2016年11月24日 司法書士法人 こうの事務所 代表社員 河 埜 裕 子

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2016年11月24日 司法書士法人 こうの事務所 代表社員 河 埜 裕 子 消費生活において若者が陥りやすい危険 2016年11月24日 司法書士法人 こうの事務所 代表社員 河 埜 裕 子

目 次 1.はじめに(契約とは) 2.消費者トラブルって何? 3.消費トラブルに対する法の保護 4.消費トラブルへの対処法 5.多重債務とは 6.まとめ(社会デビューする若者へ) Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

1.契約とは ①契約とは 社会で決めた商品・サービスを取引するための ルールです。 ②契約の基本ルールは民法 さまざまな契約の基本ルールは民法 契約の成立 例えば、売買は、商品を媒介にして、買い手の「買いたい」という意思表示と売り手の「売りたい」という意思表示の合致で成立する。したがって口約束でも売買契約は成立 前述した悪徳商法、詐欺、その他のトラブルは、立場の弱い消費者を悪い人が食い物になるケースです。消費者が契約 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

1.契約とは 契約自由の原則 契約の内容については、当事者が自分たちの意思 で自由に決めることができます。 内容決定の自由 契約締結の自由 相手方選択の自由 方式の自由 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

1.契約とは ③ 自己決定・自己責任(とても大事!) 契約は、当事者の自由な意思決定によって内容が 決められ成立するので、「自分の意志で決めた」※ 契約は守らなければなりません。 さらには、その結果についても自分が責任を取らなけ ればなりません。 ※契約締結の意思確認らしき質問に、何となく勧められるまま、口頭で「ハイ」と言ってしまったり、書類を読まずにハンコを押してしまっても自分の意思で契約に合意したことになります。ここを理解していない人が世の中には多すぎます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.消費者トラブルって何? 私たちは様々な商品やサービスを購入・利用して暮らしています。そんな私たちを「消費者」と言います。 消費者は商品やサービスを購入する時に売主と「契約」を結んでいます。 契約は売主と消費者双方が合意して締結・履行されますが、契約内容が履行された時に消費者側が「そんなつもりじゃなかった」という事態や、「お金を払ったのに商品やサービスが手に入らない」(契約不履行)といった事態、「契約した覚えがないのに支払を請求される」といった事態におちいる場合があります。 これが「消費者トラブル」です。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.消費者トラブルって何? 契約 買主 売主 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.どんなトラブルがあるの?(例) マルチ商法 悪徳商法 架空請求 キャッチセールス 消費者 トラブル 詐欺 ネットオークション詐欺 ワンクリック詐欺 その他 多重債務 ヤミ金融 例 1.従来のトラブル    いわゆる「悪徳商法」と呼ばれ、以下のような    ものが挙げられます。     ①マルチ商法     ②アポイントメントセールス     ③キャッチセールス     ④架空請求    などです。 2.詐欺   詐欺とは他人を欺あざむいて錯誤に陥らせることです。   詐欺の手口には様々なものがありますが、最近、消費者トラブルに   関係する詐欺では、インターネットにおけるものが多くなっています。   ①ネットーくション詐欺   ②ワンクリック詐欺   などが挙げられます。 3.その他   その他のおちいりやすい消費者トラブルとしては、金銭貸借に関する   ものがあります。代表的なものでは   ①多重債務   ②ヤミ金融  などが挙げられます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.若者が狙われ易い悪徳商法の例 ①マルチ商法 ■どんな商法?  販売組織の加入者が、自分の知り合いを誘って加入させ、その加入者がさらに他の知り合いを誘って加入させるというものです。 ■どんなトラブルに?  友人から「絶対もうかる」と言われて、販売組織に入会する時に多額の金銭を払って大量の商品を購入したが、新たな会員を勧誘できず、全然売れなくて在庫と借金だけが残った。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.若者が狙われ易い悪徳商法の例 ②架空請求 ■どんな商法?  不特定多数の消費者の電話番号やメールアドレス、住所に高額の料金を請求する商法です。 ■どんなトラブルに?  身に覚えがなくても、消費者本人が恥ずかしいという意思いから誰にもう相談できず、本来支払わなくてよい金額を支払ってしまうというケースが挙げられます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.若者が狙われ易い悪徳商法の例 ③キャッチセールス ■どんな商法?  駅前などで、景品をもらえるアンケート調査などを装い、販売目的を明らかにしないまま、消費者を当該業者の営業所などに連れ込んで商品やサービスの契約をさせる商法です。 ■どんなトラブルに?  連れ込んだ営業所で契約しないと帰れないように追い込んで後日、契約を解除しようとしても「もう契約したから解除できない」と言われて、高額のサービス料を支払わされた。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2.若者が狙われ易い詐欺の例 ①ネットオークション詐欺 ■どんな手法? 商品はないのにインターネット上のオークションに嘘の出品   商品はないのにインターネット上のオークションに嘘の出品    をして、お金をだまし取る詐欺のことです。 ■どんなトラブルに?    欲しい商品をネットで検索したら、あまり有名じゃない   オークションサイトに格安で出品されていたので、入札に   応じ落札。代金を入金したが、商品が一向に送られて   こないというトラブルや、「落札者がキャンセルしたので   2番目のあなたに声を掛けました」と出品者が直接、   落札者に連絡を取り、入金を促したが商品を送ってこ   なかったといったトラブルなどがあります。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

