第1分科会:生活と商品の研究 1.今年の研究テーマ 人は何故料理をつくるのか 2017/3/15 第1分科会:生活と商品の研究 1.今年の研究テーマ 人は何故料理をつくるのか 2.研究の目的 お母さんに家庭で料理を作っていただくための条件を抽出 3.メンバー ハウス食品 高垣敦郎 上田陽介 浜松大学教授 冨澤 豊 外部から、おひとり入会希望あり やまもりさんが、不明 4.活動予定日 不定期
第5分科会:パッケージ・広告の伝達力の研究 <はじめに> どんなにすばらしいコンセプト・中身が開発され、それが世の中に存在しない画期的なもので あろうとも、そのコンセプトとベネフィットが消費者に伝わらなければ、その商品が消費者に トライアルされることはない。したがって、市場を創造する商品の成功率を上げるためには、 そのコンセプトを表現・体現するパッケージと広告の開発が必要不可欠である。 本分科会では、パッケージや広告を通して「何を」「どのように」コミュニケーションすれば、 市場創造商品の成功確率を向上できるかをテーマに研究を行う。 <本年の研究方針> コミュニケーション全般では、あまりに研究領域が広いこと、商品開発視点からのパッケージに ついての学術研究があまりに少ないこと、広告については広告学会が存在しある程度の研究 蓄積がなされていることを鑑み、本分科会の研究テーマは、昨年に引き続き、今年も「パッケージ」 の研究に焦点を絞ることにする。 パッケージには「名前、ネーミング」が必要不可欠であり、コミュニケーションの重要な要素の1つ であることから、本分科会では、「名前、ネーミング」に関する研究もテーマに含めることも昨年同様である。
第5分科会(つづき) <本年の研究計画> 昨年は「仮説作りの年」と位置づけ、消費者が「欲しい!」と思うパッケージに求められる要素の 仮説と検証を行った。 昨年、定量調査によって検証できた主要な仮説は以下の通りである。 新市場創造型の新製品においては 製品ベネフィット(USP)が明確の方が利用意向が高まる カテゴリー名を伝えたほうがコンセプトも利用意向も高まる 製品ベネフィットとカテゴリー名は別種の情報であり、代替されない。また両者が一緒に記載 されているほうが、コンセプトも伝わりやすく、利用意向も高まる コンセプトと一致度の高いパッケージの方が利用意向は高まる コンセプトとの一致度、高緯度の高いパッケージの方が利用意向は高く、利用意向を高める点 では新奇性はその2つよりも優先度が低い 但し、新規性のあるデザインの方が効果感は高まる傾向にある 以上のような昨年の研究成果を踏まえ、本年度はさらに仮説検証の領域を拡大していく予定 である。 具体的なアイデアは次のとおり 昨年は調査対象を女性に限っていたので、本年度は上記の仮説が、男女間で性差なく成立 するものであるかどうかを検証する 新市場創造型の新製品と既存市場強化型(Me-too)の新製品とを比較し、新市場創造型の 新製品に特に必要な情報を確認する 昨年は、食品(食用油)と家庭用品(入浴剤)カテゴリーでの研究だったので、本年はカテゴリー の領域を広げ、他のカテゴリーでも仮説が成立かを検証していきたい 昨年検証できた仮説が、日本だけではなく他の地域(アジア・アメリカなど)でも同様の結果か どうかを検証する
第5分科会(つづき) 具体的な調査のタイムラインは次のとおり。 2013年5-8月 新しいカテゴリーの選定、調査コンセプトの設計、 調査用パッケージデザインの開発 2013年9月 定量調査の実施 2013年10-11月 調査結果の分析と仮説の検証 2013年12月 調査結果の発表 <分科会研究メンバー> 現段階での研究メンバーは次のとおり 土合朋宏 20世紀フォックスHE(株) (前職の日本コカ・コーラでマーケティング・新製品開発を歴任) 宮島明美 (株)マーケティングコンセプトハウス (主任研究員としてクライアントの新製品開発を多数サポート) 長尾美紗子 (株)明治 (新製品のコンセプト開発、市場調査を歴任) (株)バンダイナムコゲームスの方2名(予定) <活動予定日・場所> 梅澤先生をアドバイザーにしているので、梅澤先生の御都合を確認のうえ、毎月1回会合を 行っています。活動時間はだいたい19:00ごろから21:00ごろまで。場所はほとんどの場合、 商品企画エンジン(株)の品川オフィスです。 その後は親睦を深めるため、品川駅近辺で飲みに行ったりしています。
