リーンスタートアップ・ビジネス 計画法における有効性の評価方法

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○○ 事業計画書 2015 年 ○ 月◇日 チーム名. 事業計画書目次 I. はじめに i. チームメンバー紹介 ii. 事業の提案 iii. 提案の背景(ニーズ) II. 事業計画概要 i. 市場規模 ii. 他社の動向 iii. ターゲット顧客 iv. 製品・サービス v. ビジョンストーリー.
事業計画フォーマット 応募書類「事業計画書」の作成・提出にあたっての留意事項 – 事業計画書は、一人一事業計画をご提出ください。 – 目次は変更しないでください。 – 収支計画などエクセルで作成いただいたものはサマリーをページに貼付ください。 エクセルを別添いただいた場合は評価の対象外となる場合があります。
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資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
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[製品名] マーケティング プラン [氏名].
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資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
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資料提出の際には本ページを削除してください。 プレゼンテーション、およびプレゼンテーション資料に関する注意点
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リーンスタートアップ・ビジネス 計画法における有効性の評価方法 静岡大学 湯浦研究室4年 道原健太 静岡大学 湯浦克彦

目次 1.背景 2.目的 3.提案方法 4.実験結果と考察 5.今後の課題 3/10/2016

従来の開発方法 市場調査を行い、その市場データを分析し、商品開発を行 い商品を生産する。(下図) 市場調査 商品開発 テスト 販売 開発投資 1.背景 従来の開発方法 市場調査を行い、その市場データを分析し、商品開発を行 い商品を生産する。(下図) (A)従来の開発方法 市場調査 商品開発 テスト 販売 開発投資 このような方法は前の商品からデータをとれる既存事業にとっては便利な方法 だが市場調査が困難な新規事業にとっては… 3/10/2016

リーンスタートアップ開発 顧客実証 販売 顧客発見 軌道修正 開発・販売投資 1.背景 リーンスタートアップ開発 事業開発の成功率を高めるため仮説検証を繰り返しその結果か ら軌道修正を行うというサイクルを繰り返すやり方 (B)リーンスタートアップでの開発方法 顧客実証 販売 小規模な検証の繰り返し 失敗のリスク小 顧客発見 軌道修正 開発・販売投資 3/10/2016

リーンキャンバス マッシュ・マウリャ氏が2008年に提唱したもので リーンスタートアップを実行する際に使用するツール 1.背景 3/10/2016

リーンキャンバスの各記述項目の内容 1.顧客セグメント・・・ターゲットとする顧客 2.課題・・・顧客が抱えている優先度が高い課題 1.背景 リーンキャンバスの各記述項目の内容 1.顧客セグメント・・・ターゲットとする顧客 2.課題・・・顧客が抱えている優先度が高い課題 3.独自の価値提案・・顧客に説得するメッセージ 4.ソリューション・・・課題に対する解決策 5.チャネル・・・顧客を広げる流通源 6.収益の流れ・・・収支の詳細 7.コスト構造・・・サービスにかかるコスト 8.指標・・・サービスの成長を計測する指標 9.圧倒的優位性・・・競合品より優れている点 ※赤字は主要項目 プランの基盤となる 3/10/2016

①高速性・・・時間をかけずビジネスモデルの ②簡潔性・・・記述した項目を使うだけで要点を 伝えることができる。 1.背景 リーンキャンバスの性質 ①高速性・・・時間をかけずビジネスモデルの 概要を記述できる。 ②簡潔性・・・記述した項目を使うだけで要点を            伝えることができる。 ③携帯性・・・1枚の紙にビジネス案が集約され         てるため、持ち運びが容易である 3/10/2016

日本人ははっきりと物を言わないという傾向がある 1.背景 リーンキャンバスの問題点 リーンスタートアップは顧客からの声を駆使して フィードバックを繰り返すという作業を行う しかし どうですかー? うーん 日本人ははっきりと物を言わないという傾向がある 3/10/2016

早期評価の重要性 顧客実証 販売 顧客発見 軌道修正 1.背景 市場の参入と売上率の調査例(International Business Strategies 2003) 顧客実証 市場の参入 売上率 1番手 100% 3ヶ月遅れ 73% 6ヶ月遅れ 53% 9ヶ月遅れ 32% 12ヶ月遅れ 9% 販売 顧客発見 軌道修正 このサイクルをいかに早く回すかが重要! 3/10/2016

