背景について 国立天文台 天文情報センター.

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背景について 国立天文台 天文情報センター

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台(NAOJ) 宇宙・天体の地上観測施設・研究拠点

天文情報センター 18 プロジェクト 4 研究部 3 センター 1 事務管理部 ・常勤職員数 263名 +契約職員 202名 18 プロジェクト 4 研究部 3 センター 1 事務管理部 ・常勤職員数  263名 +契約職員   202名 ・年間総予算  143億円 (2007) 

本センターの基本理念  社会に“新しい天文学シーン”を   切り拓き、正しい理解 (と感動と興奮と)を クライアントたる市民と共有する

天文情報センター 組織(~H19)

普及室の業務として 常時公開展示施設の整備・拡充 天文機器資料館 子午儀資料館 三鷹市・星と森 と絵本の家

整備を進める中で。。。 普及事業の一環で台内整備を進める中。。 埋もれていた古い観測装置・測定装置類を次々と発見・発掘・発見されてきた   整備を進める中で。。。 普及事業の一環で台内整備を進める中。。 埋もれていた古い観測装置・測定装置類を次々と発見・発掘・発見されてきた 貴重な装置の一部が散逸したり、譲渡されている現状がわかってきた これらは日本の天文学史のみならず、科学史上でも貴重な資料である とても、このまま放置できない

科学史上の国立天文台の特異性 江戸の東洋暦学から西洋天体物理学への変遷を経て、現在へ その一連の流れを俯瞰できる資料を一研究所だけで有している 日本の近代科学史上、きわめて希有な研究所

天文情報センター アーカイブ室 2008年4月 立ち上げ ミッションとして 天文情報センター アーカイブ室 2008年4月 立ち上げ ミッションとして 「歴史的価値のある天文学に関する資料(観測測定装置、写真乾板、貴重書・古文書)の保存・整理・活用・公開の推進」

天文情報センター 組織(H20~)

村上陽一郎 先生からのメッセージ

装置 約3年間の成果 アーカイブ 散逸・中止した観測装置の回収・整備 天文機器資料館の立ち上げ

登録有形文化財 太陽塔望遠鏡の整備 装置 アーカイブ 2010年 6月4日 台内向けお披露目 2010年 星と宇宙の日で一般に初公開

装置 乾板 3年間の成果 アーカイブ 旧図書庫の所在不明の乾板4-5万枚   の分類・整理の開始

装置 乾板 3年間の成果 アーカイブ 古い写真や資料のデジタル化・アーカイブ化

装置 乾板 アーカイブ 稀覯書・貴重書 稀覯書 江戸幕府天文方からの暦などの稀覯書 図書室業務として整備完了

装置 乾板 稀覯書・貴重書 アーカイブ 稀覯書

積極的な情報発信 アーカイブ室新聞 2008.4-2011.5 480号を発行 広報普及委員会で非常に高く評価 装置 乾板 アーカイブ 稀覯書 情報発信 2008.4-2011.5     480号を発行 広報普及委員会で非常に高く評価 情報発信が新たな情報を呼び寄せる インターネット時代の「集合知」

「国立天文台の歴史的 アーカイブスに関するシンポジウム」 装置 乾板 アーカイブ 「国立天文台の歴史的 アーカイブスに関するシンポジウム」 稀覯書 情報発信 2009年12月11-12日開催 21件の発表、参加者76名

いまや アーカイブ室と検索すると。。

レプソルド子午儀 レプソルド子午儀室の整備着手:2008年 子午儀資料館として整備する過程で

レプソルド子午儀の清掃・復元

重要文化財に指定できないか 2009年から三鷹市、東京都を通じて、文化庁へ申請 レプソルド子午儀 3回にわたる視察 レプソルド子午儀  3回にわたる視察 2011年3月の文化財審議会で答申   重要文化財指定へ <今回は国宝案件無し、43件のひとつ>

今後 さらにいくつか指定候補を検討 発掘・収集・保存・整理から活用・公開へ 2011年4月 普及室・アーカイブ室を統合 装置 乾板 今後 アーカイブ 稀覯書 情報発信 さらにいくつか指定候補を検討 発掘・収集・保存・整理から活用・公開へ 2011年4月 普及室・アーカイブ室を統合   <Communicating Astronomy & Museum Promotion (CAMP) >