Chapter 4 Analytical Radiative Transferの1

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Chapter 4 Analytical Radiative Transferの1 formalisms of radiative transfer for “plane-parallel" stellar interiors and stellar photospheres 2012. 7. 23 眞榮田

4.1 Formal solutions plane-parallel geometry with an isotropic source function

4.1.1 General transport equation (4.1) 極座標系、t依存性・φ依存性なしとして (4.3)       として、 (4.4) Plane-parallel近似 (4.5) Radial optical depth

輸送方程式(4. 5) (4. 5)をSν がisotropicとして角度平均 (4. 6) (4. 5)にμをかけて角度平均 (4 輸送方程式(4.5) (4.5)をSν がisotropicとして角度平均 (4.6) (4.5)にμをかけて角度平均 (4.8) (4.6)と合わせて、二次の輸送方程式 (4.9) K:photon pressure

Non-LTEの簡単化 Non-LTEだと問題が残る(IνとJνが決まらない) → static plane-parallel geometryで簡単化 Static: time dependenceをなくし、源泉関数を等方化 plane-parallel: spherical geometry, 横方向のinhomogeneityをなくす 1次元問題になり、 IνとJνがそれぞれ(4.5)や(4.8)から求められる

4.1.2 exponential integrals  を使って、輸送方程式の解 Sν等方的として、Iνのモーメント exponential integrals

Table 4.1, Fig 4.1: En(x)の様子 漸近値 大きなxでは

Schwarzschild-Milne eq. En(x)を使って、モーメントの式は以下のように書かれる。 Schwarzschild eq: for mean intensity Milne eq: for flux K積分は

I+, I-, J, F+, F-, Kは、全て源泉関数Sをdepthで重みづけしたサンプルを表す Fig 4.2 上: SとJは表面付近でずれる        下: 表面でJはSを上回る Fig 4.3 Milne eq.のFの様子 Emergent intensity and flux at the stellar surface

4.1.3 Operators (4.14)-(4.16)はoperator formにすることもできる (4.17)をLaplace transformでoperator formにすると Lambda operatorはSchwarzschild eq.(4.14)右辺で定義され、 これを使うとSchwarzschild eq.は  となり、源泉関数からmean intensity を求める式になる。 その他Phi and Chi operator

Fig 4.4, 4.5: Kourganoff graphs、LTEも含んだ一般的なJとFの振る舞い Generalized Lambda operators: Sνから角度平均されたintensity Jではなく、角度依存性を持ったIを出すoperator  ここで