回帰分析.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
土木計画学 第3回:10月19日 調査データの統計処理と分析2 担当:榊原 弘之. 標本調査において,母集団の平均や分散などを直接知ることは できない. 母集団の平均値(母平均) 母集団の分散(母分散) 母集団中のある値の比率(母比率) p Sample 標本平均 標本分散(不偏分散) 標本中の比率.
Advertisements

Example 8 種類のチーズの塩分量 : m = 325 Q 3 = 340 m Q 1 = Q3Q3Q3Q3 Q1Q1Q1Q1.
主成分分析 主成分分析は 多くの変数の中を軸を取り直すことで より低い次元で表現できるようにする。 データがばらついている方向ほど
EXCELで学ぶマーケティング統計 第4章 経営学研究科 M1  真島 健.
データ分析入門(12) 第12章 単回帰分析 廣野元久.
因子分析,共分散構造分析 Factor Analysis Structural Equations Model
第4章 回帰分析の諸問題(1) ー 計量経済学 ー.
  個人投資家向け株式分析   と予測システム A1グループ  劉 チュン.
多変量解析 -重回帰分析- 発表者:時田 陽一 発表日:11月20日.
補章 時系列モデル入門 ー 計量経済学 ー.
第4章 回帰分析の諸問題(1) ー 計量経済学 ー.
9. 主成分分析 Principal Component Analysis (PCA)
重回帰分析入門 経済データ解析 2009年度.
得点と打率・長打率・出塁率らの関係 政治経済学部経済学科 ●年●組 ●● ●●.
第2章 単純回帰分析 ー 計量経済学 ー.
重回帰分析入門 経済データ解析 2011年度.
初歩的情報リテラシーと アンケート集計のためのExcel・SPSS講座
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
第3章 重回帰分析 ー 計量経済学 ー.
第5章 回帰分析入門 統計学 2006年度.
確率・統計輪講資料 6-5 適合度と独立性の検定 6-6 最小2乗法と相関係数の推定・検定 M1 西澤.
主成分分析                     結城  隆   .
回帰分析/多変量分析 1月18日.
主成分分析と因子分析 による競馬の勝因の研究
【小暮研究会2】 「ベイズのアルゴリズム」:序章 【1,2:計量経済分析と統計分析】 【 3:ベイズ定理】
高校数学の知識から、 人工知能・機械学習・データ解析へ つなげる、 必要最低限の教科書
補章 時系列モデル入門 ー 計量経済学 ー.
ガウス過程による回帰 Gaussian Process Regression GPR
第6章 カーネル法 修士2年 藤井 敬士.
相関分析.
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
市場規模の予測.
 統計学講義 第11回     相関係数、回帰直線    決定係数.
4章までのまとめ ー 計量経済学 ー.
第9章 混合モデルとEM 修士2年 北川直樹.
混合ガウスモデルによる回帰分析および 逆解析 Gaussian Mixture Regression GMR
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
最小自乗法.
独立成分分析 (ICA:Independent Component Analysis )
知能システム論I(13) 行列の演算と応用(Matrix) 2008.7.8.
予測に用いる数学 2004/05/07 ide.
主成分分析 Principal Component Analysis PCA
市場規模の予測.
多変量解析 ~主成分分析~ 1.主成分解析とは 2.適用例と解析の目的 3.解析の流れ 4.変数が2個の場合の主成分分析
パターン認識特論 担当:和田 俊和 部屋 A513 主成分分析
部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS
プロセスデータ解析学5 -主成分分析- 担当:長谷部伸治     金 尚弘.
Rを使用したデータ解析・グラフ描き.
第3章補足2 多変量データの記述 統計学基礎 2010年度.
データの型 量的データ 質的データ 数字で表現されるデータ 身長、年収、得点 カテゴリで表現されるデータ 性別、職種、学歴
「データ学習アルゴリズム」 第3章 複雑な学習モデル 報告者 佐々木 稔 2003年6月25日 3.1 関数近似モデル
線形判別分析 Linear Discriminant Analysis LDA
第3章 線形回帰モデル 修士1年 山田 孝太郎.
Stepwise (ステップワイズ) 法による 説明変数 (入力変数・記述子・ 特徴量) の選択
情報経済システム論:第13回 担当教員 黒田敏史 2019/5/7 情報経済システム論.
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
回帰分析(Regression Analysis)
データ解析 静岡大学工学部 安藤和敏
1ーQー18 音声特徴量抽出のための音素部分空間統合法の検討
◎小堀 智弘,菊池 浩明(東海大学大学院) 寺田 真敏(日立製作所)
最小二乗法による線形重回帰分析 明治大学 理工学部 応用化学科 データ化学工学研究室 金子 弘昌.
リッジ回帰(Ridge Regression, RR) Least Absolute Shrinkage and Selection Operator (LASSO) Elastic Net (EN) 明治大学 理工学部 応用化学科 データ化学工学研究室 金子 弘昌.
重回帰分析入門 経済データ解析 2008年度.
実験計画法 Design of Experiments (DoE)
重回帰分析入門 (第5章補足) 統計学 2007年度.
パターン認識特論 カーネル主成分分析 和田俊和.
回帰分析入門 経済データ解析 2011年度.
統計現象 高嶋 隆一 6/26/2019.
空間図形の取り扱いについて.
Presentation transcript:

