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第1分科会 「英語を使える大人』になることを目指して ~学ぶ力を育てる言語活動~ 第1分科会 「英語を使える大人』になることを目指して ~学ぶ力を育てる言語活動~ 網走南ヶ丘高校 齊藤 瞳
学校紹介 学校規模 全日制普通科5間口(H20より単位制) 全校生徒 543名(現3年次生184名) 全校生徒 543名(現3年次生184名) 目指す学校像 「活力あふれるオホーツクの伝統校」 ~北大現役合格者5名、国公立大学現役合格者50名、 全道大会進出部活動7割以上~ 進路(昨年度) 国公立大20.1% 私立大44.4% 短大4.7% 専門学校21.3% 浪人1.8% 就職7.7% 就職から医学部進学までの多様な進路
教員歴 H14~20(7年間) 名寄光凌高校(現:名寄産業) H21~ (6年目) 網走南ヶ丘高校 *現在3年次担任 H24年度 「英語力を強化する指導改善の取組」 H25年度 「英語によるコミュニケーション能力・ 論理的思考力を強化する指導改善の取組」 *文部科学省指定事業 <英語科の目標> 生徒が将来「英語を使える大人」になるための下地をつくる H24から担任 新しい取り組み第1期生
英語を「使える」ようにするためには・・・ 「英語を使えるようになりたい!」 英語を 「使う」練習 英語を「自分で学ぶ力」 夢や憧れ・ 講義ではなく練習・ 高校だけでは無理
1年次からの取り組み 基本的に授業は英語で行う 目標は「受験」ではなく、その先!! 英語を「使う」活動を重視 パフォーマンステスト(実技試験)を実施する 2年次では・・ + 論理的に文章を書く 3年次では・・ + 読んだ内容を自分なりにまとめて相手に伝える
授業の紹介① ~英語を「使う活動」~ ①単語・熟語・文法はオリジナル文を書く練習+評価 (資料 1,2,3) ★SV・疑問文・Classroom English ★シェアと評価 ②作業は基本的にペアやグループで (資料 2,5,7) ★学習効率UP ★コミュニケーション能力 ★省エネ採点 ☆他者の多様な考え方に触れる P.1 Although → P.3 対比 → P.2 評価 授業は一人ではできない学習の場
授業の紹介② ~「和訳」なしで精読~ ワードマップの利用 (資料 3,4) ★語彙や文法を自ら確認 ★要約力 ★R→(W)→S→L +α ★進路にも活用する生徒多数 単語や句で情報をまとめる TFやQAでは解答箇所を探すだけ 面接・志望理由書・小論・集団討論
授業の紹介③ ~スピーキング活動(映像)~ 授業の紹介③ ~スピーキング活動(映像)~ ① Some people say that young people should visit foreign countries when they are young. What do you think about that? (資料 5,6,9:授業実践セミナーより) ②「日本の政治における若者の影響力の低下について」 (資料 8,10:パフォーマンステストより) ①段階的に進める B-S→W→S→発表 ②準備3時間、 評価基準は最初に渡す、 自己評価と教員評価
3年間に実施したパフォーマンステスト 1年①:自己紹介+教員との会話 1年②:英検方式(教科書本文で3級問1、問4レベル) 1年③:スピーチコンテスト(クラス予選→本選) 2年①:Classroom English 2年②:英検方式(準2級絵の説明、準2級問4) 2年③:グループ・ディスカッション(英検2級レベル) 3年①:ワードマップを使った説明 3年②:グループ・プレゼンテーション
進研模試平均偏差値の推移 2年11月まで全員受験
模試平均偏差値の5カ年比較 ①4月スタサポ
3年11月末に 生徒アンケートを実施しました(回 答生徒 177名) 3年11月末に 生徒アンケートを実施しました(回 答生徒 177名)
Q1 高校入学時よりも英語が好きになった
Q2 英語で行う授業は自分の英語力の向上につながると思う Yes 英語で考えたりする力がつく 聞き取る力がついたから 英語への拒否反応がなくなる 理解しようとする姿勢が増す No 指示されたことが分からないこと がある 分からないところは日本語で説明 して欲しい
Q3 ペアワークやグループワークなど、人と協力する作業は学習する上で有効だと思う Yes コミュニケーション力がつく 色々な意見を聞けるのが良い 自分の知らない表現が身につく 教え合うことで力がつく No ペアの当たり外れが大きい 相手に頼りすぎる人がいる 自分のペースでやりたい
Q4 パフォーマンステストは実施すべきだ Yes No 英語の技能を計る上で大切 度胸がつく 自分の上達が分かる 話す練習をたくさんするから 楽しく英語力を伸ばせる No 発音が上手くできないから 凄いプレッシャーになる
Q5 「英語を使える大人」になるための 下地が作れたと思う。 Yes 相手の言っていることを理解したり、 自分の意見を言ったりできるように なった 表現する力がついたから 英語に興味を持つことができた No いざと言うときに話せないから 英語を使えるレベルまで行っていない から 日常の英語をもっと使えるようになり たかった
Q6 今後の人生でも英語学習を続けていきたい Yes 英語が話せるといいなと思うから 見える世界が広がると思うから 英語を第2言語にしたいから 英語を学習することで交流が広がる のは素晴らしい 学んだことを無駄にしたくない 使えるようになりたいから No 将来使わないから 苦手だから 嫌いになったから
Q7 4技能のうち、自分が得意だと思う順番は? Q7 4技能のうち、自分が得意だと思う順番は?
3年間で気づいたこと 英語 = 実技教科 (単位数最多!) 英語で授業 → 必死に学ぶ 「使う活動」の繰返し → 生徒の自信 英語 = 実技教科 (単位数最多!) 英語で授業 → 必死に学ぶ 「使う活動」の繰返し → 生徒の自信 主体的な活動 → 自ら学ぶ力 言語活動を通して、生徒が大きく成長する ▷物事に興味関心を持ち、論理的に考える力 ▷自分とは違う発想をもつ人がいることに気づく ▷向上心の芽生え (英語、コミュニケーション、プレゼン) ▷他教科や進路活動とのリンク
まとめ 英語で行う、言語活動中心の授業は・・・ そして何より・・・ ★ 準備は大変だけど、楽しい!! ★ 英語力は伸ばせる! ★ 準備は大変だけど、楽しい!! ★ 英語力は伸ばせる! ★ 「学ぶこと」に対して前向きになる そして何より・・・ ★ 生徒の様々な経験や心の成長につながる → 進路決定やその後の人生に大きな影響?? 心:喜怒哀楽、 学習に対する姿勢
Thank you for listening! nantani@hokkaido-c.ed.jp