第九回 問題の定式化練習と 自主研究課題 2003.5.22 山梨大学
内容と目標 内容: 1.線形計画問題の定式化 2.LP問題の解法の選択と決定 目標: 1.実際の線形計画問題を定式化する 2003.5.22 山梨大学
演習した内容 LP問題の定式化練習 連立1次方程式の掃出し解法 シンプレックス法:標準LP問題 シンプレックス法の2段階法:各種LP問題 双対問題:解法と解釈 LP問題の定式化と解法・解釈 2003.5.22 山梨大学
LP問題の例 ー栄養問題 食堂におけるある6種類の献立食品オートミール(A1), 鶏肉(A2), 卵(A3), 牛乳(A4), チェリーパイ(A5), ポークビーンズ(A6)の各1単位中に含まれる栄養エネルギー(kcal)B1, 蛋白質(g)B2とカルシウム(mg)B3の量は以下の表のとおりである。1日にB1, B2, B3は少なくともそれぞれ2,000kcal, 55g, 800mgはとる必要がある。 2003.5.22 山梨大学
オートミール, 鶏肉, 卵, 牛乳, チェリーパイ, ポークビーンズの各1単位(オートミール-28g, 鶏肉-100g, 卵-2個, 牛乳-237cc, チュリーパイ-170g, ポークビーンズ-260g)の価格はそれぞれ30, 240, 130, 90, 200, 190円で、その食品を一日にとる限量はそれぞれ4, 3, 2, 8, 2, 2単位であるとき、これらの食品からB1, B2, B3の必要量を最も安くとるには、一日に各食品をどれだけ食べればよいか? 2003.5.22 山梨大学
A1 A2 A3 A4 A5 A6 制 限 B1 B2 B3 110 205 160 160 420 260 4 32 13 8 4 14 2 12 54 285 22 80 2000 55 800 価 格 30 240 130 90 200 190 2003.5.22 山梨大学
この問題は栄養の問題という名でよく知られている。一日にオートミール, 鶏肉, 卵, 牛乳, チェリーパイ, ポークビーンズをそれぞれx1, x2, x3 , x4 , x5 , x6単位食べるとすると、各栄養が必要量以上(以下)になるためには、 2003.5.22 山梨大学
また、食品を食べる制限によって、以下の制限条件 110x1+205x2 +160x3+160x4 +420x5+260x6 ≧ 2000 4x1 + 32x2 + 13x3 + 8x4 + 4x5 + 14x6 ≧ 55 (1) 2x1 + 12x2 + 54x3 + 285x4 + 22x5 +80x6 ≧ 800 また、食品を食べる制限によって、以下の制限条件 2003.5.22 山梨大学
x1 ≦ 4 x2 ≦ 3 x3 ≦ 2 (2) x4 ≦ 8 x5 ≦ 2 x6 ≦ 2 x1, x2, x3, x4, x5, x6≧0 がある。 2003.5.22 山梨大学
この時の目標 f は以下 f=30x1+240x2+130x3+90x4+200x5+190x6 (3) のとおりである。 2003.5.22 山梨大学
110x1+205x2 +160x3+160x4+420x3+260x4 -λ1 +μ1 = 2000 4x1 + 32x2 + 13x3 + 8x4 + 4x3 + 14x4 -λ2 +μ2 = 55 2x1+12x2 + 54x3 +285x4 + 22x5 + 80x4 -λ3 +μ3 = 800 x1 +λ4 = 4 x2 +λ5 = 3 (4) x3 +λ6 = 2 x4 +λ7 = 8 x5 +λ8 = 2 x6 +λ9 = 2 x1, x2, x3, x4, x5, x6≧0 になる。目的関数は-f=f0とおき、 2003.5.22 山梨大学
f0 = -30x1-240x2-130x3-90x4-200x5-190x6 (5) を最大化する問題に変える。第一段階は を最大化することである。 2003.5.22 山梨大学
栄養問題の解 これによって、最適解はx1=4, x2=0, x3=0, x4=2.23, x5=2, x6 =1.4, f=986.5である。すなわち、一日中に必要な栄養を満たす最も経済的な献立はオートミール4単位(112g), 牛乳2.23単位(529cc), チェリーパイ2単位(340g), ポークビーンズ1.4単位(364g)で、費用は986.5円である。 2003.5.22 山梨大学
自主研究課題 実際のLP問題をつくれ、そして、 (1) LP問題を定式化せよ (2) LP問題の最適解を求めよ (3) シンプレックス表の経済的解釈をせよ (4) 各制約条件のシャドープライスを求め て、説明せよ 2003.5.22 山梨大学
問題作成の条件 (1) 変数は5以上(≧ 5) (2) 制約条件(X ≧0以外)は5以上 (≧ 5) 2003.5.22 山梨大学
注意事項 レポートには表紙を付け、以下の内容を含むものとする。 シンプレックス表(印刷したもの) 計算ステップの説明 注意事項 レポートには表紙を付け、以下の内容を含むものとする。 シンプレックス表(印刷したもの) 計算ステップの説明 計算結果の説明或いは解釈 レポートは発表した内容をそのまま印刷するものではない 2003.5.22 山梨大学
自主研究課題の要求 来週に準備(5/29) 再来週から発表(6/5, 6/12, 6/19) 発表が全員終了する週にレポートを提出する 発表の評価方法(成績) 教官とTAがそれぞれ評価する 1~10点で点を付ける レポートも1~10点で評価する 2003.5.22 山梨大学
自主研究発表評価要点 発表はPower Pointを用いる。評価は担当教官とTA二人がそれぞれ10点、計30点満点で行う。 1. 概念(4点): 主にLP問題の作成内容、解析結果の妥当性 2. Power Pointの見やすさ(2点): 工夫して見やすいものを作る 3. 説明方法(2点): 順序立てて分かりやすく説明する 4. 時間(2点): 初めから決った順番で一人5分から7分以内で発表する 以上の点に考慮して各自で発表準備を進めること。 2003.5.22 山梨大学