採用 静岡大学の「プロジェクトマネジメント」 におけるプロジェクト立案手順 1.背景 背景 目的 達成方針 インターフェース改善    におけるプロジェクト立案手順 背景 目的 達成方針 インターフェース改善 JoyPortの利用方法がわからない!! 外注 学生 マニュアル作成 紙媒体 案 長所 短所 インターフェース改善 画面が見やすくなる 予算がかかる サーバーの負荷 マニュアル作成 手順が分かりやすい コストがかからない 人数が集まるかどうか不明 採用 3/10/2016

リーンキャンバス導入の実態 1.背景 ロジックツリーの作成 比較表を使い いくつかの案から複数に絞る 比較表を使い いくつかの案から1個に絞る 全てのビジネス案 リーンキャンバス の作成 リーンキャンバス の作成 リーンキャンバス の作成 比較表を使い 複数案から1個に絞る それ以外 16チーム 推奨している方法 9チーム 全て採用 1個に絞る 3/10/2016

評価指標の作成 顧客実証 顧客発見 軌道修正 2.目的 ここが私たちのビジネス案の弱点か! サイクルの時間短縮の促進に繋がる! 評価項目 点数 目的の要素数はいくつあるか 70 目的の重要性 50 顧客規模は明確な記述か 90 ・・・・・・ ・・・ 顧客実証 ここが私たちのビジネス案の弱点か! 顧客発見 軌道修正 サイクルの時間短縮の促進に繋がる! 3/10/2016

有効性評価の視点 3.提案方法 本研究での 評価対象 分類 評価項目 背景と目的 ・目的の要素数はいくつあるか ・背景の目的はデータで示すことができるか否か ・目的の重要性 顧客 ・顧客セグメントを明確に捉えているか ・顧客規模が具体的に書かれているか ・顧客における利用頻度 独自性 ・作成しているビジネス案が同時性をもっているか 解決策の具体化 ・目的の詳細化 ・目的達成の適応範囲 ・利用者がいくらで利用できるか明記されているか ・解決策の測定方法 メリット デメリット ・メリットの適応範囲 ・メリットの大きさ ・デメリット・リスクの大きさ 実現性とコスト 運用の しやすさ 受け入れやすさ システム変更の しやすさ etc… 実現可能の難易度 リスクの大きさ コスト  etc… 効果の大きさ 対象となる顧客数 利用場面の幅の広さ メリット大きさ・確実さ インパクト  etc… 本研究での 評価対象 3/10/2016

評価方法 「背景と目的」 目的 達成方針 採用 目的の要素数はいくつあるか 背景の目的をデータで示せるか 目的の重要性 3.提案方法 背景 評価方法 「背景と目的」 背景 目的 達成方針 不採用 地域交流の活性化を図る 催し 自主制作 大学構内に自由空間: 特徴に乏しい レッドカーペット 運営 採用 私たち 採用 映画祭: 広い層の参加者 集客 ボランティア 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 収益の流れ 内部リスク 外部リスク 目的の要素数はいくつあるか 背景の目的をデータで示せるか 目的の重要性 3/10/2016

評価方法 「顧客」 顧客セグメントを明確にとらえてるか 顧客規模が具体的に書かれてるか 顧客における利用頻度 3.提案方法 課題 評価方法 「顧客」 顧客セグメントを明確にとらえてるか 顧客規模が具体的に書かれてるか 顧客における利用頻度 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 収益の流れ 内部リスク 外部リスク 3/10/2016

評価方法 「独自性」 独自性 3.提案方法 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 評価方法 「独自性」 独自性 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 収益の流れ 内部リスク 外部リスク 3/10/2016

評価方法 「解決策の具体化」 解決策の具体化 目的 達成方針 採用 目的達成の適応範囲 利用者がいくらで使用するか 明記されているか 3.提案方法 評価方法 「解決策の具体化」 背景 目的 達成方針 不採用 地域交流の活性化を図る 催し 自主制作 大学構内に自由空間: 特徴に乏しい レッドカーペット 運営 採用 私たち 採用 映画祭: 広い層の参加者 集客 ボランティア 解決策の具体化 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 収益の流れ 内部リスク 外部リスク 目的達成の適応範囲 利用者がいくらで使用するか 明記されているか 解決策の測定方法 3/10/2016 3/10/2016

評価方法 「メリット・デメリット」 メリット・デメリット メリットの適応範囲 メリットの大きさ デメリット・リスクの大きさ 3.提案方法 案 評価方法 「メリット・デメリット」 案 長所 短所 A案 タイトル名 ・・・・ B案 C案 課題 ソリューション 独自の価値提案 顧客との関係 顧客 主要指標 チャネル コスト構造 収益の流れ 内部リスク 外部リスク メリット・デメリット メリットの適応範囲 メリットの大きさ デメリット・リスクの大きさ 3/10/2016

