オリエンテーション 【演習】 ー情報の収集とチームプレイの基本ー 1日目 10:25

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のぞむさんの休日 ある天気のいい土曜日の午後のことです。のぞむさんは行動援護 事業所のヘルパーと一緒に路線バスに乗って15分くらいのところ にある大学構内に散歩に出かけました。 あまり人のいない静かな構内の散歩道を歩き、学生食堂前にある 自動販売機でジュースと小さなお菓子を買う。乗り物好きで食べ ることも大好きなのぞむさんの、休日のささやかな楽しみです。
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オリエンテーション 【演習】 ー情報の収集とチームプレイの基本ー 1日目 10:25 これから、【演習】オリエンテーション ー情報の収集とチームプレイの基本ー をはじめます。

演習のねらい この時間は、グループ活動が円滑に進むよう、簡単な課題に取り組み、意見交換がしやすいチーム作りを行なうことを目的とします。合わせて、今後実施する演習の進め方について、体験を通し、予行練習を行います。 【ポイント】 チームの各メンバーの人柄をお互いに理解する チーム内で意見交換がしやすい雰囲気作りを行う 演習の基本的な進め方を、体験を通して学ぶ 演習のねらいです。スライドを読みます。 この時間は、グループ活動が円滑に進むよう、簡単な課題に取り組み、意見交換がしやすいチーム作りを行なうことを目的とします。合わせて、今後実施する演習の進め方について、体験を通し、予行練習を行います。 演習のポイントは3つです。  ① チームの各メンバーの人柄をお互いに理解すること  ② チーム内で意見交換がしやすい雰囲気作りを行うこと  ③ 演習の基本的な進め方を、体験を通して学ぶこと

演習の流れ 演習①:視覚的情報だけでペアの相手の人物像を推理する 演習②:聞き取りにより、演習①の情報を修正する 〔ペア〕 演習① 推理の課題 5分 〔ペア〕 演習② 聞き取り修正 10分 〔グループ〕 ディスカッション 25分 発表 まとめ 15分 演習の説明 5分 次にこの演習の構成を、簡単に紹介します。 今行っている「演習の説明」が5分。 その後、「演習①」、「演習②」、「ディスカッション」、「発表・まとめ」のとなっています。 演習①は、視覚的情報だけでペアの相手の人物像を推理します。時間は5分間。 演習②は、推理した内容を、相手から直接聞き取りを行って、演習①の情報を修正します。時間は10分間。 今、机に6人ずつ座っていますが、その6人を1グループとして、演習②の後、グループでディスカッションをします。 3つのテーマについて。時間は25分間です。 そして、いくつかのグループにディスカッションの内容を発表して頂き、最後に演習のまとめを行います。 演習①:視覚的情報だけでペアの相手の人物像を推理する 演習②:聞き取りにより、演習①の情報を修正する

演習①|推理の課題 ペアを作ります 名札の番号を確認して下さい ①と③ ②と④ ⑤と⑥ 各グループの3つのペアを作って下さい ①と③   ②と④   ⑤と⑥   各グループの3つのペアを作って下さい ペア同士が正対するように座って下さい 合図の後、5分間、ペアを組んだ相手が「どんな人物であるか」を想像して 下さい。 一言もしゃべらず、視覚的な手がかり(観察)だけで想像して下さい。 なお、その印象については、オリエンテーションシートの、「第一印象」の欄に 書き込んで下さい 演習①をはじめます。 はじめにペアを作ります。 名札の番号を確認してください(①と③、②と④、⑤と⑥)。 ペア同士が向かい合うように座ってください。 合図の後、5分間、ペアを組んだ相手が「どんな人物であるか」を想像して下さい。 一言もしゃべらず、視覚的な手がかりだけで想像して下さい。一言もしゃべってはダメです。 相手の印象については、オリエンテーションシートの、「第一印象」の欄に書き込んで下さい もう一度言います。一言もしゃべってはダメです。相手をジ~ッと見て、想像してください。 それでは始めてください。 (5分経過)はい、止めてください。 ・・・ ・・・

