躍動都市 土浦 風間善光 慶田恭一 瀬尾誠 富田美香 水谷亮介 T.A. 森口壮一郎
背景 中心市街地の衰退 地球温暖化 都市の郊外化 少子高齢化 都市は大きな変革期 「人」をキーワードに 将来の土浦を考える
人とまちがきらめく躍動都市 土浦 2029年 13万人 目指すべき都市フレームモデル 目標年次 人口フレーム 土浦市人口予測 高齢化率 人とまちがきらめく躍動都市 土浦 土浦市人口予測 目標年次 高齢化率 2029年 人口フレーム 13万人 実測値 推計値(コーホート法) 使用データ 国勢調査
提案モデル 基本構想 重点整備計画
人がにぎわうまち ■歩行空間整備 ■土浦ファーム事業
STOP 空洞化! 背景 相次ぐ大型店舗の撤退等の商業衰退 多い交通量 閉店の多い商店街 その結果・・・ 都市景観の低下 中心市街地商業地データ(商工会議所資料) 多い交通量 閉店の多い商店街 その結果・・・ 都市景観の低下 人通りの少ない商店街 活気のない町並み このままいくと・・・ 1999年 2004年 売り場面積 7.6ha 6.2ha 販売額 783億円 552億円 魅力ある市街地へ 現在の土浦の中心市街地は、近年の大型店舗の相次ぐ撤退や閉店のしているお店が多い、 モータリゼーションの進展などのことから空洞化が進んでおります。 その結果、中心市街地では景観の低下や、(シャッターを閉めたお店が多く)街としてのつながりがなくなったことによる回遊性の低下が起こっている。 そしてひと通りの少ない商店街、活気のない町並みとなってしまっている。 つまり、市街地としての魅力が低下していると考えられます。 STOP 空洞化!
提案モデル 人通りが多くにぎわいあるまちへ ・ひとが歩きやすい、歩きたくなるまち 地域特性を活かした 水辺空間の創出 バリアフリーで 安全なまち 歴史を感じるストリート 魅力ある市街地へ 現在の土浦の中心市街地は、近年の大型店舗の相次ぐ撤退や閉店のしているお店が多い、 モータリゼーションの進展などのことから空洞化が進んでおります。 その結果、中心市街地では景観の低下や、(シャッターを閉めたお店が多く)街としてのつながりがなくなったことによる回遊性の低下が起こっている。 そしてひと通りの少ない商店街、活気のない町並みとなってしまっている。 つまり、市街地としての魅力が低下していると考えられます。 ・ひとが歩きやすい、歩きたくなるまち 人通りが多くにぎわいあるまちへ
→水のせせらぎと共に観光客数up! 提案 → 水路の設置 地域特性を活かした水辺空間の創出 水の郷アピール 観光者にもわかりやすい 土浦の特性 霞ヶ浦 亀城公園 水の郷 etc… これらを活かすには・・・ 点と点をつなぐ線 市街地マップ ー人の流れ ー水路 亀城公園 霞ヶ浦へ モール505 水路の設置 → 再開発地区 水の郷アピール 観光者にもわかりやすい Google map引用 Google map引用 →水のせせらぎと共に観光客数up!
