医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子 大前 利道 堀内 純 大前 由美 沼本 美由紀

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特定保健指導初回面接の 効果的な話法 医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○ 滑田 梨沙 村山 利恵子 佐藤 由紀子 川本 麻里 田村 美香子 堀内 純 大前 利道 大前 由美 沼本 美由紀.
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保存期腎不全患者の病識の現状把握と看護介入の今後の課題
「職場のメンタルヘルス」 ~当院における離職について~
当院における糖尿病患者の 自己効力に関する調査
当院健診施設における脂肪肝と糖尿病リスクの統計学的な検討
患者満足度調査結果報告書(外来患者調査)
体重減少 ◎食欲があるのに体重が減る ⇒糖尿病、甲状腺機能亢進症、吸収不良症候群などを疑う ◎食欲がなくて体重が減る ⇒その他の疾患を疑う
今回の調査からわかった主なことがら ○糖尿病で治療中の人の43.2%は健診で見つかっている ○健診で見つかった人は、合併症の発症率が低い
当施設における       尿路感染の現状報告 介護老人保健施設 恵仁荘    看護師 木下 孝一.
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○堀内 純 飯島 千恵美 寺田 よしみ 水嶋 裕美 沼本 美由紀 大前 利通 大前 由美
高感度CRPの新たな有用性 ~H.pyloriにおける検討~
ホスピス外来における STAS-Jを活用した看護の実際
より多くの人に糖尿病予防の生活指導ができるように
ニコチン補充療法;ニコチンパッチ 身体依存→ 効果抜群 精神依存には→ ? 大(30):4週間 中(20):2週間 少(10):2週間.
第3回はままつCDE研究会 アンケート集計結果
 禁煙成功率 実態調査        2006年6月1日から2007年5月31日の1年間、当院の禁煙外来を受診された54名の方に、禁煙の成否などについて電話による実態調査を行いました。
*10枚目以降記入例になりますので、ご参照ください。
午後に特定健康診査を行う ことによる収益性の検討
高LDLコレステロール血症患者の栄養指導上の問題点について
在宅ホスピスケア実施におけるSTAS-Jの有用性
特定保健指導対象外である 受診勧奨者への 外来栄養指導の効果
特定保健指導値の血糖100mg/dl、HbA1c5.2以上適用後のインスリン測定の意義
沼本 美由紀、 大前 利道、 大前 由美、 斎藤 智、 布施 智子、 滑田 梨沙、 田村 美香子、 永山 健二、 堀内 純
改装によるサービス 向上への取り組み ~質の高い快適な空間作り~ 医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 健診部
独立行政法人国立病院機構 舞鶴医療センター認知症疾患医療センター 川島 佳苗
当院マンモグラフィー健診の推移 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○堀内 純 大前 利道 大前 由美
健診の腹部エコー検査で発見された 副腎腫瘤2症例の考察
*10枚目以降記入例になりますので、ご参照ください。
成功率90%の禁煙指導 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子 大前 利道 吉野 貴美子 大前 由美 宮本 由希
~認知症患者の透析拒否への関わりを通して~
医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 大前由美 大前利道 沼本美由紀 堀内純 金子仁美 株式会社メディカルネット 永山健二
第2回 福祉の現在・現在 厚生労働省(2018) 障害者白書 厚生労働省(2016) これからの精神保健福祉のあり方に          関する検討会資料.
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○畠澤 千里、大前 利道 関根 未穂、長谷 佳織、 髙野 真衣、轉石 里美
スパイロメータを用いた COPDスクリーニング
介護支援専門員 ケアマネジャー サービス担当者会議.
緩和ケアチームの立ち上げ ー緩和ケア医の立場からー
保 健 医 療 連 携 室  北海道立江差病院では、患者さまやご家族の皆様に、より良い医療・看護を効率的に提供できるように、地域における医療、介護福祉施設、関係機関と連携し、各機関・施設の機能と役割を最大限に発揮できるように、調整していくための窓口です。 ○ 診察療予約受付の流れ 報告書 □ 保健医療連携室 
