突然ですが、 金政分析へのコメント 大阪大学大学院人間科学研究科 平井 啓 2017年3月13日(月) 平井 啓 ストレス軽減プロジェクト session2
これまでの戦歴 SEFAを使った分析のPublication 平井 啓,坂口幸弘,安部幸志,森川優子,柏木哲夫:死生観に関する研究.死の臨床 23 (1): 71-76, 2000. 平井 啓,鈴木要子,恒藤 暁,池永昌之,茅根義和,川辺圭一,柏木哲夫:末期がん患者のセルフ,エフィカシー尺度作成の試み.心身医学 41: 19-27, 2001. 岡浩一朗・平井啓・堤俊彦 : 中年者における身体不活動を規定する要因−運動に関する意思決定のバランス−. 行動医学研究 (印刷中). Morita T, Hirai K, Sakaguchi Y, Tsuneto S, Shima Y: Measuring the quality of structure and process in end-of-life care from the bereaved family perspectives. Journal of Pain and Symptom Management. (in submission) ぼちぼちがんばってます・・・
①適合度、共通性、因子の負荷量、 最初にどれを指標にして項目選択を すべき? ①その前に分布はどうなっているか? 2017年3月13日(月) ①適合度、共通性、因子の負荷量、 最初にどれを指標にして項目選択を すべき? ①その前に分布はどうなっているか? 例えば、1点~7点の7件法で評定値平均が6点以上のものがある? ②偏った相関のある項目のペアはないか? ストレス軽減プロジェクト session2
①分布は? →天井効果・床効果の問題 ②偏った相関は? →冗長性の問題 分布の偏った項目は尺度を構成するのは不適切 2017年3月13日(月) ①分布は? →天井効果・床効果の問題 分布の偏った項目は尺度を構成するのは不適切 ②偏った相関は? →冗長性の問題 相関が高い項目は同じ内容を測定している可能性がある。経験的には0.8を超える相関には要注意 ストレス軽減プロジェクト session2
①分布は? →「特に問題なし」らしい・・・ ②偏った相関は? →「0.70が一番高い」・・・特に問題なし この場合は、まずは適合度をみる! 2017年3月13日(月) ①分布は? →「特に問題なし」らしい・・・ ②偏った相関は? →「0.70が一番高い」・・・特に問題なし この場合は、まずは適合度をみる! ストレス軽減プロジェクト session2
②適合度指標は色々あるけど、どれを 参考にすればいいのか? ③適合度はどこまで上げればいいのか? 2017年3月13日(月) ②適合度指標は色々あるけど、どれを 参考にすればいいのか? ③適合度はどこまで上げればいいのか? 一般的には、 カイ2乗値の有意確率>5%以上 サンプル数が大きい場合有意になる 因子構造が簡単な場合(1因子構造)は有意にならない方がいい あとは、当たり障りのない係数を参照する GFI>0.9 CFI>0.9 AGFI>0.9 RMSEA<0.05 (<0.08) 個人的には項目選択では上記すべてを満たしたい ストレス軽減プロジェクト session2
(因子数を多いと、一項目の増減で他の項目がうろつく 2017年3月13日(月) ④今回は2因子解から始めて、項目選 択をしたけど他にも方法はあるか? (因子数を多いと、一項目の増減で他の項目がうろつく 場合がある。それを避けるための方法はあるのか?) 1因子毎にばらして項目選択をする ストレス軽減プロジェクト session2
複数因子で同時に項目選択のCons? →項目選択の過程が非常に複雑 1因子毎の因子分析のPros? →因子毎に適合する項目を確定させる 2017年3月13日(月) 複数因子で同時に項目選択のCons? →項目選択の過程が非常に複雑 2因子構造の場合、常に2因子構造への適合性を考慮するため 1因子毎の因子分析のPros? →因子毎に適合する項目を確定させる →項目の選択の仕方が簡単 ストレス軽減プロジェクト session2
⑤どうしても外したくない項目(因子の代表 2017年3月13日(月) ⑤どうしても外したくない項目(因子の代表 項目と考えているもの)外せと言ってくるんで すがどうすればいいのでしょうか? 絶対落とすな! ある程度基準を満たしていれば、統計値の低下を受容する(あきらめる) 内容的妥当性の問題! 内容的に意味がなければ分析の意味もない。 需要項目を基準にした変数増加法による項目選択の可能性を探る ストレス軽減プロジェクト session2
それでは続きを・・・