第10分科会:フォーサイト(未来洞察)研究 ■知・智の創造に関しては、従来から、様々な考え方・ツールが 本年度の 研究テーマ ■知・智の創造に関しては、従来から、様々な考え方・ツールが 提示されてきたが、大きくは、1)情報の収集・整理、2)情報の キュレーションによる智の創造のステップからなる。 ■当研究会では、過去2回、ネット上からの「情報収集・整理」、 テキストマイニングソフトを利用した「智の創造」の研究を行い、 未来洞察において従来の「統計予測法」、「デルファイ法」と遜色 ない予測結果を上げてきた。 ■しかし、整理された情報をテキストマイニングソフトにより、トレ ンドとして表す事に関しては、方法・ツールともにほぼ確立して いるが、ネット上からの情報収集・整理に関しては、個人の ネット環境でできる内容には至っていない。 ■3年目となる今年度は、マーケターが必要に応じて、ネット上から 有用なテキスト情報を収集・整理するツールを研究テーマとする。
第10分科会つづき 取り組みの目的 ■過去2年間に構築した未来予測の方法論について、世の中の マーケターが自ら実践できるような方法・ツールを構築する。 ■基本的にフリーで抽出できるような方法・ツールを目指す。 ■データ抽出の手順 1 2 3 4 5 6 菓子専門 ブログの 選定 菓子テキストデータの抽出 未来に関するテキスト抽出 最終テキストデータのチェック ブログデータの収集 ノイズ除去 ■従来の情報収集と整理(知的生産の方法) 1 2 3 菓子専門・情報誌の選定 重要記事のピッキング 記事のカード化 未来カードの抽出 未来カードのデータチェック カードの 分類・整理 ■従来、活字媒体からピッキング・整理していた知的生産の方法をネット上から、抽出・整理・利用 する方法とツールを構築する。
第10分科会つづき ■データ抽出ツール 1 菓子専門ブログの選定 ■Amebloジャンルランキングなど、ブログのランキングサイトを活用 ■Googleやgooのブログ検索 ■専門誌から専門家ブログを探がす。 2 ブログデータの収集 ■指定したWebサイトを丸ごとダウンロード 1)「HTMLタグ除去ツール」でタグを除去 2)「巡集」v1.55.5aでWebサイトをダウンロード 3 ブログデータの収集 ■テキストエディターの「秀丸」を使い、1文ずつに表示。 ■1文ずつのデータをExcelni転記。「SEARCH]コマンドを使って 菓子に関してのデータだけを抽出。 4~6 テキストデータの 作成 ■手作業にて、ノイズ除去 ■手作業にて、未来に関してのテキストの抽出 ■テキストデータの最終チェック
第10分科会メ ンバー チーム 1 チーム 2 ■東急エージェンシー ■(株)ライオン ■ハウス食品(株) ■オフィス東井 ■(株)亀田製菓 チーム 1 チーム 2 ■東急エージェンシー ■(株)ライオン ■ハウス食品(株) ■オフィス東井 ■(株)亀田製菓 ■もんじゅ ■(株)ロッテ 志智 氏 新條 氏 宮戸 氏 東井 氏 嶋 氏 江澤 氏 須藤 ■縄文コニュニケーション ■(株)東芝 ■(株)コプロシステム ■ ■トランスコスモス ■富士通 ■R&D ■ロッテ 福田 氏 後藤 氏 大久保 氏 空閑 氏 北出 氏 後藤 氏 渡部 氏 五條 氏 荒生 食関連の専門家チーム 従来のデルファイ法により、「5年後の菓子トレンド」を予測 リサーチ関連の専門家チーム ネット上のボイス(声)をデータベースに、テキストマイニングソフトを使い、「5年後の菓子トレンド」を予測