2. 若者が狙われ易い詐欺の例 ②ワンクリック詐欺 ■どんな手法? インターネットで閲覧者の興味を惹くような記事を載せ、 2. 若者が狙われ易い詐欺の例 ②ワンクリック詐欺 ■どんな手法?  インターネットで閲覧者の興味を惹くような記事を載せ、  「この先はこのボタンをクリック」などと記載し、そのボタンを  押させる。その後、契約が締結されたかのようなメッセージ  と料金振込先や金額が提示される。 ■どんなトラブルに?  本来振り込まなくてよかった振込先に多額の金額を  振り込んでしまった。また、自分の住所や連絡先が  詐欺師に特定され、二重三重の詐欺にはまってしまう。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 とはいえ、売り手に対して買い手である消費者は、持っている情報が少なく弱い立場のため、様々な法律で保護されています。 1)消費者契約法 2)割賦販売法 3)特定商取引法 4)無限連鎖講の防止に関する法律 5)利息制限法 6)貸金業法 7)電子消費者契約及び電子承諾通知に関する 民法の特例に関する法律 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 1)消費者契約法 立場の弱い消費者を守るために、消費者契約法 では、以下のような事業者の不適切な行為があった 場合は契約を取り消すことができるというルールを 定めています。 ①消費者勧誘時の事業者の不適切な行為 a:事業者の不実告知(誤った事実を告げる) b:断定的判断の提供(確実かのように告げる) c:故意の不告知(不利益な事実を告げない) Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 1)消費者契約法 ②事業者による不退去、退去妨害 a:事業者による不退去(帰ってくれない・・・) b:退去妨害(帰りたいのに帰してくれない) ③契約書内で消費者の権利を不当に害する a:一方的な不当・不利益条項 (法律で決められた遅滞料14.6%を 超えた遅滞料金を請求する契約 条項の記載など) Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法(消費者庁ホームページより) 特定商取引法は、訪問販売や通信販売等、 以下に挙げる消費者トラブルを生じやすい取引 類型を対象に、事業者が守るべきルールと、 クーリング・オフ等の消費者を守るルールを定め ています。これにより、事業者による違法・悪質 な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守る ための法律です。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 ■特定商取引法の対象となる取引類型 ①訪問販売: 事業者が一般消費者の自宅等へ訪問して、商品、権 利の販売又は役務(サービス)の提供を行う取引、 キャッチセールス、アポイントメントセールス等のこと。 ②通信販売: 新聞、雑誌、インターネット等で広告し、郵便、電話等 の通信手段により申込みを受ける取引のこと。「インター ネット・オークション」も含みますが、「電話勧誘販売」に 該当するものを除きます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 ③電話勧誘販売: 電話で勧誘し、申込みを受ける取引のこと。電話 をいったん切った後、消費者が郵便や電話等 によって申込みを行う場合にも該当します。 ④連鎖販売取引: 個人を販売員として勧誘し、さらに次の販売員を 勧誘させるというかたちで、販売組織を連鎖的に 拡大して行う商品・役務(サービス)の取引のこと。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 ⑤特定継続的役務提供: 長期・継続的な役務の提供と、これに対する高額の 対価を約す取引のこと。現在、エステティックサロン、語 学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、 パソコン教室の6つの役務が対象とされています。 ⑥業務提供誘引販売取引: 「仕事を提供するので収入が得られる」という口実で 消費者を誘引し、仕事に必要であるとして、商品等 を売って金銭負担を負わせる取引のこと。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 ⑦訪問購入: 事業者が一般消費者の自宅等へ訪問して、物品の 購入を行う取引のこと。 2)特定商取引法 ⑦訪問購入: 事業者が一般消費者の自宅等へ訪問して、物品の 購入を行う取引のこと。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法とは ■行政規制 a:氏名等の明示の義務づけ 勧誘開始前に事業者名や、勧誘目的であることなどを 消費者に告げるよう業者に義務づけています。 b:不当な勧誘行為の禁止 不実告知(虚偽の説明)や重要事項(価格・支払条件 等)を故意に告知しなかったり、消費者を威迫して困惑 させたりする勧誘行為を禁止しています。