→歴史感ある歩きやすい空間へ 提案 歴史を感じるストリート ・亀城通りの景観を整える バリアフリーで安全なまち 歴史を感じる町並みへ 電柱の地中化 バリアフリーで安全なまち ・歩道と道路の間の段差をなくす みちにゆとりができる 歩行者、自転車に優しい キララ祭り等イベント時に広場として利用可 例)埼玉県川越市 景観は市民が主体となって 統一感を持たせている →歴史感ある歩きやすい空間へ
景観シミュレーション
人がにぎわうまち ■土浦ファーム事業 ■歩行空間整備
遊休農地を活用したまちづくり 茨城県は全国有数の農業県 ⇔農業離れの進行 ⇒遊休農地が土浦市内で249ha 遊休農地を活用したまちづくり 人を呼び込むことで まちがにぎわうことを目指す! 農家数・経営耕地総面積の推移 出展:茨城統計情報ネットワーク 農林業センサス
クラインガルテン 滞在型市民農園のこと 農業を通じて自然や人とのふれあいを深める 種まき 収穫 農村部で過ごす http://www.town.yachiyo.ibaraki.jp/welcome/ss_event/kleingarten.html
クラインガルテン 首都圏住民向けの 滞在型市民農園 現地農家からの技術支援 ⇒地元住民とコミュニケーション レンコン収穫ツアー 小町うどん 小町みそ 土浦 35km 東京 70km
オーナー制度 農産物のオーナーになることで 収穫時に農産物を受け取ることができる制度 農業体験型が人気 桜の木 オーナー制度 果物オーナー制度 ● ● ● ● オーナー オーナー 地元農家 収穫 種まき 栽培
■交通の分析と渋滞解消案 ■新キララ流通システム 人がつながるまち ■交通の分析と渋滞解消案 ■新キララ流通システム
交通の分析 現在の市内の渋滞ポイント ⇒ 土浦駅西口のR125 と 荒川沖のR6 20年後の渋滞ポイント ⇒ 土浦駅西口のみ 20年後の渋滞ポイント ⇒ 土浦駅西口のみ バイパスの開通、交通需要の変化
土浦駅西口の渋滞 地区内交通が多い ⇒ バイパスを作って も変わらない 沿線には商店街 ⇒ 拡幅工事は難しい 既存の道路を生かせるように ⇒ バイパスを作って も変わらない 沿線には商店街 ⇒ 拡幅工事は難しい 同地区へ 地区の 外へ 地区を 通過 既存の道路を生かせるように 交通需要を下げる!! 11,202 1,072 交通容量 (①) 総交通量 (②) 混雑度 (②/①) 8,000 12,274 1.53 ※単位は台/日
モビリティ・マネジメント モビリティ・マネジメントとは・・・ 土浦駅周辺 ⇒ バス路線が多い 自動車利用から バス利用へ 一人一人の移動や地域の交通流動の自発的な 変化を促す取り組み 土浦駅周辺 ⇒ バス路線が多い 自動車利用から バス利用へ
実施とその効果 アンケートなどにより、 住民の自動車利用見直しを図る 渋 滞 の 解 消 15%削減
■新キララ流通システム ■交通の分析と渋滞解消案 人がつながるまち ■新キララ流通システム ■交通の分析と渋滞解消案
地域通貨「キララ」 無料乗車券としてだけのキララ 流通の拡大へ NPO法人「まちづくり活性化土浦」が発行 コミュニティバス「キララちゃん」と結びついた仕組み バスと駅前商店街の連携 無料乗車券としてだけのキララ 流通の拡大へ 乗車券 1000円以上の買い物 商店 100キララ
拡大の方策 イベントボランティア参加による配布 → ボランティアの促進、配布量の拡大 イベントボランティア参加による配布 → ボランティアの促進、配布量の拡大 協賛店での買い物、仕入れ、 イベント中の支払い、商工会議所への支払い → 流通促進、利便性の改善 贈り手・受け取り手の記入欄 → 地域通貨への参加意識の向上 人や商店のつながりの可視化
「キララ」の目指すべき姿 コミュニティバス との連携 地域コミュニティ の活性化 キララの特長 普通の地域通貨 100キララ NPO 乗車券 協賛店 NPO 100キララ
■市民エコスクール ■スチューデントタウン 人がそだつまち ■市民エコスクール ■スチューデントタウン
土浦の環境問題 豊富な自然資源:霞ヶ浦・宍塚・新治地区etc 霞ヶ浦の水質汚濁・二酸化炭素の排出量 17年度の霞ヶ浦の汚濁要因別負荷割合 平成19年版環境白書より COD りん 豊富な自然資源:霞ヶ浦・宍塚・新治地区etc 霞ヶ浦の水質汚濁・二酸化炭素の排出量 土浦市は、霞ヶ浦・宍塚・新治地区などの豊富な自然資源 ◆ 霞ヶ浦の水質汚濁や二酸化炭素の排出量 霞ヶ浦の汚濁要因を見てみると、このように生活排水が大きな割合を占めていることがわかる