回帰分析

回帰分析

回帰分析

回帰分析 (線形)回帰分析とは、ある変数(目的変数) をいくつかの変数(説明変数)の(線形)結合 で表現する手法である。  をいくつかの変数(説明変数)の(線形)結合  で表現する手法である。  説明変数が一つの時を単回帰分析  説明変数が複数ある時を重回帰分析という。

[テーマ] 講義の構成 回帰分析と最小2乗法 予測の精度について Rによるシミュレーション まとめ

回帰分析

係数の導出

係数の導出

係数の導出

回帰係数の導出

回帰係数の導出 最小2乗法 が最小となる , を求める。

回帰係数の導出 最小2乗法 が最小となる , を求める。

回帰係数の導出 最小2乗法 , で偏微分すると、 が最小となる , を求める。

回帰係数の導出 最小2乗法 , で偏微分すると、 が最小となる , を求める。

回帰係数の導出 最小2乗法 , で偏微分すると、 が最小となる , を求める。

回帰係数の導出

回帰係数の導出

回帰係数の導出 回帰直線 は それぞれの中心(平均)の点を通る。

回帰係数の導出 回帰直線 はそれぞれの中心を通る。 中心化

回帰係数の導出 回帰直線 はそれぞれの中心を通る。 中心化 N (または N - 1 )で割ると、分散共分散を用いて

回帰係数の導出 条件を整理すると、    のとき

回帰係数の導出 条件を整理すると、 r 次元の場合 同様に計算すると…    のとき

回帰係数の導出 条件を整理すると、 r 次元の場合 同様に計算すると…    のとき

回帰係数の計算(まとめ) 最小2乗法にて導出  に関して 2次元の場合 r 次元の場合

回帰係数の計算(まとめ) 最小2乗法にて導出  に関して 2次元の場合 r 次元の場合

回帰係数の計算(まとめ) 最小2乗法にて導出 に関して に関して 2次元の場合 2次元の場合 r 次元の場合 r 次元の場合  に関して  に関して 2次元の場合 2次元の場合 r 次元の場合 r 次元の場合 逆行列があれば,係数が導出できる。 回帰直線は中心を通る。

主成分分析と回帰分析 主成分分析 標準化(または 中心化)

主成分分析と回帰分析 主成分分析 回帰分析 標準化(または 中心化) 説明変数 目的変数

主成分分析と回帰分析 主成分分析 回帰分析

主成分分析と回帰分析 主成分分析 固有値・固有ベクトル 回帰分析 逆行列

予測の精度について

予測の精度について

予測の精度について

予測の精度について

予測の精度について

予測の精度について ( : 正規乱数 ) であれば、 係数を求めることはできる。 値が求まるからといって 特徴をよく表している ( : 正規乱数 )    であれば、 係数を求めることはできる。 値が求まるからといって  特徴をよく表している   というわけではない。

決定係数 として、誤差の2乗を計算すると、

予測の精度について 決定係数 として、誤差の2乗を計算すると、 T : トータル(Total) E : 誤差(Error) R : 回帰 (Regression)

Rによる計算例

Rによる計算(lm) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

Rによる計算(lm) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

Rによる計算(lm) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

Rによる計算(lm) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

Rによる計算(回帰分析) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h1 > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 >plot( h1 ) >abline( h2 ) lm( 目的変数 ~ 説明変数, data= データ名 ) 複数の場合は、 lm( 目的変数 ~ 説明変数1+説明変数2+…, data=データ名 )

Rによる計算(回帰分析) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h1 > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

Rによる計算(回帰分析) > h1 <- read.table (“w1.dat”, header=T, row.names=1) > h1 > h2 <-lm( weight ~ height, data=h1) > h2 > plot( h1, pch=16 ) > abline( h2 )

まとめ

まとめ 回帰分析 目的変数,説明変数,最小2乗法 主成分分析との違い モデルの当てはまり具合 決定係数,観測値,予測値の分散