特定健診・特定保健指導と 医師会の役割    平成18年12月20日 日本医師会常任理事        内田健夫.
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おさらい 現在、日本では 1日○人のスピードで エイズ感染者が増えている。.
某健保契約の胸部CT検診報告 医療法人新虎の門会 新浦安虎の門クリニック 南 香織 永山 健二 角谷 美佳 大前 利道 斉藤 智 大前 由美
健診におけるLDLコレステロールと HDLコレステロールの測定意義について~高感度CRP値との関係からの再考察~
健診における携帯心電計使用 の有効性の検討
禁煙希望者 募集 0円 日本旅行健康保険組合に加入する被保険者(社員)の皆さま 2ヶ月間の「オンライン禁煙プログラム」で卒煙チャレンジ !!
穿刺時疼痛に対する エムラクリーム®の有用性
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特定保健指導のe-mailの 活用法について
受検者自身のデーターを使って 医療法人新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○大前利道 田村美香子 大前由美 沼本美由紀 堀内純
健診施設における デジタル心電計の有用性 医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○布施 智子 大前 利道 大前 由美
健診当日におけるオプション追加のメリット
%1秒量を用いた呼吸機能の 再評価 ~前年データより受診勧奨者を探る~ 医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック
二次検査受診までの時間短縮、   便宜向上を目的とした      病診連携の取り組み        医療法人社団 新虎の門会           新浦安虎の門クリニック            塚田桂子・堀内純               大前利道・大前由美・沼本美由紀  人間ドック受診から結果報告書の到着までにはある程度の時間を要します。また報告書の内容に「要精密」との記載があった場合、受診者は二次検査に対応する医療機関を再度受診しなければなりません。この一連の過程には、医療機関間のシステムの相違、検査待
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○長谷 佳織 大前 利道
医療法人社団 新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○斉藤智 大前利道 大前由美 沼本美由紀 田村美香子
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○斉藤 智 堀内 純 沼本 美由紀 大前 利道 大前 由美
緩和ケアチーム介入患者の STAS-Jによる評価 -外来化学療法室での取り組みと今後の課題-
40歳未満にも メタボリックシンドローム基準の適用を
筑波メディカルセンター病院 緩和ケア病棟 佐々木智美
医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○高須 妙子 大前 利道
外来化学療法室におけるSTAS‐Jの活用と今後の課題
特定健診・がん検診等の保健事業の場における禁煙支援
~あなたの「はたらきたい」を一緒に考えます~
医療法人社団虎の門会 新浦安虎の門クリニック 堀内 純 永山 健二 大前 利通 沼本 美由紀 大前 由美
受診者のメンタルヘルスケア ~メンタルヘルス不全傾向の抽出~通常問診票から
事前指示書作成における当院血液透析患者の現状意思調査
当院健診部における胃部レントゲン上の所見とピロリ菌との関係
妊産婦と子どもを タバコの害から守るために ー青森県看護協会 助産師職能委員会の取り組みからー
がん地域連携パスについて (連携医療機関向け) 連絡先・お問合せ先 徳島大学病院 がん診療連携センター 担当:宮越・兼子
健診採血後の止血バンド 使用の有効性について
私のカルテ 発熱性好中球減少に対する予防的G-CSF製剤使用のための地域連携パス(通称:G連携)
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医療法人社団新虎の門会 新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子 大前 利道 堀内 純 大前 由美 沼本 美由紀 健診から     禁煙指導へ   医療法人社団新虎の門会            新浦安虎の門クリニック ○田村 美香子       大前 利道  堀内 純      大前 由美  沼本 美由紀   よろしくお願いします。 タイトル 健診から禁煙指導へ