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 c:広告規制 業者が広告をする際には、重要事項を表示することを 義務づけ、また、虚偽・誇大な広告を禁止しています。 d:書面交付義務 契約締結時等に、重要事項を記載した書面を交付す ることを事業者に義務づけています。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 ■民事ルール 特定商取引法は、消費者と事業者との間のトラブル を防止し、その救済を容易にするなどの機能を強化す るため、消費者による契約の解除(クーリング・オフ)、 取り消しなどを認め、また、事業者による法外な損害 賠償請求を制限するなどのルールを定めています。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法 a:クーリング・オフ 特定商取引法は、「クーリング・オフ」を認めています。    特定商取引法は、「クーリング・オフ」を認めています。    クーリング・オフとは、申込みまたは契約後に法律で    決められた書面を受け取ってから一定の期間(※)、    消費者が冷静に再考して、無条件で解約することです。    (※)訪問販売・電話勧誘販売・特定継続的役務提供・訪問購入においては     8日間、連鎖販売取引(マルチ商法)・業務提供誘引販売取引において     は20日間。通信販売には、クーリング・オフに関する規定はありません。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 2)特定商取引法とは b:意思表示の取消し 特定商取引法は、事業者が不実告知や重要事項 の故意の不告知等の違法行為を行った結果、消費 者が誤認し、契約の申込み、またはその承諾の意思 表示をしたときには、消費者は、その意思表示を取り 消すことを認めています。 c:損害賠償等の額の制限 特定商取引法は、消費者が中途解約する際等、事 業者が請求できる損害賠償額に上限を設定してます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 3)無限連鎖講の防止に関する法律 ①どんな法律? 無限連鎖講が、終局において破たんすべき性質の ものであるのに、いたずらに関係者の射幸心をあおり、 加入者の相当部分の者に経済的な損失を与えるに至 るものであることにかんがみ、これに関与する行為を禁 止するとともに、その防止に関する調査及び啓もう活動 について規定を設けることにより、無限連鎖講がもたら す社会的な害悪を防止することを目的とする法律 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 3)無限連鎖講の防止に関する法律 ②無限連鎖講とは ※ いわゆる「ねずみ講」 「会員になりなさい。そして、会員をふやしなさい。」 「あなたが加入させた会員からおカネがもらえます」 というような行為です。 確かに、初期に加入した会員は儲かる機会があり ますが、加入対象は有限なので、いつかは大勢の 人が損をしてしまいます。 一種の詐欺です Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 3)無限連鎖講の防止に関する法律 ③無限連鎖講の禁止 何人も、無限連鎖講を開設し、若しくは運営し、無 限連鎖講に加入し、若しくは加入することを勧誘し、 又はこれらの行為を助長する行為をしてはならない。 このような講を開設した者だけでなく、会員になって、 会員加入を勧誘した者も処罰の対象になります! もし、無限連鎖講による勧誘があった場合は、 法律で禁止されているからと勇気をもって断りましょう。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 4)利息制限法 文字通り、貸主が設定する利息を制限するための 法律であり、借入の元本の額によって、利息の最高限 度額が、10年未満は年20%、10万円以上100万 円未満は年18%、100万円以上は年15%に定めら れており、それ以上の金利を設定することは無効です。 ということは、お金を借りる時に、上記の基準をしっかり理解 しておけば、違法な金利をみやぶることができます。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 5)貸金業法 貸金業を営む者について登録制度を実施 貸金業に対し必要な規制を行う 貸金業者の組織する団体を認可する制度を設ける 指定信用情報機関の制度を設ける 目的 「貸金業を営む者の業務の適正な運営の確保及 び資金需要者等の利益の保護を図ると共に国民経済 の適切な運営に資する。 」 ⇒ 貸金業者の登録制が義務付け ⇒ヤミ金の罰則強化 や登録要件の厳格化 ⇒ 消費者保護 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

