中級日本語 第5課 桜の花 本文 吉林華橋外国語学院 日本語学部 製作
第5課 形式段落 第1段落 (桜は日本の代表) 桜は日本の代表的な花である。 第2段落 (桜の種類) 第5課 形式段落 第1段落 (桜は日本の代表) 桜は日本の代表的な花である。 第2段落 (桜の種類) 人々のてによっていろいろな種類が作られ、今は300種類になっている。 第3段落 (桜の花の外観) 色が大体ピンクかしろ、5枚の花びらは輪のように並ぶ。 第4段落 (桜が咲く時間 ) 桜の花は暖かくなってから咲くが、花の開く日は地方によって違う。 第5段落 (各地の桜が咲く時間 ) 1月から5月、沖縄から北海道へ推移するようにして咲く。
第5課 形式段落 第6段落 (桜の楽しみ方 今) 花見という行事が3月から5月にかけて各地で行われる。 第7段落 (桜の楽しみ方 昔) 第5課 形式段落 第6段落 (桜の楽しみ方 今) 花見という行事が3月から5月にかけて各地で行われる。 第7段落 (桜の楽しみ方 昔) 農民たちは、満開の桜を見て、秋にはコメがたくさん実り、食べ物には不自由しないと信じた。 第8段落 (桜の楽しみ方 その他) 桜の花は見て楽しむだけではない。
第5課 意味段落 1段落 桜は日本の代表的な花である。 2、3、4,5段落 桜の花の種類、外観と開花期の紹介。 6、7、8 段落 第5課 意味段落 1段落 桜は日本の代表的な花である。 2、3、4,5段落 桜の花の種類、外観と開花期の紹介。 6、7、8 段落 日本人の桜の楽しみ方
第5課 本文 第1段落 桜は日本の代表的な花である。毎年春になると、日本の各地で美しい花を咲かせ、人々を楽しませる。
第5課 本文 第2段落 桜にはどのぐらい種類があるのだろうか。桜は、昔から日本の野や山に自然に生えていたが、種類はあまり多くなかった。しかし、人々の手によっていろいろな種類が作られ、今では、三百種ぐらいになっている。
第5課 本文 第3段落 桜の花は、色がだいたい同じで、ほとんど白かピンクであるピンクには薄いのも、濃いのもある。花びらはふつう五枚あって、輪のように丸く並んでいる。
第5課 本文 第4段落 桜の花は暖かくなってから咲くが、花の開く日は地方によって違う。日本は、南北に細長い国なので、南の端と北の端とでは緯度の差が20度もあり、気候も違う。北に行けばいくほど桜の咲く時期が遅くなるのである。
第5課 本文 第5段落 一番初めに桜がさくのは、やはり南の端の沖縄で、一月中旬である。そして、三月の下旬に九州南部で咲く。東京で咲き始めるのは四月初旬ごろで、ちょうど入学式や入社式の時期に当たる。北海道で桜が咲き、春らしい季節を迎えるのは、五月になってからである。桜の木は学校、公園、お寺、神社などに植えてある。たくさんの桜が一度に咲くと、東京の上野公園や、新宿御苑などはピンクの花でいっぱいになる。しかし、花は開いてからたった四日か、五日で散ってしまう。人々は美しい花が散らないうちに、桜の木の下に集まり、お酒を飲んだり、ごちそうを食べたり、歌を歌ったりして楽しむ。これは花見という行事で、三月から五月にかけて各地で行われる。
第5課 本文 第6段落 花見は昔から行われてきた行事だが、農家にとってはもっと重要な意味もあった。農民たちは、満開の桜を見て、秋には米がたくさん実り、食べ物には不自由しないと信じた。そして、それを喜び、満開の花の下でおなかいっぱい飲んだり、食べたりして祝った。
第5課 本文 第7段落 桜の花は、見て楽しむだけではない。人々は、桜の花びらから作った桜茶を飲み、桜の葉を巻いた桜餅を食べたりして、春という季節を感じる。桜の花は、日本人にとって春を象徴する花なのである。