データ分析2 1.平均値の比較のタイプ 2.対応のあるt検定 3.対応のないt検定 4.3つの以上のグループの差を調べる 5.参考文献

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データ分析2 1.平均値の比較のタイプ 2.対応のあるt検定 3.対応のないt検定 4.3つの以上のグループの差を調べる 5.参考文献 6.課題10(その2)

1.平均値の比較のタイプ 2つの平均値の差を調べる→t検定 同じ 対応なしのt検定 なし 違う 分散(SD) あり ウェルチの検定                同じ     なし                   違う     あり 2つの平均値・3つ以上の平均値の差を調べる→分散分析 対応なしのt検定 分散(SD) ウェルチの検定 対応? (繰り返し) 対応ありのt検定

2.対応のあるt検定 <例題3>テレビと新聞の情報に対する信用度は 異なるか。 問17のテレビと新聞の平均値の差を検定する。  <例題3>テレビと新聞の情報に対する信用度は 異なるか。 問17のテレビと新聞の平均値の差を検定する。  ①「分析」→「平均の比較」→「対応のあるサンプル のt検定」  ②“変数1”=テレビと“変数2”=新聞を選択  ③「OK」  ※結果の見方と文章表現は資料2参照。

3.対応のないt検定 <例題4>問8-1(日本で裁判員制度が必要)に 対する考えが問26(性別)で異なるか調 べる。   <例題4>問8-1(日本で裁判員制度が必要)に 対する考えが問26(性別)で異なるか調 べる。 ①「分析」→「平均の比較」→「独立したサンプ ル のt検定」 ②「検定変数」に「問8-1」を、「グループ化変数」 に問26を入れる。 ③「グループの定義」で、グループ1(=1)と2(=2)に 当てはまる数字を入力→「続行」→「OK」。 ※結果の見方(分散が“同じ”か“異なるか”で検定結果の見方が異なる)と文章表現は資料3を参照。

4.3つ以上のグループの差を 調べる分散分析 <例題5>問9-1(有罪・無罪を的確に判断する自信)が問 8-2(裁判員裁判への参加意欲)によって異なる か? ⇒一元配置の分散分析 「分析」→「平均の比較」→「一元配置分散分析」 「因子」に「問8-2」、「従属変数リスト」に「問9-1」を 「オプション」→「記述統計量」「等分散性の検定」 「その後の検定」→「Tukey」「Dunnett T3」   ※資料4参照。 「分析」→「一般線型モデル」→「1変量」でもできる。   「分散分析」はt検定の2つの平均値の差を調べる場合も使える。 

<例題6>問26(回答者の性別)と問8-2(裁判員裁 判への参加意欲) によって、問9-7(裁判員 として冷静に判断する自信がある)の程度 が異なるか? ⇒二元配置の分散分析 「分析」→「一般線型モデル」→「1変量」 「固定因子」→「問26」「問8-2」、   「従属変数」→「問9-7」  「オプション」→「記述統計」「等分散性の検定」 「その後の検定」、「因子」から「問8-2」を選択。「Tukey」も選択。   ※資料5参照

5.参考文献 広田すみれ (2005) 読む統計学使う統計学 慶應義塾大学出版会 岸 学 (2005) SPSSによるやさし統計学 オーム社

6.課題10(その2) <課題10>χ2検定とt検定かχ2検定と分散分析 による分析(結果の文章と表か図を作 成、プリントアウトして提出) ①パワーポイントの手順に従って、自分でt検定か分 散分析を使用した分析をしてみる。使用項目は パワポと違うものでも同じものでも構わない。 ②<資料2~5>のいずれかを参考に、「結果の文 章」を書く。 ③SPSSのアウトプットから、自分で表か図を作成。 ④1枚の用紙②と③にまとめ、グループ名、学籍番 号、氏名を明記。 ⑤11月7日の授業開始時に提出。