に対する 教育を行う特別支援学校

第2章第1節第1款 各教科の目標及び各科目の目標と内容 第2章第1節第1款  各教科の目標及び各科目の目標と内容  当該各教科及び各科目に対応する高等学校   学習指導要領第2章及び第3章に示す各教科の目標及び各科目の目標と内容に準ずる。

第2章第1節第2款   各特別支援学校における配慮事項

第2章第1節第2款の2 聴覚障害者である生徒に対する 教育を行う特別支援学校

第2章第1節第2款の2(1) 生徒の興味・関心を生かして積極的な言語活動を促すとともに,抽象的,論理的な思考力の伸長に努めること。   生徒が日常使用している音声や文字,指文字や手話等のコミュニケーション手段を適当に活用して,日本語による言語活動を積極的に促す。     

第2章第1節第2款の2(2) 生徒の言語力等に応じて,適切な読書週間や書いて表現する力の育成を図り,主体的に情報を獲得し,適切に選択・活用する態度を養うようにすること。     聴覚に障害のある生徒が社会に出て自立していく   ためには,書くことによって,自分の感じたことや考え を適切に表現する力を育成することも重要である。

第2章第1節第2款の2(3) 生徒の聴覚障害の状態等に応じて,指導内容を適切に精選し,基礎的・基本的な事項に重点を置くなどして指導すること。      基礎的・基本的な事項に止まることなく,それらの    応用・発展的な内容も考慮しながら指導を行うことへ    の配慮も含まれている。

第2章第1節第2款の2(4) 補聴器等の利用により,生徒の保有する聴覚を最大限に活用し,効果的な学習活動が展開できるようにすること。

第2章第1節第2款の2(5) 視覚的に情報を獲得しやすい教材・教具やその活用方法を工夫するとともに,コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し,指導の効果を高めるようにすること。    綿密な教材研究の下に創意工夫が重要      教材・教具を利用する際には,反復して用いたり,     提示的に用いて興味・関心を引き出したりするなど,    その活用の方法に工夫を加える。

第2章第1節第2款の2(6) 生徒の聴覚障害の状態等に応じ,音声,文字,手話等のコミュニケーション手段を適切に活用して,意思の相互伝達が正確かつ効率的に行われるようにすること。

第6章   自立活動 第1款 目 標    個々の生徒が自立を目指し,障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識,技能,態度及び習慣を養い,もって心身の調和的発達の基盤を培う。

第6章自立活動 第1款目標の変更点 障害に基づく種々の困難 障害による学習上又は生活上の困難       障害に基づく種々の困難    障害による学習上又は生活上の困難  日常生活や学習場面等の諸活動において,その障害によって 生ずる つまずきや困難を軽減しようとしたり,また,障害があることを受容 した り,つまずきや困難の解消のために努めたりすることを明記

自立活動の内容 1 健康の保持 (1) 生活のリズムや生活習慣の形成に関する こと。 (2) 病気の状態の理解と生活習慣に関すること。                             自立活動の内容 1 健康の保持  (1) 生活のリズムや生活習慣の形成に関する    こと。  (2) 病気の状態の理解と生活習慣に関すること。  (3) 身体各部の状態の理解と養護に関すること。  (4) 健康状態の維持・改善に関すること。

自立活動の内容 2 心理的な安定 (1) 情緒の安定に関すること。 (2) 状況の理解と変化への対応に関すること。 2 心理的な安定  (1) 情緒の安定に関すること。  (2) 状況の理解と変化への対応に関すること。  (3) 障害による学習上又は生活上の困難を改     善・克服する意欲に関すること。    従前の「対人関係の形成の基礎に関すること」は,    「3 人間関係の形成」の各項目に含めて整理

自立活動の内容 3 人間関係の形成(※ 新設) (1) 他者とのかかわりの基礎に関すること。 (2) 他者の意図や感情の理解に関すること。 3 人間関係の形成(※ 新設)   (1) 他者とのかかわりの基礎に関すること。  (2) 他者の意図や感情の理解に関すること。  (3) 自己の理解と行動の調整に関すること。  (4) 集団への参加の基礎に関すること。 

自立活動の内容 4 環境の把握 (1) 保有する感覚の活用に関すること。 (2) 感覚や認知の特性への対応に関すること。 4 環境の把握  (1) 保有する感覚の活用に関すること。  (2) 感覚や認知の特性への対応に関すること。  (3) 感覚の補助及び代行手段の活用に関すること。  (4) 感覚を総合的に活用した周囲の状況の把握に    関すること。  (5) 認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関    すること。

自立活動の内容 5 身体の動き (1) 姿勢と運動・動作の基本的技能に関すること。 (2) 姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用に 5 身体の動き  (1) 姿勢と運動・動作の基本的技能に関すること。  (2) 姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用に    関すること。  (3) 日常生活に必要な基本動作に関すること。  (4) 心身の移動能力に関すること。  (5) 作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること。 

自立活動の内容 6 コミュニケーション (1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること。 (2) 言語の受容と表出に関すること。 6 コミュニケーション  (1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること。  (2) 言語の受容と表出に関すること。  (3) 言語の形成と活用に関すること。  (4) コミュニケーション手段の選択と活用に関する    こと。  (5) 状況に応じたコミュニケーションに関すること。