通院中にどういう合併症が多いか?
合併症になる前に予測できないか?
癌については 健診による早期発見が大切
大阪における癌検診の到達段階 (%)
大阪における癌検診の到達段階
動脈硬化になりやすいかどうか将来を予測する因子 高血圧、糖尿病、高脂血症、たばこ、ストレスなど 動脈硬化にどの程度なっているかの検査 頸動脈エコー、眼底カメラ、心電図、血管造影
慢患管理数の推移
慢管登録数年次推移 1月当たり新規の平均登録数 (名)
慢性疾患管理数の推移
慢性疾患管理のポイント
1ヶ月受診のない患者さんはその後ーー?
1ヶ月未受診者の転帰 2000年12月計91名 2001年12月計84名
「私の療養記録」
プライバシーを尊重した問診室
最大で1989年からの臨床検査データーが保存されている 電子カルテの導入 最大で1989年からの臨床検査データーが保存されている
安心安全な医療
前事故・事故報告制度の概要
ランク別前事故・事故分類 H12.7~H13.12 H14.1~H14.12
前事故・事故報告部署別分類 件数
記入したことがありますか 職員アンケート31人中23人回収
期別薬剤報告数の比較 (%) 133件 120件 総件数 薬剤割合 106件 33件 56件
ニアミス報告を受けていますか 職員アンケート31人中23人回収
ニアミス報告制は続けた方がいいか 職員アンケート31人中23人回収
ニアミスを少なくするために何が必要か 職員アンケート31人中23人回収 件数
調剤薬局の開設で薬剤に関するニアミス・ミスは激減
無床療診所外来での癌告知の取り組み
服薬過誤と認知症スクリーニングテストの比較 改訂長谷川スケール NMスケール A群;自己管理可能、B群;時々忘れる、C群;自己管理不能
運動療法で降圧剤を休薬できた例 68歳男性 休薬
男女別塩分摂取量 図1 (g) 18 16 14 12 10 尿NACL 8 6 4 2 女 男 *両群間で有意差なし
男女別カリウム摂取量 図2 (g) 3.5 3.0 2.5 尿K 2.0 1.5 1.0 .5 女 男 *両群間で有意差なし
塩分とカリウム 図3 (g) (g) R=0.526 p=0.0001 尿NACL 尿K 16 14 12 10 8 6 4 2 .5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 (g) 尿K R=0.526 p=0.0001
カリウム摂取量と果物野菜摂食頻度 図4 男性 (g) 尿K ANOVA p<0.0001 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 ほとんど食べない よく食べる ANOVA p<0.0001 時々食べる
カリウム摂取量と果物野菜摂食頻度 図5 女性 (g) 尿K 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 .5 よく食べる 時々食べる ほとんど食べない よく食べる 時々食べる
カリウム摂取量と魚摂食頻度 図6 男性 (g) 尿K ANOVA p=0.002 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 .5 ほとんど食べない よく食べる 時々食べる ANOVA p=0.002
カリウム摂取量と魚摂食頻度 図7 女性 (g) 尿K 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 .5 よく食べる 時々食べる ほとんど食べない 24 1.0 .5 ほとんど食べない よく食べる 時々食べる
食品中のカリウム含量が減っている 食品名 四訂版 五訂版 増減量 増減率 530 360 -170 -32.1 にんじん 400 280 ブロッコリー 530 360 -170 -32.1 にんじん 400 280 -120 -30 干し昆布 7500 6100 -1400 -18.7 レタス 220 200 -20 -9.1 とまと 230 210 -8.7 バナナ 390 -7.7 ホウレンソウ 740 690 -50 -6.8 タマネギ 160 150 -10 -6.3 きゅうり -4.8
結論 高齢の高血圧患者のカリウム摂取量は男女とも目標に対して低い水準である。 男性では果物・野菜・魚摂取頻度を増やすこと、女性では1回あたりの摂取量を増やすことがカリウム摂取量を増やす上で重要である。 カリウム摂取量と塩分摂取量は有意の正相関を示すことから、塩分摂取を増やさないでカリウム摂取を増やす工夫が大切である。
治療可能な認知症 正常圧水頭症 慢性硬膜下血腫 脳腫瘍 脳外科
慢性硬膜下血腫の経過中にパニック発作や不隠症状とともにインスリン治療を要する高血糖を呈したが、手術後顕著な改善がみられた1例
78才の女性 <現病歴> 気管支喘息と糖尿病のためにK医院に通院中であったが、1月17日、18日と続けてけいれん発作のためにT病院受診。2月1日までてんかんとして入院治療を行った。 介護者の夫によると、けいれん発作は治まったが、からだの置き場がない程倦怠感や胸内苦悶感がひどく、奇声を発したり不定愁訴が多かったという。2月5日当院初診。
6.0
慢性硬膜下血腫が発見されるきっかけとして、片麻痺などの神経症状、「頭痛や嘔吐」などの頭蓋内圧亢進症状、そして認知症など精神症状が多いとされている。前2者と違って精神症状は特異的な症状ではないため、それだけで発見されることはほとんどないようである。 本事例は、不定愁訴やパニック発作をくり返して、当初は背景に慢性硬膜下血腫の存在が気づかれなかった。
人間ドックで発見された硬膜下血腫の一例
レビー小体型認知症 75歳 男性 熟睡中に手足をばたつかせる(レム睡眠行動異常)で通院中であったが、転居後に幻覚(幻視が主)、パーキンソン症状が出現した。さらに物忘れも明確になった。 認知機能テストでは集中力や注意力の障害が目立つ。また、日差変動が大きい。 日中は過眠傾向 高齢の男性に多い