平成30年度 環境浄化技術Ⅰ&衛生工学Ⅰ 4月10日 担当:今井 剛&関根雅彦 講義HP(今井担当): 担当:今井 剛&関根雅彦 講義HP(今井担当): http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/ ~imai/kankyojouka/kankyojouka.html
お知らせ 6月5日に中間試験を行います(予定)。 ※中間試験の範囲は今井担当分のみ (定期試験の範囲は関根先生担当分のみ) この講義は、今井(循環環境工学科)と関根先生(社会建設工学科)の二人で半分ずつ担当します。(今井:前半、関根先生:後半) 6月5日に中間試験を行います(予定)。 ※中間試験の範囲は今井担当分のみ (定期試験の範囲は関根先生担当分のみ)
テキスト 「衛生工学」 合田健・津野洋・中西弘・藤原正弘著 彰国社 4,400円+税 ISBN4-395-41065-0
成績について(今井担当分): 出席は「欠格条件」 ・やむを得ない理由で休む場合は必ず「欠席届」を提出 のこと (できるだけ事前に、「学期末にまとめて」は不可) ・また休んだ分の欠席レポートの課題を課しますので、 必ず指示を受けに来ること (課題提示の翌週に提出、「学期末にまとめて」は不可) ※欠席届、欠席レポートの提出がない場合は成績を出し ません
環境浄化技術Ⅰ&衛生工学Ⅰでは 上水道の内 主に水質、浄水処理プロセス (前半:今井担当) 下水道の内 主に水質、下水処理プロセス (後半:関根先生担当) について講義します。
さて、講義開始です。
<お知らせ:4/17(火)は休講です> 講義代替(第2回目)レポート課題 講義資料2をダウンロードしてその内容をまとめ、レポートとして提出のこと(A4で1〜2枚程度)。 この資料の中の第2回目宿題(2つあります)も別のA4のレポート用紙(A4で1〜2枚程度)で提出のこと 提出期限:平成30年4/24の講義時 (なお、5月1日(火)は木曜講義日) 講義終了時に出席レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、 折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
もともと、衛生工学とは ↓ 生命を衛る工学 環境浄化技術(衛生工学)が必須 上水道、下水道、廃棄物処理・処分 :公害対策 :公害対策 →グローバル化:地球環境問題 環境工学へ そしてその手段として 環境浄化技術(衛生工学)が必須
上水道とは(1) 上水道とは,水道法(昭和32年)第三条の定義に従えば ”導管及びその他の工作物により,水を飲用に適する水として供給する施設の総体をいう。” 水道法第一条 清浄にして豊富、低廉な水の供給をはかり,もって公衆衛生の向上と生活環境の改善に資する。 「安全でおいしい水」「必要な水の安定供給」「地域格差のない料金」 水道事業は公営企業であり、原則的に独立採算制をとっている。
上水道(計画給水人口が5001人以上 )1,381箇所 1億2000万人 上水道とは(2) (H28.3.31現在) 上水道(計画給水人口が5001人以上 )1,381箇所 1億2000万人 簡易水道( 〃 5000人以下)5,629箇所 404万人 専用水道(101人以上の自家用水道) 8,208箇所 37万人 このほか、水道用水供給事業(水道水を市町村水道へ卸売する事業:92箇所)、簡易専用水道(ビル、マンションなどの受水槽(10m3超)を有する水道)もある。 (工業用水道は上水道ではなく経済産業省の管轄)
上水道の構成 貯水 原水を蓄える 取水 原水の取り入れ 導水 取水した水を浄水場まで 浄水 水の浄化,滅菌 送水 浄化した水を配水池まで 貯水 原水を蓄える 取水 原水の取り入れ 導水 取水した水を浄水場まで 浄水 水の浄化,滅菌 送水 浄化した水を配水池まで 配水 配水池から需用者まで 給水 配水管から分岐して,各戸の給水栓まで
上水道諸量 普及率:H27年度末(H28.3.31現在)で97.9% (昨年から0.1%アップ) 水道の管理上で重要な3要素: 水量・水質・水圧 一日一人あたりの使用量:約200~250L 給水量原単位:350L/人/day程度 人が口にする水の量:約2.3L
水道の年間給水量と1日最大給水量の推移
各種水量などの定義
水質 「水量」、「水質」、「水圧」 水道の3要素 用途によって、求められる質は異なる。 ・家庭用水、営業用水:水質(安全性) ・工業用水:軟水で有機物の少ないこと ・消火用水、雑用水:水量、水圧
水質基準 水道法第4条に基づく水質基準は、水質基準に関する省令(平成15年5月30日厚生労働省令第101号)により、定められている(上記、水質基準の51項目)。 詳細:http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/kijunchi.html
水質基準項目と基準値(51項目)
第1回目宿題 トイレの1回のフラッシュ(大)は どれくらいの水量か? (節水型、超節水型と通常型の比較も行うこと) どれくらいの水量か? (節水型、超節水型と通常型の比較も行うこと) (A4用紙に記入し、次回講義時に提出)