演習②|聞き取り修正 演習①の推理が合っていたかどうか、ペア同士でお互いに質問しながら確 認します 最初に①②⑤の人が③④⑥の人に質問をし、答え合わせをします。時間 は5分間です 次に、 ③④⑥の人が①②⑤の人に質問をし、答え合わせをします。時間 は5分間です 質問で聞き取った情報は、簡潔にシートの「聞き取り」欄に記載し、その人 の紹介ができるよう準備して下さい これから演習②を行います。 演習②は、演習①で推理した内容が合っていたかどうか、ペア同士でお互いに質問しながら確認をします。 名札に番号がふってあります。各自確認してください。 最初に①②⑤の人が③④⑥の人に質問をし、答え合わせをします。時間は5分間です。 次に、③④⑥の人が①②⑤の人に質問をし、答え合わせをします。時間は5分間です。 質問で聞き取った情報は、簡潔にシートの「聞き取り」欄に記載し、グループ内でその人の紹介ができるよう準備しておいて下さい。 はじめは①②⑤の人から、③④⑥の人への答え合わせです。時間は5分間です。それでは始めてください。 (5分経過)やめてください。 今度は、③④⑥の人から①②⑤の人への答え合わせです。時間は5分間です。それでは始めてください。 ◯☓△◯●■ ▲☓☓■◯◎ ■◯☓☓▲◯ ・・・・・ ◯☓△◯●■ ▲☓☓■◯◎ ■◯☓☓▲◯ ・・・・・

ディスカッション グループ単位でディスカッションを行います 「司会」は①、「記録」②は、「発表」③が行います。 ①から順番に、ペアの相手を紹介して下さい(他己紹介)。 制限時間 は2分です。司会者はタイムキープしてください すべてのメンバーの他己紹介が終わったら、下の3つのテーマにそってディス カッションして下さい。司会者はしっかりと3つのテーマすべての意見交換が 出きるよう進行に気を配って下さい。「記録者」はディスカッションの内容を 要約筆記し、「発表者」は発表できる準備をしてください。 ここからは、グループでのディスカッションになります。 「司会」は①、「記録」②は、「発表」③が行います。 (以下、スライドの通り) ※テーマまで説明後。 時間は25分間です。●●:●●までがディスカッションの時間になります。司会者はしっかりとタイムキープをお願いします。 それでは始めてください。 (25分経過)それはやめてください。 テーマ 第一印象で容易に想像できた項目と、難しかった項目の特徴 第一印象が難しい項目を当てた人の着眼点は 第一印象が容易な項目を外した人の着眼点は

発表 2~3のグループに発表してもらいます。 発表する内容 第一印象で容易に想像できた項目と、難しかった項目の特徴 第一印象が難しい項目を当てた人の着眼点は 第一印象が容易な項目を外した人の着眼点は 2~3のグループに発表してもらいます。 発表する内容は・・・(以下、スライド同様)。 それでは発表をお願いします。(時間によって、2~3のグループに発表してもらう)

まとめ①|演習の進め方 この研修における演習は、原則この流れで進めます 演習の説明 → 演習(何らかの課題)実施 →     演習の説明 → 演習(何らかの課題)実施 →           グループディスカッション → 発表とまとめ グループで演習を進めるにあたっての注意点は、 時間厳守 演習の説明で内容をしっかり理解する 役割を明確に(司会、記録、発表等) グループディスカッションは、テーマに沿って グループディスカッションは積極的に 司会者はタイムキープしながら、グループ全員の意見を引き出すよう努 力して下さい ディスカッションは、テキストに記された「テーマ」についてグループ内で意 見交換するものです(自由な討論ではありません) 記録者は要約筆記を行い、発表者にディスカッションの要旨を的確に 伝えて下さい それでは、演習のまとめに入ります。 まとめ① 演習の進め方です。読みます(本研修の演習で共通する流れ、進め方を説明)。

まとめ②|情報の収集 私たちは、視覚的な手がかり(容姿・身なり・持ち物・動作等)だけでも、 これまでの人生経験等を参考に、それなりの情報収集と解釈を行っている。 つまり、日常的にアセスメントしています。 アセスメントは、何らかの経験や知識を元に、仮説を立て、事実としての (客観的な)情報を整理・解釈する過程でもあることを、短い時間の演習 で実感してもらいました。 しかし、わずかな、偏った情報を元にしたアセスメントには、思い込みによる間 違った解釈がたくさんあることも経験出来たと思います。 お互い、聞き取りを行うことで、誤りを修正できたと思います。 経験が少なく、専門的な勉強をされてこなかった人にとって、強度行動障害 のある人の日常的な振る舞いについて、誤った解釈をたくさんしてしまいます。 視覚的手がかりだけでその人の人柄すべてを想像するようなものです。 強度行動障害のある人の日常的な振る舞いには、その障害特性に何らか の原因があり、そして周囲の環境づくりの失敗があるのです。演習の聞き取 りで誤りを修正したように、この研修で、強度行動障害のある人の日常的な 振る舞いに関する、このような背景について学んで下さい。 まとめ②です。情報の収集について。 (以下、スライド同様)