自ら行動し環境問題に対応できる 人材の育成 環境水準の向上 地域の活性化 環境教育システムの提案 環境問題の原因の多くは市民の活動 人材の育成 環境問題の原因の多くは市民の活動 市民の環境への意識の変容が重要 環境水準の向上 土浦市民を対象とした環境教育の充実 2P 環境問題の原因の多くは市民の活動 ◆ 土浦市が環境と向かい合うためには市民が変わることが重要 そこで土浦市民を対象にした環境教育のシステムを提案 自ら行動し環境問題に対応できる人材の育成をはかり 地域の活性化を実現 地域の活性化
システム構造 ⇒ 自ら行動できる人材の育成 ⇒ 地域の環境問題の解決を リードできる人材の育成 環境スクール “環境教育指導者” 認定証 指導者育成プログラム ⇒ 地域の環境問題の解決を リードできる人材の育成 協力 審査 筑波大学 合格 システム構造 環境スクール 環境についてを講義と体験で学ぶ 以下の4つのコース 知識・体験、意識を変える 自身で行動する力をつける 各コースの履修が終わった者にはそれぞれ認定証を与えるものとする。 “環境教育指導者” 指導者登録システム ⇒充実した環境教育の場を提供
システム構造 知識・体験を通した 意識の改善 各コース修了者へ認定証 環境スクール 自ら行動できる人材の育成 環境問題コース 郷土資源コース 自ら行動できる人材の育成 認定証 環境問題コース 郷土資源コース 生活改善コース 環境実習コース 指導者育成プログラム 協力 審査 筑波大学 合格 システム構造 環境スクール 環境についてを講義と体験で学ぶ 以下の4つのコース 知識・体験、意識を変える 自身で行動する力をつける 各コースの履修が終わった者にはそれぞれ認定証を与えるものとする。 知識・体験を通した 意識の改善 “環境教育指導者” 指導者登録システム 各コース修了者へ認定証
システム構造 リードできる人材の育成 大学での講義・研究 高度な知識と 指導者としての技術 地域の環境問題の解決を 環境スクール 地域の環境問題の解決を リードできる人材の育成 環境スクール 認定証 指導者育成プログラム 大学での講義・研究 協力 審査 高度な知識と 指導者としての技術 筑波大学 合格 大津市 “環境教育指導者” 指導者登録システム
システム構造 リードできる人材の育成 大学での講義・研究 高度な知識と 指導者としての技術 審査に合格 環境教育指導者の資格 地域の環境問題の解決を リードできる人材の育成 環境スクール 認定証 指導者育成プログラム 大学での講義・研究 協力 審査 高度な知識と 指導者としての技術 筑波大学 合格 大津市 “環境教育指導者” 審査に合格 環境教育指導者の資格 指導者登録システム
システム構造 市民による市民の 環境教育の実現 学校・NPOへの派遣 環境スクールの講師 環境スクール “環境教育指導者” 充実した活躍の場を提供 環境スクール 認定証 指導者育成プログラム 学校・NPOへの派遣 環境スクールの講師 協力 審査 筑波大学 合格 大津市 市民による市民の 環境教育の実現 “環境教育指導者” 指導者登録システム
システム構造 環境問題コース 郷土資源コース 生活改善コース 環境実習コース 修了者への認定証 環境スクール ⇒ 自ら行動できる人材の育成 指導者育成プログラム ⇒ 地域の環境問題の解決を リードできる人材の育成 協力 審査 筑波大学 合格 システム構造 環境スクール 環境についてを講義と体験で学ぶ 以下の4つのコース 知識・体験、意識を変える 自身で行動する力をつける 各コースの履修が終わった者にはそれぞれ認定証を与えるものとする。 修了者への認定証 “環境教育指導者” 指導者登録システム ⇒ 教育場所:学校・環境スクール
■スチューデントタウン ■市民エコスクール 人がそだつまち ■スチューデントタウン ■市民エコスクール
学生のまち・土浦 スチューデントタウン・つちうら事業 特性 土浦の特徴 県南の都市の中で最も高校生が多い 学業・スポーツの名門校が多数存在 大きな強み 特性 土浦の特徴 県南の都市の中で最も高校生が多い 学業・スポーツの名門校が多数存在 土浦の貴重な資源かつ、将来を担う人材 その育成と、活躍が活性化のカギ 提案 学生のポテンシャルをひきだす事業 スチューデントタウン・つちうら事業 35
