ペルー経済の特徴 -2015年の生産量で,銀が世界2位,銅,亜鉛が3位,鉛,錫が4位,金が6位。 ○定着した民主主義 ○自由・開放的な対外経済政策 -FTA先進国:18の国・地域と締結。ペルー貿易総額の90%をカバー(2015年)。 -アジア太平洋地域の戦略的パートナー:APEC加盟,TPP参加国。太平洋同盟 の中央に位置。 ○堅調なマクロ経済 -経済成長率は2015年までの過去10年間で平均5.9%(2015年は3.2%)。 -インフレ率は2015年までの過去10年間で平均3.1%(2015年は3.6%)。 -外貨準備高は対外債務残高に匹敵。なお,対外債務残高はGDP比35.5%。 -大手格付け会社の評価:A3(Moody’s),中南米でチリに次いで2位(メキシコと 同順位)。 ○魅力的な市場 -安定した社会。人口(3149万人)も大きく,市場として魅力的。今後も発展が 期待できる。 ○首都リマは中南米のゲートウェイ: 太平洋岸の都市で最大の人口(990万人) ○世界有数の資源国(特に非鉄金属) -2015年の生産量で,銀が世界2位,銅,亜鉛が3位,鉛,錫が4位,金が6位。 1
クチンスキー政権の主な方針 ○アジア太平洋地域,中南米域内及び隣国との関係強化 ○自由・開放的な対外経済政策を堅持 ○アジア太平洋地域,中南米域内及び隣国との関係強化 ○自由・開放的な対外経済政策を堅持 -TPP等,更なる自由貿易協定の締結に積極的。明年はインド及びインドネ シアとのFTA交渉開始を予定。太平洋同盟を重視。 ○インフラ整備・投資促進 -空港,港湾,道路,鉄道(リマ・メトロや近郊鉄道),ガス・パイプラインを優先。 -投資の障害撤去と迅速化,行政手続きの簡素化,複数年投資計画の策定, 投資促進庁の強化。 *特に近郊鉄道等インフラ分野,鉱山開発への投資において日本のプレゼンス 拡大を期待。 ○経済の再活性化とフォーマル化 ー年平均5%以上の経済成長,財政赤字は2021年に対GDP比1%を目標 (経済成長率は2016年が4.0%,2017年が4.5%と予想,財政赤字(対G DP比)は2015年が2.1%。2016年は3.2%と予想) ー税制改革(一般売上税の1%引き下げや課税対象の拡大,中小企業優遇) ○2021年までのOECD加盟 2
経済関係促進に向けた当館の基本方針 ○2016年の安倍総理公式訪問をはじめとする多数の我が国要人訪問の成果の ○2016年の安倍総理公式訪問をはじめとする多数の我が国要人訪問の成果の 上に立って,経済関係の強化,特に日本企業の進出促進に重点を置く。 ○租税条約の締結に向けた協議が早期に進展するように努める。 ○OECDの高いスタンダードを目指すペルー政府の政策改革努力を支援する。 ○日本からペルーへ,およびペルーから日本への新規輸出品目が増えるよう努め る。 ○日本企業への積極的な情報提供を行う。 3