実験方法 3.提案方法 受講生 成果物作成 学生の成果物を評価方法に 基づいて評価指標を作成する 評価指標の譲渡 分類 評価項目 背景と目的 ・目的の要素数はいくつあるか ・背景の目的はデータで示すことができるか否か ・目的の重要性 顧客 ・顧客セグメントを明確に捉えているか ・顧客規模が具体的に書かれているか ・顧客における利用頻度 独自性 ・作成しているビジネス案が同時性をもっているか 解決策の具体化 ・目的の詳細化 ・目的達成の適応範囲 ・利用者がいくらで利用できるか明記されているか ・解決策の測定方法 メリット デメリット ・メリットの適応範囲 ・メリットの大きさ ・デメリット・リスクの大きさ 受講生 成果物作成 学生の成果物を評価方法に 基づいて評価指標を作成する 評価指標の譲渡 3/10/2016

3.提案方法 学生に渡した評価指標の例 3/10/2016

課題内容別による各平均の比較 大学関係 その他 背景と目的 77 75 顧客 60 61 独自性 86 74 解決策 63 4.実験結果と考察 課題内容別による各平均の比較 大学関係 その他 背景と目的 77 75 顧客 60 61 独自性 86 74 解決策 63 メリット・デメリット 51 50 独自性の評価に数値の差が表れる! 3/10/2016

4.実験結果と考察 アンケートの一部の内容と結果 90%以上の 肯定的な回答を得ることができた。 3/10/2016

提出状況によるアンケート結果 この評価指標をもとに修正を行う場合 現在の成果物より良い成果物は作れそうか 2割の学生が否定的な意見 4.実験結果と考察 提出状況によるアンケート結果 この評価指標をもとに修正を行う場合 現在の成果物より良い成果物は作れそうか 2割の学生が否定的な意見 3/10/2016

結論 ・評価指標を受講生に配り、アンケートを行った結果、自チームに おけるビジネス案の見直しをするきっかけになったという回答結果 が多かった 5.今後の課題 結論 ・評価指標を受講生に配り、アンケートを行った結果、自チームに  おけるビジネス案の見直しをするきっかけになったという回答結果  が多かった ・アンケートでプロジェクト立案の効能についての質問を5つ用意した  結果全ての質問に対し、9割以上が肯定的な回答を得ることができた。 ・評価指標の点数が60前後になるよう作成したが、予想より平均に  ばらつきが出てしまった。 3/10/2016

今後の課題① 評価指標の作成 効果の 実現性と 運用の 大きさ コスト しやすさ 対象となる顧客数 実現可能の難易度 利用場面の幅の広さ 5.今後の課題 今後の課題① 効果の 大きさ 実現性と コスト 運用の しやすさ 対象となる顧客数 利用場面の幅の広さ メリット大きさ インパクト  etc… 実現可能の難易度 リスクの大きさ コスト  etc… 受け入れやすさ システム変更のしやすさ etc… 評価指標の作成 3/10/2016

今後の課題② ・リーンキャンバス評価の自動化の実現 5.今後の課題 今後の課題② ・リーンキャンバス評価の自動化の実現 現在、作成した評価指標では、ビジネス案のフィードバックを行う際、人を通して行うため評価が遅くなってしまう コンピュータによる採点自動化 3/10/2016

参考文献 [1]ジェフ・ゴーセルフ (翻訳:児島修) 「LEAN UX リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン」 [1]ジェフ・ゴーセルフ (翻訳:児島修)    「LEAN UX リーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン」    オライリー・ジャパン 2014年発行 [2] アッシュ・マウリャ (翻訳:角征典)   「RUNNIG LEAN 実践リーンスタートアップ」 オライリー・ジャパン 2012年発行 [3] リーンキャンバス アイデアを一目瞭然にする        Study Tech  http://www.studytech.jp [4] 石田諭史 リーンスタートアップを適用したプロジェクト立案・適用方法   [5] 石田諭史 湯浦克彦 リーンスタートアップを適用したプロジェクト立案・適用方法      (プロジェクトマネジメント学会 2015年春季研究発表大会 東洋大学) [6] トレヴァー・オーエンズ/オービー・フェルナンデス (翻訳:村上彩)   「リーンスタートアップを駆使する企業 急成長する新規事業の見つけ方・育て方」    日経BP社 2015年発行