技術参照モデルとシステム要件定義 に関する学習システム

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ユーザ認証を考慮した 情報コンセントの活用 明治大学 情報システム管理課 服部裕之 ( ) ’ 99私情協 学内 LAN 運用管理講習会.
Advertisements

私情協 授業情報技術講習会 個人情報の取扱い 慶應義塾大学理工学部 山本 喜一 授業情報技術講習会 2 個人情報の定義 JIS Q : 1999 個人情報とは、個人に関する情報であって、 当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の 記述、または個人別に付けられた番号、記号.
静岡大学情報学研究科 戸根木千洋 ユーザーイメージ収集 インターフェースの開発. 2 目次 背景と目的 研究の構成 研究の詳細 イメージ収集インターフェースの提案 映画イメージ収集システムの開発 システムの評価 今後の課題.
2015/03/12 事故事例分析に基づく 情報システム調達のリスク対策 静岡大学 齋田芽久美 平林元明 湯浦克彦.
ユーザーイメージ収集 インターフェイスの開発
企画書作成ソフトウェアの開発 佐々木研究室 05k1134 吉村祥平.
情報システム開発向け プロジェクト管理計画と その学習支援方法
大学入門講座の 実施に向けて ●桑折範彦   
情報理論学習のためのE-learningシステムの構築
Internet Navigware オフライン版 ご紹介 ~ Internet Navigware Personal V7.0 ~
(提案者名を記載) ○○○○ 平成22年度「医療情報化促進事業」 提案書 (様式8) 提案書雛型ア、イ及びウ
卒業論文 スマートフォンのプロモーションの 提案と分析
タブレット中級講座 Ver.1.2 抜粋 INDEX 目的 講座内容 受講者の要件 講座の進め方 設定画面 WiFi AppleIDの設定
メディアル教育内容を含む 初級物理学の最適化IT教材開発
電子社会設計論 第11回 Electronic social design theory
「絵葉書を通じてのハルビンの 街の印象調査」システムUIの iPadアプリ化 谷研究室  飯 祐貴.
DBバックアップあーんどリカバリ HN おいろん.
DBバックアップあーんどリカバリ HN おいろん.
オンライン英単語・リスニング 学習ソフト 佐々木研究室 N02k1114 北隅 麻実.
情報学部情報社会学科 湯浦研究室4年 7081-1095 山口 武紘
ビジネスパターンに基づく クラウドシステムのサービスレベル設計
DEBUT集計機能の概要.
稚内北星学園大学 情報メディア学部 助教授 安藤 友晴
Webサイト運営 09fi118 橋倉伶奈 09fi131 本間昂 09fi137 三上早紀.
高専間教育素材共有システム (教育素材の登録)
SMSを利用した コミュニケーションシステムの開発
情報系大学生の将来目標に関する 情報共有システムの構築と活性化方法
研究室入退室システムの評価 学校に来なくても卒論は進むのか?
卒業論文 最終発表 WWW情報検索 ナビゲーションシステムの設計と実装
個体識別番号を登録しないとSNSを使えなくする
Webを利用した授業支援システムの開発 北海道工業大学 電気電子工学科 H 渋谷 俊彦.
聴き比べに特化した 音楽の鑑賞と知識学習のための Webアプリケーション
ユビキタス環境における コミュニケーション・ツール選択支援機構の提案
平成22年度に実施を予定するインターネットを 用いた研修システムによる研修 ライブ配信受講手順書
卒業研究 先輩の経験談に基づいた就職活動の目標管理方法
キャリア知識ベースを用いた 情報系学生の学習目標管理システム
一般常識・時事問題 ソフトウェア開発 佐々木研究室 05k1104 内田あさこ.
PlanetLab における 効率的な近隣サーバ選択法
サーバ構成と運用 ここから私林がサーバ構成と運用について話します.
(B2) 親: minami, kazuki 多様な認証機器に対応する 認証システム (B2) 親: minami, kazuki.
学生の相互評価を用いた モデリング演習支援システム
データベース設計 データベース設計 第0回 オリエンテーション 坂口利裕.
2016年度秋期 成果発表会 2016年11月25日 大阪開発センター 技術一部 畑中 龍樹.
サーバ負荷分散におけるOpenFlowを用いた省電力法
練習問題アイテムバンクの開発研究 ~再生形式~
社内 本 人 委託先 提供先 委託元 委託先 ①社内での取得 ①社内での取得 ③移送・送信 ④入力 ②社外での取得 ⑤利用・加工 ⑥提供
2016年11月25日 大阪開発センター 技術1部 深田 健太 アプライアンス&デジタルソリューション株式会社
情報の収集と共有 第3章 3節  ネットワーク社会のルールとマナー 2 情報の安全性確保 p68~p71.
DNSトラフィックに着目したボット検出手法の検討
思考支援ツールを用いた 情報処理技術知識の学習方式
情報工学部 情報工学科 石原研究室 11A1021 重永 実沙希
2009年度卒業論文発表 CDNコンテンツサーバの動的負荷分散
システム演習B課題演習報告 森山了一(鈴木研究室)
技術参照モデルとシステム要件定義 に関する学習システム
学生の相互評価を用いた モデリング支援システムの開発
TIME SIGNAL: 集合知を利用した赤信号点灯時間の取得手法
エピソード記憶に訴えるBookmarkless Bookmarkの実現
文例の赤枠の箇所を、貴社の内容に変更してご使用ください。
IDSとFirewallの連携によるネットワーク構築
岩手県立大学ソフトウエア情報学部 3年 鈴木研究室所属 井ノ上 憲司
教育情報共有化促進モデル事業報告 中学校数学 平成16年1月31日 岐阜県 学習システム研究会「楽しく学ぶ数学部会」
クラスタリングを用いた ベイズ学習モデルを動的に更新する ソフトウェア障害検知手法
別紙1「標準業務フロー」.
知識ベースの試作計画 ●●●研究所 ●●●技術部 稲本□□ 1997年1月.
一問一答式クイズAQuAsにおける学習支援の方法
ベイジアンネットワークと クラスタリング手法を用いたWeb障害検知システムの開発
オープンデータ流通推進コンソーシアム 情報流通連携基盤・外部仕様書 (平成24年度版) Call for Comment結果報告
モバイル用マイページマニュアル 本マニュアルでは モバイル用マイページ(スマートフォン用) の基本的なご利用方法をご案内いたします。
P2Pによる協調学習システム 唐澤 信介   北海道工業大学 電気工学専攻.
岩手県立大学ソフトウエア情報学部 3年 鈴木研究室所属 井ノ上 憲司
Presentation transcript:

