地震災害 どう行動するか (発災・・避難・・避難所) 外国人の方々へ 地震災害 どう行動するか (発災・・避難・・避難所) 日時:平成24年5月15日(火) 13:00~15:00 場所:宮城県国際化協会 研修室
もし、宮城県沖地震が発生したら? 被害の様子です 家屋の倒壊… 街中はこんな状況です (阪神淡路大震災より) 2
(阪神淡路大震災より)
(阪神淡路大震災より)
(能登半島地震) 5
道路もこんな風に壊れます。 中越地震 6
(阪神淡路大震災より)
東日本大震災・仙台市の被害
クロスロードをします Yes Noのどちらかを選んでください 災害対応は、ジレンマを伴う重大な決断の連続です。 「クロスロード」とは、「岐路」、「分かれ道」、「十字路」のこと。 災害対応は、ジレンマを伴う重大な決断の連続です。 Yes Noのどちらかを選んでください
Yes or No どちらかを選んでください 1 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 あなたは、怖いので大声を出す・・・・Yes 1 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 あなたは、怖いので大声を出す・・・・Yes あなたは、我慢して声を出さない・・・・No その理由を互いに話しましょう
① 声を出す or 出さない? 大声を出したくなくても出ますよね・・・でも 日本の学校では 「お・は・し」の約束を教育されます 「お・は・し」の約束を教育されます 「お」・・・・押さない 「は」・・・・走らない 「 し」・・・・しゃべらない 「冷静に、転ばないように、周りの情報が聞こえるように」
Yes or No どちらかを選んでください 2 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 あなたは、すぐ机の下に入る・・・・Yes 2 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 あなたは、すぐ机の下に入る・・・・Yes あなたは、すぐ外へ逃げる・・・・・・No その理由を互いに話しましょう
②机の下 or 外へ? 何といっても外が安心ですよね・・・でも 日本の学校では 「机の下にもぐりなさい」と教育されます 「机の下にもぐりなさい」と教育されます 4本足の頑丈さ・・・落下物にも耐える 外は落下物から身を守れない 空気を確保する空間の大切さ
Yes or No どちらかを選んでください 3 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 3 今住んでいる家で、大きな地震が来ました。 家族も自分も怪我なく無事でした。地震後、少し時間がたった後 あなたは、家の片づけをする・・・・Yes あなたは、近隣に声をかける・・・・・No その理由を互いに話しましょう
③片づけ or 声掛け? 生活できるように片づけを始めますよね・・・でも 日本の学校では 「近隣の方々へ声掛けします」 と教育されます 災害時には隣近所の助け合い 阪神淡路では近隣の人たちで救出・・・80% 東日本大震災では近隣で支えあい・・・避難所
③近隣に声掛けした後・・・? 近隣の方々の様子をつかんだら 近くの公園、集会所(一時避難所)へ 近隣の様子を報告・・・町内会へ 指定避難所(近くの学校)へ避難する
個人で ・町内会に連絡 一時避難所に集合 災害発生 発災直後の動き 自分と家族の安全確保 隣・近所との助け合い 事前準備 ・3日分の食料・水 災害発生 個人で 発災直後の動き 事前準備 ・町内会に連絡 ・3日分の食料・水 ・家具の固定 ・非常持ち出し物品 (パスポートのコピー) ・多言語防災マニュ アル(仙台国際交 流協会発行) ・仙台市のホーム ページで情報提供 ① 自分と家族の安全確保 ② 隣・近所との助け合い 近隣の安否確認 ・近所の助け合い 要援護者(一人で避難できない人・外国人等)の安否確認 ③ 一時避難所に集合
仙台市では町内会に 災害時要援護者避難支援を要請 「基本的に一人では避難できない人」の支援 例:病気の方・障がい者・妊産婦・幼児 例:病気の方・障がい者・妊産婦・幼児 日本に慣れていない外国人には 防災訓練への参加呼びかけ 自分から「災害時に声をかけてください」と依頼 町内会長や近隣に 大切なこと・・・普段からの近所づきあい ◎
町内会長への連絡 連絡カード 1 私は〇〇国から来た〇〇です。 2 家族は〇人です。 3 私は〇〇で仕事をしています。 1 私は〇〇国から来た〇〇です。 2 家族は〇人です。 3 私は〇〇で仕事をしています。 4 災害の時が心配です。 5 逃げ方や避難の仕方がわかりません。災害の 時は教えてください。お願いします。 6 住所は下の通りです。 住所: このカードを今日作って帰りましょう
避難所は二種類 一時避難所 近くの公園・町内会集会所 指定避難所 近くの小中学校
阪神・淡路大震災における犠牲者(神戸市内)の死因
命を救ったのは?
