ロータリーにおける国際奉仕と、 ロータリー財団の取り組み ロータリーにおける国際奉仕と、　　　　ロータリー財団の取り組み

恒久の世界平和 国際奉仕 国際的親睦 人道的援助 世界的親交によって国際間 の理解と親善と平和を推進 世界的親交によって国際間　の理解と親善と平和を推進 人道的援助 途上国に対する飢餓・貧困・疾病・教育等の国際的援助活動 国際奉仕とは、世界中でロータリーの人道的な活動を広げ、世界理解と平和を推進する活動を含みます。 近年、発展途上国に対する人道的奉仕活動という新しい地域社会からのニーズによって、国際奉仕活動に新しい流れが生まれてきました。 その一つは従来からの国際奉仕の目的であるロータリアンの世界的親交によって国際間の理解と親善と平和を推進する活動であり、その具体的な活動としてロータリー友情交換、ロータリー親睦活動(現在のグローバル・ネットワーク)、国際青少年交換などが挙げられます。 もう一つの流れは、人道的奉仕活動として、途上国に対する飢餓・貧困・疾病・教育等の国際的援助活動です。 世界社会奉仕の活動によって飢餓や貧困が原因となる国際紛争を抑止することが可能ならば、この活動も究極的には恒久の世界平和につながると考えられます。 恒久の世界平和

ロータリアンのあいだに、また、一般の人々のあいだに理解と善意をはぐくむことが、ロータリーの国際奉仕の明確な任務である 国際奉仕の目的 ロータリアンのあいだに、また、一般の人々のあいだに理解と善意をはぐくむことが、ロータリーの国際奉仕の明確な任務である

我国では、米山記念奨学会も素晴らしい国際奉仕事業である 国際奉仕の基本方針 国際奉仕は、概念上、次のような四つの一般的分野に分類できる： 1.世界社会奉仕プログラム→2010理事会決定により中止 2.国際的教育と文化交流活動 3.特別な国際デーや国際週間・月間と催し 4.国際的な会合 我国では、米山記念奨学会も素晴らしい国際奉仕事業である

初期のロータリーには今日考えられるような人道的奉仕活動を主体にした国際奉仕の概念はなかった（会員の事業上の利益の促進.会員同士の親睦） 国際奉仕活動の歴史的経緯① 初期のロータリーには今日考えられるような人道的奉仕活動を主体にした国際奉仕の概念はなかった（会員の事業上の利益の促進.会員同士の親睦） アメリカ以外にロータリーが拡大（1911） ロータリアン同士やロータリアン子弟の相互訪問 1914年　第一次世界大戦が勃発 避難民に対する物資援助・傷病兵に対する慰問など 地区

1917年 アーチ・クランフ 第26代大統領ルーズベルト 国際奉仕活動の歴史的経緯② 1917年　アーチ・クランフ 「ロータリーが基金をつくり、全世界的な規模で、慈善、教育、その他、社会奉仕の分野で、何かよいことをしようではないか」 「アーチ・クランフ基金」の設立が採択→　ロータリー財団 第26代大統領ルーズベルト 「国と国との利害があい反し、意見が食い違った時には、いかなる同盟や条約があっても、友好的な関係を保つことはできない。お互いの国民が理解と共感を持ってさえいれば、両国政府間の同盟など不必要である。ロータリーを組織するような人々の交流は、確実に相互理解を深めるに違いない。」

1921年 エジンバラ国際大会 1922年 ロスアンゼルス国際大会 国際奉仕活動の歴史的経緯③ 1921年　エジンバラ国際大会 「奉仕というロータリーの理想に結束した職業人の世界的友好による理解、善意および国際的平和の増進」という国際奉仕の考え方が発表 1922年　ロスアンゼルス国際大会 綱領の第6項目として正式に明文化されました。

世界平和を願うロータリアンの努力も空しく、第二次世界大戦が勃発して、日本、ドイツ、イタリアなどのロータリークラブが解散 国際奉仕活動の歴史的経緯④ 世界平和を願うロータリアンの努力も空しく、第二次世界大戦が勃発して、日本、ドイツ、イタリアなどのロータリークラブが解散 日本ではクラブの名称を変えながら例会が続けられる 終戦後直ちに活動が再開 世界平和を実現するために、ロータリーが深く関与した特筆すべき活動 国連憲章の原案作製に49 名のロータリアンが参加したと言われている

