「過去生の記憶」の研究
もし魂が生まれ変わるのなら、なぜ「前世」の記憶がないのか? →記憶は意識下に忘却されている?
「過去生の記憶」体験が起こる状況 「過去生リーディング」 退行催眠 既視感(デジャヴュ) 夢 サイケデリックスの使用 瞑想 2~8歳の子どもが語る「前世」
資料映像『驚異の超心理世界(3)』(BBC) 子どもが語る「前世」の研究 資料映像『驚異の超心理世界(3)』(BBC)
想起される「過去生」は有名人ばかり? 「前世」が普通の人であるケースが統計的には大半 「降格例」も多い
「前世の記憶」解釈への懐疑 情報提供者の子どもあるいは研究者による詐欺的行為 子どもが語る「前世」は、通常の手段(ニュースなど)で知った情報を自分の記憶と混同しているのではないか? 偶然の一致に意味のある一致を見いだしてしまう人間の心理的傾向?
「前世」の記憶に対する超常的解釈 ESP(超感覚的知覚) 憑依 生まれ変わり
「生まれ変わり」仮説でないと説明が難しい現象 →母斑、先天的欠損
「生まれ変わり」仮説の難点 人口の増加に対応できない 「中有」の時期の記憶がほとんどない 「前世」で非業の死を遂げたケースが多いのはなぜか? →(非業の死を遂げた場合など)一部の霊魂だけが転生する? (これは、ヒンドゥー教や仏教などの既存の霊魂観とは異なる)
「生まれ変わり」仮説の倫理的問題 現在の不幸な状況(病気、貧困など)を、「前世」での悪い行い(カルマ)のせいであるとして正当化してしまうことにならないか? ただし、ヒンドゥー・仏教文化圏では、輪廻転生と因果応報の観念が分かちがたく結びついているが、他の文化圏ではかならずしもそうではない