近所の人の力で救出 東京大学 目黒教授
指 定 避 難 所 へ 一時避難所の動き 近隣と共に 命を救ったのは 安否確認(一次)自他の安否報告 一時避難所に集った人々で活動 最も重要 リーダーの指示 一時避難所に集った人々で活動 安否確認活動(二次) 応急手当て 救 出 消 火 町内の被災状況把握(聞き取り) (家屋・道路・ライフライン・火災 等) 指定避難所への誘導可否の判断 指 定 避 難 所 へ
大震災時の避難所のイメージ さまざまな事情を抱えた避難者が集まっている 老人 乳幼児 妊婦 車椅子の人 外国人 病人 家が全壊した人 親を亡くした子供 … これが、大地震発生後の避難所周辺のイメージです。 これは避難所になる小学校ですが、校舎、プール、体育館、校庭、などがあります。(クリック) 避難者が集まってきました。(クリック)続々とやってきます。(クリック) さらに増えてきました。車で避難してきている人もいます。(クリック) さまざまな事情を抱えた避難者が集まってきます。(クリック) 老人、乳幼児、妊婦さん、・・・外国人、親を亡くした子供など、避難所のどこに入ってもらうかを考えます。 30
避難所の光景 (阪神淡路大震災) 西宮市立津門小学校 こちらは、阪神淡路大震災の時の避難所の写真です。都市部の人口が多いところの大地震ということもありますが、小学校の体育館が避難者で一杯になっていますね。このあたりに、少し通路らしきものが見えます。 西宮市立津門小学校 31
◎ ◎ ◎ 指定避難所の立ち上げ 指定避難所の動き 指定避難所本格的運営 避難者に説明 開放区域の指定 避難所開錠 避難所の安全確認 町内会代表 市職員 学校関係者 鍵保持者 指定避難所の立ち上げ 避難者に説明 (待機要請) 開放区域の指定 避難所開錠 避難所の安全確認 避難者受付入場・ルール説明 通路・居住区域の割り振り・受付の設置・共有部分の確保 ◎ 運営組織の 立ち上げ 区災害対策 本部へ報告 ◎ 居住者班編成 ◎ 指定避難所本格的運営
◎受付で・・・手伝いますと 日本語が少しでもできたら ぜひ、受付の人に申し出てください 「外国人への情報提供のお手伝いをします」 ポスターを作る・通訳をする・専門を生かして 避難者は力を合わせて災害を乗り越える 「してもらう人」から「する人」になる 避難所運営委員になる
写真で見る 東日本大震災・津波被害
津波
地震が来たら高台へ避難 地震が来たら 「オオカミ少年に騙されろ!」 仙台市 年に数回来る地震 いつも数センチから20~30センチ程度の津波 仙台市 年に数回来る地震 いつも数センチから20~30センチ程度の津波 今度も大したことはない (多くの住民の心理) イソップ オオカミ少年(嘘を繰り返すこと) 地震が来たら 「オオカミ少年に騙されろ!」
津波 てんでんこ 切迫した状況の中で、自分の命は 自分で守ることが大事だという教え 東北地方の言い伝え 津波 てんでんこ 東北地方の言い伝え 「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」 「自分の命は自分で守れ」 切迫した状況の中で、自分の命は 自分で守ることが大事だという教え 「てんでんこ」の扱いで論戦 釜石市議会特別委 「自分だけ助かれば良いということでは決してない」―。東日本大震災で、市内14小中学校にいた児童生徒約3000人全員が逃げて助かったとして注目される「釜石の奇跡」。その奇跡を支えた、取るものも取らずてんでばらばらに逃げるという地域の教え「津波てんでんこ」の言葉の扱い方や解釈をめぐる議論が24日、岩手県釜石市議会特別委員会であった。 質問したのは山崎長栄市議(公明)。市が、復興基本計画中間案の基本理念の中で、地域で語り継がれてきた「津波てんでんこ」の大切さを再認識する重要性を記したのに対し、「本当に、てんでんこだけで良いのか」とただした。 山崎市議は、高齢者ら要援護者が増えていることを挙げ共助、公助の重要性を強調。「てんでんこ」の言葉の使い方を誤れば、目の前で助けを求めている人を助けなくても良い、と解釈されることを危惧し「言葉だけ強調するのはいかがなものか」と、丁寧な説明の記載を求めた。 「釜石の奇跡」についても「たまたま下校前で助かった側面もある。下校後だったら、犠牲者が出たかもしれない」と指摘。「てんでんこ」だけが注目されることに違和感を示した。 市民生活部の山崎義勝部長は「記載の仕方は難しい。ただ(明治、昭和の2度の津波被害を受けた)先人の教えの良い部分は記載すべきだ」と答弁。野田武則市長も「切迫した状況の中で、自分の命は自分で守ることが大事だという教えと捉えている」と理解を求めた。 2011年10月25日火曜日
地震 備えをしましょう あわてず、近所の人々に助けを求め、 近所の人々を助けましょう。 仙台を楽しんでください。 仙台はいいところです 地震 備えをしましょう あわてず、近所の人々に助けを求め、 近所の人々を助けましょう。 仙台を楽しんでください。