1966 年、RI はWCS 活動に対する例外的措置として、財政的援助要請の制限条項［決議 29-12］を撤廃して、金銭的援助を可能とする 国際奉仕活動の歴史的経緯⑤ 1966 年、RI はWCS 活動に対する例外的措置として、財政的援助要請の制限条項［決議 29-12］を撤廃して、金銭的援助を可能とする 技術供与やマンパワーの提供のみでは実効の上がらない国際奉仕活動に、全世界のロータリアンからの財政的援助を加えることで、大規模なWCSプロジェクトを可能にした反面、お金を出すという行為が、ロータリーの奉仕活動として認められる

人道的奉仕活動として、途上国に対する飢餓・貧困・疾病・教育等の国際的援助活動 国際奉仕活動の新しい流れ 国際奉仕の目的であるロータリアンの世界的親交によって国際間の理解と親善と平和を推進する活動 国際青少年交換など従来からの活動 人道的奉仕活動として、途上国に対する飢餓・貧困・疾病・教育等の国際的援助活動 世界社会奉仕の活動によって飢餓や貧困が原因となる国際紛争を抑止することが可能ならば、この活動も究極的には恒久の世界平和につながる

ロータリーの社会奉仕の原則は地域社会のニーズに基づいた活動をすること WCSプロジェクト世界社会奉仕 ロータリーの社会奉仕の原則は地域社会のニーズに基づいた活動をすること 地域社会のニーズがあれば、その地域のロータリークラブが社会奉仕活動として実践しなければならない 発展途上国や開発途上国では国や行政がそのニーズを満たすことができないし、ロータリークラブもマンパワーや資金の制約で奉仕活動の実践が不可能の場合、その援助を外国の地区やクラブに求めることができる→世界社会奉仕

人道的援助活動を実践するためにはその資金を調達しなくてはならない ロータリー財団 人道的援助活動を実践するためにはその資金を調達しなくてはならない 原資となる資金はまずロータリアン個人やクラブが提供しなければならないが、ロータリー財団からの補助金をそれに加えるとさらに大きなプロジェクトを実施することが可能になる 地区

セッション1： クラブ・ロータリー財団委員会 役割と責務

クラブ・ロータリー財団委員会の役割を 理解する 研修目的 ロータリー財団の補助金について 理解する クラブ・ロータリー財団委員会の役割を 理解する ロータリーとロータリー・クラブにとって、ロータリー財団が重要な理由は何ですか。 この中で、ロータリー財団委員会の委員を務めたことのある方はいらっしゃいますか。 経験から学んだことのうち、最も重要なことは何でしたか。 地区協議会 | 14

クラブの財団目標を達成できるよう、 委員会の目標を立てる クラブ会員向けに財団に関する研修を行う 財団への寄付をクラブ会員に奨励する 責務 クラブの財団目標を達成できるよう、 委員会の目標を立てる クラブ会員向けに財団に関する研修を行う 財団への寄付をクラブ会員に奨励する クラブが補助金を受領する資格認定を 受けられるようにする 財団の目標をクラブ会員に伝える ロータリー財団に関して、クラブ会員をどのように教育できますか。 　• 例会で、財団に関するプログラムを計画する。ポリオ・プラス全国予防接種日、ロータリー財団補助金、ロータリー平和センターについて等。 • クラブ週報に「ロータリー財団考」を掲載する。 • 財団のセミナーやその他の行事に会員を登録させる 地区協議会 | 15

財団活動 地区協議会 | 16 ロータリー財団のどの活動に参加したことがありますか。 また、参加経験から得られたことは何ですか。 キーポイント • ロータリアンは以下のような財団活動に参加することができます。 o ロータリー財団補助金 o ポリオ・プラス o ロータリー平和センター 地区協議会 | 16

新地区補助金 グローバル補助金 パッケージ・グラント 3種類の補助金 地区協議会 | 17 •補助金には3つの種類があります。 o 新地区補助金は、地区に一括して支払われる補助金で、地元や海外で実施される小規模なプロジェクトの支援に使用できます。地区は、当該年度に利用可能な地区財団活動資金（DDF）の50％までを本補助金として申請することができ　　ます。この補助金は、ロータリー財団は関与せず、地区が管理するものです。 o グローバル補助金は、6つの重点分野のいずれかにおいて、持続可能で大きな成果をもたらす大規模プロジェクトに使用できるものです。この補助金はこれまでのシステムと同じような方法で、財団が管理を行います。 o パッケージ・グラントは、重点分野において、ロータリー財団と戦略パートナーにより既に設定された枠組みでプロジェクトに取り組むものです。 • ポリオ・プラスとロータリー平和センターに関して変更はありません。 地区協議会 | 17

