情報系大学生の将来目標に関する 情報共有システムの構築と活性化方法 情報学部情報科学科 湯浦研究室 IS4年 70910057 手塚早美 2013/02/12
目次 研究の背景と目的 提案システム(ITPost)概要 ITPostの評価 結論 今後の課題 関連研究 ITPostの全体像 コンテンツの特徴 ITPostにおける施策 SNSとの連携 既存SNS機能の利用 ITPostの評価 利用学生による評価 関係者・専門家による評価 結論 今後の課題 関連研究 2013/02/12
1.研究の背景と目的 「ITPost (IT Professionals Guidepost)」 の提案 背景 目的 OB/OGや在学生の 講義・就職活動に関する 体験談情報の需要が高い 情報系学生の 学ぶ知識が幅広い IT人材育成の 「 質 」 的不足 目的 OB/OGや在学生の 体験談の有効活用 将来像を立案する過程での 情報共有環境の構築と活性化 将来目標管理システム 「ITPost (IT Professionals Guidepost)」 の提案 2013/02/12
2.提案システム(ITPost)の概要 学生にとって固有かつ需要のある情報を共有する ・授業科目 ・知識項目 講義情報 ・IT人材像 ・OB/OG体験談 ・課外活動 就職関連情報 研究室情報 「学生が将来目標を考えるための手助けとなるシステム」として位置付ける SNSの要素を持たせることで、情報交換や情報共有を活性化させる 2013/02/12
ITPost ITPostの全体像 マイページ 3.情報収集 2.情報登録 4.マイページ登録 管理者 情報収集者 1.情報提供 情報提供者 情報収集者 管理者 知識体系(BOK) 人材像 職種 授業 科目 課外 活動 OB/OG体験談 マイページ お気に入り 記事 受講した授業 気になる人材 1.情報提供 2.情報登録 3.情報収集 4.マイページ登録 6.個人専用情報提供 5.個人データ蓄積 2013/02/12
コンテンツの特徴 記事としてコンテンツ化 個別依頼 人手で整備 社会人OB/OG インターン座談会 インターン個人 一過性の情報ではなく形として残る、いつでも情報共有が可能 個別依頼 つながりのある人に信頼性の高く確実な方法 人手で整備 早さよりも質を重視し、単なる知識ではなく+αの情報を提供 社会人OB/OG インターン座談会 インターン個人 回収期間 2012/10/12~2012/11/14 2012/10/16~2012/10/19 2012/10/16~2012/10/31 対象者 静岡大学情報学部卒業生 (若干名工学部卒) 今年度夏期インターンシップ経験者 依頼人数 80名 29名 回収人数 43名 24名 27名 依頼/ 回収方法 Facebook、メール を通じて個別取材 依頼 : メール 回収 : グループ座談会 回収 : メール、座談会にて 2013/02/12
ITPostにおける施策 必要な要素 ITPostでの施策 情報共有の実現 利用のハードルが低い ・既存SNSとの連携 ・身近な先輩からの情報提供 情報共有の実現 コミュニケーション媒体として機能する ・既存SNSとの連携 ・実名公開 情報共有の効率化を図ることができる ・SNS機能の利用 ・ターゲットを絞った情報提供 2013/02/12
SNSとの連携 OB/OG体験談記事 情報提供者SNSページ 実名記載 Facebook へのリンク 人材像 職種 知識体系(BOK) 課外 授業 科目 課外 活動 2013/02/12
既存SNS機能の利用(facebookページ) facebookページへ友人を招待可能、宣伝効果が期待できる 利用者からの質問や意見を 受け取ることが可能 「いいね」を押し「ファン」になることで情報を取得しやすくなる 2013/02/12
ITPostへのリンク ファンになっていなくても ファンの友人へ情報拡散が可能 2013/02/12
3.ITPostの評価 システム公開:11/20 システム紹介:11/29 facebookページ更新:11/27、12/10、12/12、12/18 2013/02/12
「将来に対するモチベーションを向上するのに役立つか」についても同様の結果 利用学生による評価 「将来に対するモチベーションを向上するのに役立つか」についても同様の結果 →体験談を有効活用することができた 広く情報拡散できる 更新情報が入手しやすく、わかりやすい 情報入手手段としては効果的 2013/02/12
関係者・専門家による評価 コンテンツについて 対話機能について 生の声を掲載することが重要、定期的な変革が必要 学生視点である点が学生にとって価値がある 学業以外に関する取材が多いので、「学生時代に取って役に立った科目」 「取っておけばよかった科目」など学業に関する情報を掲載すると良い 対話機能について シンプルで親しみやすく、機能的に十分である 収集した情報にコメントができるとさらに良い 情報提供者と連絡がとりたいときに活用できる点は付加価値として有効 情報提供者があまりfacebookで情報発信していない場合は効果が弱くなる コンテンツ:学生視点であること、生の声を掲載すること価値がある。一方で就職活動だけでなく学業に関する情報をもっと掲載することも必要 2013/02/12
4.結論 将来目標管理システム「ITPost」の提案 コンテンツの提供 学生への試験的公開と評価アンケートの実施 「将来目標に関する情報」の全てを網羅できた訳ではないが、学生から「進路選択や就職活動の参考になる」「更新を継続して欲しい」という評価を得ることができた 専門家についても予想以上の関心を集めることができ、幅広い可能性を秘めていることが確認できた 情報入手 静岡大学情報学部OB/OG・在学生への個別取材 生の声(体験談)の入手 情報公開 人手で整備し、情報の「質」を高める 一覧、検索機能の整備 情報共有 facebookとの連携 既存機能の活用 2013/02/12
5.今後の課題 IT人材育成への誘導・IT人材との関連付け 対話機能促進 コンテンツの作成方法や提供方法の効率化 IT業界の魅力やりがいなどの情報の提供や知識体系(BOK)との関連付けを行う必要がある 対話機能促進 SNSとの連携により学生の情報入手の効率化やシステムの存在を拡散することはできたが、対話機能を十分に機能させることまではできなかった 学生とOB/OGや学生同士のコミュニケーション活動の活性化 コンテンツの作成方法や提供方法の効率化 「速さ」よりも「質」を重視したため膨大な時間と手間を費やした 質の高い情報の提供を維持し、尚且つ効率的に情報共有できるように改善が必要 2013/02/12
6.関連研究 「情報系学生における将来目標設定のための情報共有方式」 「キャリア知識ベースを用いた情報系学生の学習目標管理システム」 静岡大学情報学部 湯浦研究室 神原菜々 2011年2月 「キャリア知識ベースを用いた情報系学生の学習目標管理システム」 静岡大学情報学部 湯浦研究室M2 神原菜々 2013年2月 目標とする人材像 情報学の知識体系 静大の授業の項目 ※人材像@WIKI:http://www22.atwiki.jp/itjinzaizou/pages/1.html 現在同時進行中 本研究と同一システム上に実現 2013/02/12