はじめに 当院は新浦安の駅前にあり、利便性がある 為、病院に行く時間がない方が多く、各領域 の検査が短時間で出来るように準備をしてい ます。COアナライザーも早くから導入し、ニ コチネルTTSの保険適応前にスタッフに説明 をして、禁煙指導開始の準備が整いました。 市内数か所の呼吸器科を標榜している医院 は保険適応の禁煙指導を行っていなかった。 当院は新浦安の駅前で、利便性があるため 病院に行く時間がない患者さんが多く、 各領域の検査が短時間でできるように準備をしています。 市内数か所の呼吸器科を標榜している医院は 保険適応の禁煙指導を行っていませんでした。

目的 受検者を禁煙外来に導き、 喫煙によるリスクを軽減させること 目的は、人間ドック、健診受検者を 禁煙外来に導き、喫煙によるリスクを 軽減させることです。

対象 健診受診者の喫煙者のうち、禁煙 の意志があり、なおかつ禁煙指導 の保険が適用する者 期間 平成18年4月~平成19年7月 期間 平成18年4月~平成19年7月 健診受診者の喫煙者のうち、禁煙 の意志があり、なおかつ禁煙指導 の保険が適用する者 対象は、問診で喫煙歴が不明なケースを除いた 平成18年4月から平成19年7月までの全受診者です。

06’4~07’7の全受検者 男性 女性 計 受検者 6197 4273 10470 喫煙者 2822 599 3421 割合 45.5% 14.0% 32.7% この対象期間の全受検者は、10470名です。 男性は、6197名で、そのうちの喫煙者は、 2822名で45.5%。 女性は、4273名で599名が喫煙者で14%でした。 男女会計しますと、32.7%が喫煙者 ということになります。 そのうち、禁煙の意志があり、なおかつ、 禁煙指導の保険が適用する方は30名でした。

男女の比率 男性 23名 女性 7名 計 30名 ~平均年齢~ 男性 52歳(26~74歳) 女性 54歳(29~78歳) 男性  23名 女性   7名    計 30名 ~平均年齢~     男性 52歳(26~74歳)     女性 54歳(29~78歳) 30名のうちわけは、男性23名、女性7名です。

方法 問診、診察などから指導希望者を選ぶ。 厚生労働省のガイドライン通りに、 禁煙チャートを使い4職種  <医師、看護師、検査技師、クラーク>                  が1チームとなり指導する。 方法は、健診時の診察で呼吸音聴取時に 捻髪音が聞こえたり、 胸のレントゲンやCTで肺気腫がみられた方などに、 禁煙をすすめていきました。 厚生労働省のガイドライン通りに、 禁煙チャートを使って、医師、看護師、 検査技師、クラークがひとチームとなり、 支援していきました。

チームの役割 クラーク 検査技師 看護師 医師 保険についての説明、禁煙意志の確認 COアナライザー、SpO2、 肺機能などの検査              肺機能などの検査 看護師 禁煙への動機づけ 禁煙のメリットについて         (チャートを用いて説明) 医師 ニコチンパッチの処方 喫煙と病気の因果関係 各職種の役割としては、クラークは、 保険についての説明や禁煙する意思があるか 再確認を行っています。 検査技師は、COアナライザーや肺機能の検査の 説明と実施、看護師は、禁煙を何故しようと 思ったかなど、タバコについて、 一緒に話をすることで禁煙への動機付けを はかったり、チャートを用いて禁煙の メリットについて説明をしています。 医師は、ニコチンパッチの処方、喫煙と病気の 因果関係、各種の癌、動脈硬化、COPD についてチャートを用いて説明しています。

説明に要する時間 クラーク 15~20分 検査技師 10~15分 看護師 15~30分 医師 このスライドは、各職種による説明の一人あたりに かかる平均の時間です。看護師と医師は、チャート による説明もありますので、時間がかかり、また、 クラークも質問を受けやすいため、どうしても この位の時間は必要となります。人手不足の中、 これだけの時間をとられてしまうのは、効率が悪く 悩みの種となっています。その結果、当初は 積極的に適応者の選別をやっていたのですが、 数か月後位からは、スタッフがオーバーワークに なるので自然と対象者が減ってしまいました。 着実にガイドライン通りにやろうとすると、 ご本人も大変ですが担当スタッフも大変です。