3.消費弱者に対する法の保護 6)電子消費者契約及び電子承諾通知に関する 民法の特例に関する法律    民法の特例に関する法律 1.電子商取引などにおける消費者の操作ミスの救済    B2C (事業者・消費者間) の電子契約では、消費者が 申込みを行う前に、消費者の申込み内容などを確認する措置 を事業者側が講じないと、要素の錯誤にあたる操作ミスによる 消費者の申込みの意思表示は無効となります。      ⇒ 特例が出る前の民法では、事業者から、操作ミスが「重大な過失」にあたるので契約は有効に成立している、と主張することが可能でした。 2.電子商取引などにおける契約の成立時期の転換    電子契約は、承諾の通知が申込者に到達した時に成立すること    になります。⇒これまでは、承諾の通知が発信された時に契約は成立していました。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

4. 消費者トラブルへの対処法 民事 クーリングオフ制度による申込みの撤回、または契約の解除 契約解除通告(内容証明郵便による) 4. 消費者トラブルへの対処法 民事  クーリングオフ制度による申込みの撤回、または契約の解除  契約解除通告(内容証明郵便による)  消費者契約法による契約の取消や消費者の利益を一方的に害  する条項の無効  民法に基づく錯誤・詐欺・強迫による契約の無効  個別の業法に基づく消費者保護規定の活用 刑事  警察への被害届、検察庁・裁判所へ告訴や告発 断ってもセールスマンが退去しない(不退去罪) ⇒ 110番通報 行政 個別の業法に基づく行政指導や行政処分を申立 1. Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

5.その他の消費者トラブルの例 ①多重債務 ②ヤミ金融  以下のトラブルは、前述のトラブルとは異なり、トラブルの発生起因は消費者自らにあります。 ①多重債務 ■どんなトラブル?   複数の金融業者から自分の返済能力以上のお金を借り   てしまい、返済が困難になるトラブルのことです。 ②ヤミ金融   多重債務者も含め、短期的に現金を融通してほしい人達   を狙い、「低金利」「即日融資」などと勧誘するが、結果的   に不当な高金利で消費者に貸し付け Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.

6.まとめ (社会へ出る若者へ) ・ 生活設計 ① 収入と支出のバランスを考える。 ② 病気やけがなどのリスクに備える。 ③ ライフイベントへ備える。 ・ 意思決定するスキル ① 法律を知る。 ② 批判的思考力をもつ。 「熟慮する」・・・ その場で決めなくていい。 ③ 一人で抱え込まない。 「相談する」・・・ 違う見方を知る。 Copyright © 司法書士法人こうの事務所 All Rights Reserved.