密集街区における 風通しの改善手法に関する 風洞実験 1013423 松田 厚
密集街区 風通しが悪い 風通しのよい街づくり 建物を高さ変化 風 風 熱 負圧 正圧 吹き降ろし はく離流 建物 建物 建物 建物 高さ変化 (-) (+) 正圧 建物 建物 建物
風洞内の建物模型配列 風向 風上基準(ks) 測定領域(k)
測定 ろ紙に水を含ませる 風洞内で3分冷却 秤量 水分蒸発量 サーミスタ温度センサを挿入 30分 秤量
蒸発速度 E=⊿w/(A・h) 物質伝達率 k=E/(qs-qa) 物質伝達率算出式 k:物質伝達率[g/㎡・h・hPa] qs:蒸発面の飽和蒸気圧[hPa] qa:空気蒸気圧[hPa] 物質伝達率 k=E/(qs-qa) 物質伝達率算出式 蒸発速度 E=⊿w/(A・h) E:蒸発速度[g/㎡・h] ⊿w:水分蒸発量[g] A:ろ紙表面積[㎡] h:測定時間[h]
= 伝達率比 (k/ks) 伝達率変化比(%) 測定点の物質伝達率(k) 風上基準の物質伝達率(ks) 対象ケースの伝達率比(k/ks)
風向 測定領域 模型配置図 10㎜ 50㎜ 1 2 5 3 4 拡大図
SERIES1 高さ変化1箇所による風通しの変化 風向 測定面 1 2 3 4 5 高さ変化の地点が 一番大きな値 30㎜ 20㎜ 10㎜ 5㎜ フラット 伝達率比 (k/ks)
SERIES1 高さ変化1箇所による風通しの変化 風向 測定面 1 2 3 4 5 「吹き降ろし」によって 増加している 30㎜ 20㎜ 10㎜ 5㎜ フラット 伝達率変化比 1.33倍 1.27倍 1.23倍 平均
SERIES2 高さ変化2箇所による風通しの変化 測定面 風向 1 2 3 4 5 「吹き降ろし」と「はく離流」の 相乗効果で更に増加している 30㎜ 20㎜ 10㎜ 5㎜ フラット 伝達率変化比 1.41倍 1.34倍 1.24倍 1.11倍 平均
SERIES3 風速変化による風通し効果の比較 測定面 風向 1 2 3 4 5 風速が変化しても 変化比の増加パターンに あまり変化はない 風速3m/s 風速8m/s 伝達率変化比
まとめ 密集街区では、高さ変化によって街区内部の風通しは改善される 高さ変化は、2箇所配置すると正圧と負圧の 相乗効果があらわれて、風通しは更に向上した 風速が変化しても風通しの効果は あまり変わらない