電力自由化の是非 否定派 相原 成田 紙崎 保立
☞ 電力自由化 とは? それでは、 我々の主張に入ります! 三本柱とする 「電力システムに関する改革方針」が2013年4月に閣議決定された。 世界的な規制緩和の流れを受け、1995年~はじめとした電気事業改革の一環。2016年を目途に小売事業の参入自由化/発電事業の全面自由化を、2020年を目途に発送電(法的)分離を行う。 (1) 広域系統運用の拡大 (2) 小売・発電の全面自由化 (3) 発送電(法的)分離 三本柱とする 「電力システムに関する改革方針」が2013年4月に閣議決定された。
主 張 以上3点より、 電力自由化に 反対します! 主張①電気料金は抑制されない 主張②卸電力市場の活性化は見込めない 主張③垂直統合の経済性が喪失する
主張① 電気料金は 抑制されない
では、電力自由化を先に行っていた諸外国はどうなっているのだろうか?? 主張①電気料金は抑制されない 現在日本の原発稼働率は低くなっており、 日本は2030年代に 原発ゼロを目指している。 では、電力自由化を先に行っていた諸外国はどうなっているのだろうか??
主張①電気料金は抑制されない よって、電力自由化に反対します さらに! このように、電気料金は逆に上がる可能性が!! アメリカは1990年代に電力自由化へ至ったが、家庭用電気料金は自由化を進めた州とやめた州を比べると、高いままが続いている!やはり、行政的規制のもとでないと 電気料金が高騰するのではないだろうか さらに! このように、電気料金は逆に上がる可能性が!! また、ドイツ再生可能エネルギーの買い取り制度を導入し、新規参入事業者が相次いだが、一般国民に事業者に対する高値の電気料金が上乗せされている!! しかし、自由化を 1998年に実行したドイツでは、2000年以降上昇傾向となり、 過去10年で約1.8倍となっている! よって、電力自由化に反対します
主張② 卸電力市場の活性化 は見込めない
市場を活性する必要性がない 主張②卸電力市場の活性化は見込めない 日本は欧州全体と電源構成比が似ている!! 卸電力市場を活性化させる目的とは? 日本は欧州全体と電源構成比が似ている!! 電源の構成がエネルギー・ベストミックスと合致しており、 市場を活性する必要性がない 欧州では、国によって電源構成に偏りがあるため、 国家間での卸電力取引によりお互いをカバーし合い、欧州全体のベストミックスを確保している。
発電市場では自由化されても5社以下の参入にとどまっており、市場の競争抑制傾向が見られる 主張②卸電力市場の活性化は見込めない 発電市場では自由化されても5社以下の参入にとどまっており、市場の競争抑制傾向が見られる ☞発電部門の競争において、売り手の増加による 卸電力市場の活性化は必須!! 再生可能エネルギー 拡大 売り手の増加が見込めない・・ 卸電力市場の活性化にも つながらない!! ☞新規加入者の多くは再生可能エネルギー を用いた発電を行う事業者が多い!! 諸外国では電力自由化の進展時期と 再生可能エネルギーの拡大期にはズレがある 自由化 しかし よって、電力自由化に反対します
主張③ 垂直統合の経済性が 喪失する!
発送電分離をすれば、 主張③垂直統合の経済性が喪失する 垂直統合の経済性を喪失する よって、電力自由化に反対します ☞従来の垂直型電力供給体制では、 発送電分離をすれば、 発電部門と送電部門の協調的な運用や設備投資 により、効率化され、 全体として供給費用が安くなる垂直統合の経済性がある!! たしかに、 近年は技術革新によって 発電の規模の経済性は 薄まってきている・・ 我が国の電力ライフラインにおいて 垂直統合の経済性を喪失する だけに過ぎない。 電気料金は 抑制されず、 事実上の 独占状態 依然として、 垂直型である メリットは 大きい!! 主張② 主張① よって、電力自由化に反対します
主張の確認 以上3点より、 電力自由化に 反対します! 主張①電気料金は抑制されない 主張②卸電力市場の活性化は見込めない 主張③垂直統合の経済性が喪失する
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