重点分野 • 財団管理委員会は、ロータリアンが世界各地で既に取り組んでいる主要な人道的問題やニーズを反映し、重点分野を特定しました。 • ロータリーの重点分野： o 平和と紛争予防／紛争解決 o 疾病予防と治療 o 水と衛生 o 母子の健康 o 基本的教育と識字率向上 o 経済と地域社会の発展 地区協議会 | 18

徹底したプロジェクトの監督を行う 財務管理の手続きを定める 資金の不適切な使用について 報告する 承認された通りにプロジェクトを 実施する 資金管理 徹底したプロジェクトの監督を行う 財務管理の手続きを定める 資金の不適切な使用について 報告する 承認された通りにプロジェクトを 実施する 完全な報告書を提出する ロータリー財団の資金を適切に管理するにはどうしたらよいでしょうか。 クラブの覚書を実行するために、クラブはどのような手順を 踏みましたか。 皆さんのクラブは、どのように年次基金目標を設定しますか。 回答例 • クラブの寄付履歴を調べ、達成可能で、目指しがいのある目標を設定する。 • クラブがどの財団活動に参加したいかを決め、その費用にあてることができるよう、年次基金目標を設定する。 クラブの年次基金目標を達成するために、どのような支援ができるでしょうか。 毎年あなたも100ドルを キーポイント • 年次基金目標の達成に向けて、委員会が行うべきこと o すべてのロータリアンが、毎年、財団の年次基金に寄付を行うよう奨励する。 o ロータリー財団へ寄付を行ったロータリアンに感謝の意を表す。 o なぜ寄付をしようと思ったのか、その理由を寄付者に話してもらう。 地区協議会 | 19

クラブ・ロータリー財団委員会の役割を 理解する 研修目的 ロータリー財団の補助金について 理解する クラブ・ロータリー財団委員会の役割を 理解する 地区協議会 | 20

セッション2： クラブ・ロータリー財団委員会 目標の設定

1. ポリオを撲滅する。いまこそ目標を達成しよう。 2. 継続的な寄付を通して、ロータリー独自かつ唯一の慈善事業を支援する 2014-15年度ロータリー財団（本部）目標 1. ポリオを撲滅する。いまこそ目標を達成しよう。 2. 継続的な寄付を通して、ロータリー独自かつ唯一の慈善事業を支援する 3. 持続可能な教育的・人道的プロジェクトに参加することで、新しい補助金プログラムの発展を確かなものとする。 4. ロータリー平和センター・プログラムの推進と広報を通して、世界理解、親善、平和を育む。 5. ロータリー財団の未来の健全性は自分たちにかかっていることを強調する。

2014-15年度地区ロータリー財団委員会目標 1. 会員一人当たり150ドル/年の年次基金寄付 2. 恒久基金/大口寄付のレベル１として5〜10口 レベル１（1万ドル） 3. ロータリーカードの推進 4. 寄付0クラブをなくす

活動方針 1. 2014-15年度、ロータリー財団目標、地区ロータリー財団委員会目標達成 2. 地区補助金（DG）の啓蒙と、活用について各クラブのお手伝いをする。 3. グローバル補助金（GG）の啓蒙と、地区内グローバル補助金事業の発掘及び申請のお手伝いをする。 4. ロータリー財団セミナー、補助金セミナーの区画運営を行う 5. 広く会員の皆さんにロータリー財団について理解していただくよう啓蒙活動を行う。 6. 補助金委員会・資金管理委員会・資金推進委員会・ポリオプラス委員会それぞれが活発の活動を行い、当地区の発展に寄与する。

•クラブ・ロータリー財団委員会関連のリソース • クラブ・ロータリー財団委員会関連のリソース www.rotary.org/ja 毎年あなたも100ドルを［クラブ・サクセス・キット］ ロータリー財団申請手続早見用手引き 手続要覧 RIカタログまたはshop.rotary.org ロータリーの友 ロータリークラブ・セントラル

クラブの戦略計画を支援する目標を 設定する 目標達成に役立つリソースを確認する 研修目的 クラブの戦略計画を支援する目標を 設定する 目標達成に役立つリソースを確認する 地区協議会 | 26

地区協議会での討議事項 クラブ・ロータリー財団委員会の責務は何でしょうか。また、委員長の責務は何でしょうか。 委員会はクラブの戦略計画をどのように支えることができますか。 ロータリー財団への寄付を、どのように会員に奨励できるでしょうか。 ロータリー財団について会員を教育する方法にはどのようなものがありますか。 委員が任務を遂行できるよう、どのように支援しますか。 委員会の長期的目標と年度目標は何ですか。

ありがとうございました