技術参照モデルとシステム要件定義 に関する学習システム         湯浦研究室 7091-0036 齋田芽久美 2018/11/7

目次 1.背景と目的 2.学習方法とシステム構成 3.本システムを用いた学習実験 4.学習結果まとめ 5.評価 6.結論 7.今後の展望と課題 2018/11/7

1.背景と目的(背景)1/4 × 技術・業務知識 (TRMで補う) 要件定義を 行う経験 要件定義が難しい! (システム調達のときの)   要件定義が難しい! 技術・業務知識 (TRMで補う) 要件定義を 行う経験 2018/11/7

1.背景と目的(背景)2/4 企業内 被災地自治体 ネットワーク 自治体 外部公開用 Webサーバ FW プロキシサーバ L2スイッチ ロードバランサ 外部公開用 Webサーバ プロキシサーバ L2スイッチ ・運用管理 ・ウイルス対策/管理 ・認証 ・バックアップ用 ・データベース       etc・・・ サーバ 2018/11/7

1.背景と目的(背景)3/4 TRM参考ページ (全体アーキテクチャ) ●物品調達パターン ●調達単位の考え方 ●物理構成モデル ●各技術の説明 P26~p31 P175~176 2018/11/7

1.背景と目的(背景)4/4 × 注目!! 技術・業務知識 (TRMで補う) 要件定義を 行う経験 (システム調達のときの)   (システム調達のときの)   要件定義が難しい! 注目!! 技術・業務知識 (TRMで補う) 要件定義を 行う経験 TRMについて説明書くべき?口頭でよい? 2018/11/7

1.背景と目的(目的) 要件定義を行う経験を積む 要件定義学習システムの提案 要件定義の入門的学習 情報系の学生、企業の新入社員 対象者 システムの対象となる人たち システム化方針のようなもの 要件定義の入門的学習 2018/11/7

ストレスを感じることなく学習することができる 2.学習方法とシステム構成(学習方法)1/2 工夫 ●細かく区切りながら学習する ●ヒントを多用する ●TRM該当部分をすぐに見ることができる ●学習内容を軽くすることによって、短時間で学習できる ●難しい言い回しは使用しない ストレスを感じることなく学習することができる 2018/11/7

2.学習方法とシステム構成(学習方法)2/2 ログインする (新規登録する) 項目説明を読む 調達仕様書作成画面を読む ヒントやTRMを 元に空欄に解答 実際にデモ動画載せる?杉山先生一人だから実機を渡せば良い? 作成ボタンを 押し次の項目へ 2018/11/7

学習者はTRMを参照しながら要件定義を行い 2.学習方法とシステム構成(システム構成) 学習者はTRMを参照しながら要件定義を行い 調達仕様書を作成する 学習記録DB ユーザ認証 調達仕様書 作成支援 TRM参照 学習者 TRM iPad Mac 要件定義学習システム 2018/11/7

3.本システムを用いた学習実験 静岡大学情報学部3、4年生の計9名 学習後に理解度チェックとアンケートの実施 2018/11/7

4.学習結果まとめ1/2 各実験参加者の所要時間と理解度チェックテスト正答数のまとめ ※空欄箇所の穴埋めは全参加者が全問正解 60 34 実験参加者タイプ A B C D 所要時間(単位:分) 60 34 39 32 40 38 56 61 63 理解度チェックテスト正答数(全11問中) 4 9 6 11 5 ※空欄箇所の穴埋めは全参加者が全問正解 2018/11/7

4.学習結果まとめ(アンケート)2/2 原因、手段、結果が入り乱れてる…統一後。項目数がかなり減った。 N=9 2018/11/7

5.評価(TRM/教育関係者) ●実務面での有用性 ●様々な調達仕様書作成の必要性 官庁、公共団体、民間企業では要件定義に苦労しており、  官庁、公共団体、民間企業では要件定義に苦労しており、 本システムはわかりやすく、すぐに生かせる教材になり得る ●様々な調達仕様書作成の必要性  ネットワークと業務システムの同時調達やパッケージベース の調達など、現実に即した調達仕様書の作成が必要である 2018/11/7

6.結論 要件定義の経験を積むための 学習システムの開発 学習は容易であるが知識定着率が低い 知識を取得してもらうために 学習者ごとに方法を変えることが必要 2018/11/7

7.今後の展望と課題 ●学習者ごとによるレベル分け ●繰り返し学習を行える工夫 ●Webアプリへの発展 ●TRM対象外部分への対応 機能拡大 2018/11/7

ご清聴ありがとうございました 2018/11/7