制度論検討の視点 資料2-2 1 自治体構造 ○大都市制度を考えるに際して、特別市のような広域自治体と基礎自治体の機能をあわせ持ったものを

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日本における大都市改革論議 〜地方分権・国家成長戦略のミッシング・チャプター?分 節的リスケールは地域主権改革の予期せぬ帰結か?〜 2012年6月27日 韓国行政学会首都大学東京 大学院教授 大杉 覚 Satoru Ohsugi, Prof. of Tokyo Metropolitan Univ.
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大阪都構想 2011/11/ c 金民和. 大阪府・大阪市について 大阪府  人口:886万人  面積:1898㎢  前府知事:橋本徹  (2008年2月6 日~2011年10 月31日) 大阪市  人口:267万人  面積:222㎢  市長:平松邦夫  (2007年12月1.
第5回 大阪府・大阪市特別区設置 協議会資料 ( ) 資料2 1大阪都構想を実現することで 大阪がどう変わるのか 2事務事業のコスト検証について 大阪維新の会 大阪府議会議員団 大阪維新の会 大阪市会議員団.
国及び地方公共団体が分担すべき役割の明確化 機関委任事務制度の廃止及びそれに伴う事務区分の再構成
基本的な論点 【進め方】 【論 点】 《広域機能》 1 府市双方が担っている広域機能を一元化すべきかどうか ⇒ ・ 一元化すべき
未定稿 大阪における新たな大都市制度について (総合区制度と特別区制度) 平成28年7月○日 副 首 都 推 進 局 
交通バリアフリー法 -戦略と注意点-   近畿大学理工学部土木工学科 三星昭宏.
大阪の再生 ≪質問事項≫ 維新の会では、大阪経済の低迷に危機感を持っているが、自民及び民主・みらいの両会派におかれては、大阪
5.大阪版「都区協議会」(案).
大阪にふさわしい大都市制度推進協議会 自由民主党大阪府議会議員団 自由民主党大阪市会議員団 (平成25年1月18日)
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
赤井伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科 教授
1.大阪経済の低迷-府と市の「二つの行政」が存在しているからではない
特別区設置協定書(案)関係確認事項 (財政調整)
大阪都構想の是非 否定派 嘘 成田・下田・山本.
+ 延焼遮断帯整備促進事業の制度創設について (密集市街地区域内の都市計画道路の重点的な整備) 新たな制度 「延焼遮断帯整備促進事業」
※ 上記質問に対し、協議会委員として以下のとおり回答
5.大阪版「都区協議会」(案).
【資料5】 条例の基本的な方向性について 平成28年8月30日 福岡市障がい者在宅支援課.
大阪市は固定資産税、都市計画税、法人市民税、事業所税について府と同様の軽減を予定
京都・神戸のみならず国内外拠点との差別化が難しい
資 料 4 介護報酬の地域区分の考え方(社会保障審議会介護給付費第81回分科会資料より) 平成24年度からの地域区分
資料5   ◎ 道州制、国との関係について ○関西州への道筋 ○国の出先機関原則廃止について.
地方公共財とクラブ財.
我々の考えるまちづくり ・理想の町、行政、体制とは.
大阪にふさわしい大都市制度について ~公明党が考える将来の大阪の姿~
国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)形成推進事業(仮称)について 【要求額:1,915千円(新規)】
5.大阪版「都区協議会」(案).
大阪にふさわしい大都市制度推進協議会 自由民主党大阪府議会議員団 自由民主党大阪市会議員団 (平成24年6月15日)
竹山・堺市長のお話から(局長・部長研修)
最終報告に向けた主な論点 中間取りまとめの公表 資料1 1 広域自治体の役割(都市計画や開発での役割の深堀)
1 開催都市の役割、費用負担、主な開催準備スケジュール
道州制の基本的な制度設計 4 道州の事務 1 道州の性格 5 道州の議会 2 道州の区域 6 道州の執行機関 7 大都市等に関する制度
市街化調整区域に倉庫を建てたい-物効法認定・開発許可までの道のり-
平成30年度第1回 基山町都市計画審議会 (H30.7.5) 資料
新たな自治の仕組みの構築 副首都・大阪の確立に向けた取組みの推進 51
「移住地探し」 チェック項目 No 項目 チェック 1 風土(人口、気候、地勢、産業など)は希望と合っているのか? 2
県 1 国保制度改革の概要 国保制度改革の概要(運営の在り方の見直し) 安定的な財政運営等に中心的役割を担う 【現行】 市町村が個別に運営
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
何故大阪維新か.
地域ネットワークを構築 相談支援事業が核 甲賀地域障害児・者サービス調整会議(甲賀地域自立支援協議会)の運営 図3 約80機関で構成
◎ 政令市制度の分析 資料5 ○政令市の変遷 ○政令市の多様化 ○都道府県・政令市の人口 ○現行の政令市制度の問題点(指定都市市長会)
大阪府健康づくり推進条例の概要について (1) 条例制定の背景・必要性 (3) 条例案の概要 (2) 条例制定のポイント
平成29年度 WPI新規拠点公募のポイント (採択数・支援規模・ホスト機関の要件 等) (研究領域) (ミッション) (その他) 1
4.新たな価値を生み出す市政改革 52.