成績 禁煙成功率 約60% 厚生労働省のガイドラインにのっ とって、初回、2、4、8、12週間後 の5回の来院日を設けて禁煙指導 禁煙成功率 約60% 厚生労働省のガイドラインにのっ とって、初回、2、4、8、12週間後 の5回の来院日を設けて禁煙指導 を行った。途中で通院をやめてしま う人が多い。 成績は、禁煙に成功した方は、約60%でした。 厚生労働省のガイドライン通り、5回の 来院日を設けて禁煙指導を行いました。 次の来院日の予約をとっていますが、 途中で通院をやめてしまう方が多かったですが、 全員が失敗というわけではありません。

通院を途中でやめた割合 0人 6人 4人 2人 7人 13人 失敗例 来院をやめた時期 初回のみの来院でやめた方 2週間後の来院でやめた方 人数 失敗例 初回のみの来院でやめた方 0人 2週間後の来院でやめた方 6人 4人 4週間後    〃 2人 8週間後    〃 7人 最後まで来た方 13人 通院を途中でやめた人の割合です。初回のみで 来なくなった方は、0名で、2回目で 来なくなった方は、6名、3回目は、4名、 4回目は、7名、最後まで通院した方は、 13名でした。そのうちの禁煙に失敗した人数が 失敗例にあげた人数です。来院を途中で やめた方でも成功とした理由は、自分で 希望して、何回通ったらやめると宣言して禁煙に 成功した方と、CT検査で肺癌が見つかり、入院を 余儀なくされた方には、来院分のニコチネルを 処方し禁煙に成功されていますので、 成功ということにしました。

CTで発見された肺癌 禁煙指導を始めてから行う検査として 胸部CT検査があります。 この二つのCTは、30名のうちの2名で 肺がん、COPDとして、 たまたま見つかった例です。

13 5 18 10 2 12 禁煙指導の結果 男性 女性 計 成功 失敗 禁煙指導の結果です。 成功者、男性、13名、女性、5名、計、18名。 失敗した者、男性、10名、女性、2名、 計、12名です。

結語 ・身体的依存は、ニコチンパッチでと れる。 ・精神的依存は、早期2週間以内に 強く介入しなければ、禁煙失敗にな る可能性が高い。  れる。 ・精神的依存は、早期2週間以内に  強く介入しなければ、禁煙失敗にな  る可能性が高い。 ・これからの禁煙指導の仕方 結語です。身体的依存は、 ニコチンパッチでとれますが、 精神的依存は、早期2週間以内に強く 介入しなければ、禁煙失敗になる可能性が 高いことがわかりました。 個人情報保護上の配慮もしながら、 携帯電話などに、禁煙継続の確認をし、 励ますというタイミングが 大切と考えられました。

これからの指導の仕方 健診受検者のうち、血液やCTの結 果などから面接時に、医師に禁煙 を勧められたという理由で、禁煙に 成功している方もいました。 健診受検者のうち、血液やCTの結果などから 面接時に、医師に禁煙を勧められたという理由で 禁煙に成功している方も結構いました。 面接とは、健診結果の説明を医師からきく 面談のことです。 今回の対象期間と同じではありませんが、 2006年度の全受検者9880名のうち、 男性110名、女性24名の計134名が 禁煙に成功していました。

市民講座の開設 健診受検者だけでなく地域に呼びかけ て、集合的な禁煙の講座を行うことで、 効率よく、指導を行うことができ、多くの 方に禁煙の必要性を理解していただけ るのではないかと考えています。 健診受検者だけでなく地域に呼びかけて、 集合的な禁煙の講座を行うことで、 効率よく、指導を行うことができ、 多くの方に禁煙の必要性を 理解していただけるのではないかと考えています。