事業概要 スチューデントタウン・つちうら事業 土浦を舞台に、学生が興味あるプロジェクトに参加し、活動や 交流の中で、自己成長や普段とは土浦に触れてもらう事業 モデル 参加登録 学生 A高校 B専門学校 C大学 興味ある プロジェクト選択 プロジェクト キララビジネスP つちうらインターンP まちなかメディアP 活動 36
プロジェクト説明 キララビジネス事業 つちうらインターン事業 まちなかメディア事業 経済活動の疑似体験 経営者の視点を体験 地域通貨を活用 地域住民との交流 つちうらインターン事業 学生を企業に派遣 市内事業者への関心を深める 実践的な研修プログラム 将来のキャリアプランを考える まちなかメディア事業 学生視点でまちを取材 つちうらの魅力を再発見 フリーペーパーで発信 学生主体のまちづくり 37
事業の効果 いつもとは違う“自分” いつもとは違う“土浦”を実感 学生の将来と土浦を未来を描く スチューデントタウン つちうら 仲間発見! 魅力発見! 学生と地域の新たな出会い 非日常的なビジネスを体験 夢発見! 自分発見! 学生からの土浦を発信 いつもとは違う“自分” 学生に夢を、まちに いつもとは違う“土浦”を実感 学生の将来と土浦を未来を描く スチューデントタウン つちうら 38
参考文献・Webページ (1)第7次土浦市総合計画(発行2008/3) (2)土浦市公式ホームページ <http://www.city.tsuchiura.lg.jp/> (3)霞ヶ浦環境科学センター <http://www.kasumigaura.pref.ibaraki.jp/> (4)農林水産省 <http://www.maff.go.jp/index.html> (5)滋賀大学環境学習支援士<http://www.shiga-u.ac.jp/ela/index.htm> (6)大津市ホームページ <http://www.city.otsu.shiga.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html> (7)淡海生涯カレッジ <http://www.nionet.jp/lldivision/college/> (8)エコ・カレッジ <http://www.pref.ibaraki.jp/kankyo/10edu/04ecocollege/> (9)社団法人土浦市観光協会ホームページ <http://tutiura.727.net/> (10)茨城のグリーン・ツーリズム <http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/nourin/nokan/ibarakigt.htm> (11)笠間クラインガルテン <http://www.city.kasama.lg.jp/garten/index.htm> (12)笠間市(笠間市クラインガルテン) <http://www.maff.go.jp/nouson/seisaku/ourai_nippon/jirei08.pdf> (13)茨城県における企業城下町の振興と2つの城下町での市民交流活動 <http://www.mizuho-ri.co.jp/research/economics/pdf/region-insight/EEI081224.pdf> (14)オーナー制度を活用して都市住民との交流を図る <https://www.nochuri.co.jp/report/pdf/nri0807gr1.pdf> (15)茨城県地域情報誌常陽リビングホームページ<http://www.joyoliving.co.jp/index.html> 最終閲覧日2009/2/20
謝辞 今回の調査のため、以下の方々にヒアリングを行いました。記して心より感謝いたします。 土浦商工会議所商工振興課 菅原伸司様 今回の調査のため、以下の方々にヒアリングを行いました。記して心より感謝いたします。 土浦商工会議所商工振興課 菅原伸司様 筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科 早川公様
ご清聴ありがとうございました