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
     6  総合区政会議           地域自治区・地域協議会.
2019年G20大阪サミットに向けた主なスケジュール案
最先端ICT都市の実現に向け、「ICTの徹底活用」と「ICTの適正利用」を基本に取組をすすめます
フランスの公共交通における民間委託 【公共サービス/公共施設/社会インフラ/地域活性化/国際PPP】 ■事業の主な内容
■ パッケージ案に関する報道 (平成25年8月10日) 【効果関係 抜粋】 資料5
企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律
大阪府域における太陽光発電施設の地域との共生を推進する体制<大阪モデル>(案)
様々な主体や取組みを「つなぐ」仕組みの構築
○○圏域 新たな広域連携促進事業概要 ※連携する市町村を黄色で着色した地図を 添付 圏域市町村 圏域人口 主要産業 圏域面積 圏域の特長
5.大阪版「都区協議会」(案).
【バリアフリー対応のバス(リフト付バス)】
事業テーマ 事業の目的 事業(オープンプラットフォーム)の概要 実施者:○○大学 実施場所:○○県○○市 等 補助金申請額:○百万円
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
『パブリック・マネジメント』第9章 外部マネジメントの重要性 佐藤建仁 田中清隆.
自治体の構造改革への道 総合政策3年 高橋 理志 大平 貴久.
地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域 づくりモデル形成事業
有料道路事業(阪神高速)約1,600億円 【阪高出資金:なし】
東京・愛知ヒアリングまとめ(事務局 6.11,14) 資料2 【課 題】 項 目 大阪(府・市) 東京(都・特別区) 愛知(県・名古屋市)
平成31年度 みどりの基金を活用して実施する事業(案)
自殺対策基本法(振り返り) 資料4 基本理念(第2条)
~総括及び今後の方向~ ■ これまでの取組み
内部統制とは何か.
【プロジェクト実施に向けたスケジュール】 ○市町村と連携し、府域における集客イベントの実施 大坂の陣400年プロジェクトの国内外への売り込み
道州制から考える国のかたち c 三浦 留奈.
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制度論検討の視点 資料2-2 1 自治体構造 ○大都市制度を考えるに際して、特別市のような広域自治体と基礎自治体の機能をあわせ持ったものを 1 自治体構造   ○大都市制度を考えるに際して、特別市のような広域自治体と基礎自治体の機能をあわせ持ったものを    考えるのか、広域自治体と基礎自治体の役割を分けると考えるのか。  ○広域自治体と基礎自治体を分けて考える場合、その役割分担はどのようなものと考えるのか。  ○基礎自治体は住民生活に関わる行政を総合的に担い、広域自治体の役割は重点化という基本方向で考     えた場合、特に府市で争点となっている広域自治体と基礎自治体の事務事業の違いをどう考えるのか。    ①産業、都市計画、地下鉄などの交通網、中核施設(図書館、体育館)、病院等の政策医療       → 広域自治体と基礎自治体の具体的な役割分担    ②広域自治体の策定する計画の拘束性(GLAのように強い権限を認めるのかどうか) 2 広域自治体のあり方 ○広域のエリアは①大阪市域②周辺市を含む区域③府域、のいずれとすべきか。  ○広域自治体の権限は基礎自治体からの授権か、それとも、広域自治体も基礎自治体と同様に住民の信    託によるものと考えるのか。 ○広域機能は基礎自治体の連携で可能なのか。可能とするなら、その分野・範囲はどのようなものか。 3 基礎自治体のあり方   ○基礎自治体の再編の必要性をどう考えるのか。   ・適切な規模に再編すべきか。   ・それとも、現行の政令市制度を前提に地域内分権を進めるべきか。  ○政令市制度の問題をどう考えるのか。  ex・住民のコントロールが効かないのではないか。    (基礎自治体としての政治と行政の不一致、議会は広域自治体化)  ・巨大すぎて水平連携がうまくいかないのではないか。      (本来補完すべき規模、機能を担っているが、そうはならないのはなぜか。)   ・二重行政の発生など、サービスの最適化ができないのではないか。

4 具体的な事務配分  ○広域自治体と基礎自治体の役割分担に基づく具体的な事務配分はどのようなものか。   ・都市計画の扱い   ・産業政策の扱い   ・大規模インフラ整備の扱い   ・上下水道、消防の扱い   など       5 事務配分の決定方法、関与 ○事務配分は法律で定めるのか、広域自治体と基礎自治体の協議により定めるのか。  ○広域自治体から基礎自治体への関与の方法、程度はどのようなものとすべきか。 6 財政調整制度  ○交付税制度を前提にせざるをえないが、その場合   ・財政調整制度は必要があるのかないのか。   ・財政調整が必要とすれば、その範囲は市のエリアか府域全体か。   ・その仕組みは、どのようなものになるのか。     ex 広域による水平調整、基礎間の水平調整、基礎間の水平調整に広域も参画 7 道州制までの道のり  ○道州制までの道のりをどう考えるのか。   ・関西広域連合の取組みだけで進むのか。   ・それとも、関西における広域連合の取組みとともに、大阪においては、府域で広域自治体と基礎自治      体の役割分担を明確にした大都市制度の実現を通じて道州制に近づくという道を選択するのか。