糖質摂取が及ぼす運動中の 反応時間への影響 横浜国立大学教育学研究科 健康・スポーツ系教育専攻 河嶋 伸久
序論 運動前や運動中の糖質補給 筋グリコーゲンの消費を抑制 ⇒運動時間延長(Coyle et al, 1984) 筋代謝における糖質の 有効性に関する研究は多い。 しかし、 序論 脳や神経に関して糖質摂取を行った 研究はほとんど見られない。
目的 運動前に糖質を摂取することで 反応時間への影響を検討する
実験手順 Glucose摂取 Placebo摂取 Glu ・・・Glucose+運動あり Pla ・・・Placebo+運動あり 血糖値測定 0 min Glucose摂取 Placebo摂取 25 min 反応時間測定開始 反応時間測定 血糖値測定 血糖値測定 実験条件 30 min 自転車エルゴ 60%HRmax 30min 運動なし Glu ・・・Glucose+運動あり Pla ・・・Placebo+運動あり Con・・・Placebo+運動なし 血糖値測定 血糖値測定 90,120 min 血糖値測定
反応時間測定 30秒/回 1.0m 1.0m 2~5 秒
結果 ともにGlu群-Pla群間に 有意差なし! 結果
考察 糖質摂取群-非摂取群に有意差は無かった。 ①グルコースの供給量が十分に足りていた ②運動をすることで筋中に優先的に取り込まれた 情報処理の割合が低く、低糖状態にならなかった ②運動をすることで筋中に優先的に取り込まれた ③トランスロケーションの影響が少なかった Glut 4が脳内では少なかったため 考察
結論 今回、反応時間において糖質摂取の 有効性は認められなかった しかし、 ・Glu群で全体的に早くなる傾向 ・運動と組み合わせる事で有意差 ⇒今後検討の余地あり
ありがとうございました。